おいしい巨峰で指示薬づくり
酸性とかアルカリ性って知ってますか?
水(水溶液)の中には水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH−)というものがあります。
水素イオンが多ければ酸性、水酸化物イオンが多ければアルカリ性、どちらもなければ中性といいます。
それでは酸性かアルカリ性かを調べるのには?
調べるための薬を「指示薬」といいます。身近なもので美味しくこの指示薬を作ってみましょう!
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- 準備物
- 巨峰の皮
- ビーカー(1L、小さな鍋でも可)
- アルコールランプ(ガスコンロでも可)
- 作り方
- 巨峰の中身を食べます。
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食べた後の皮をビーカーに入れて、水を足してアルコールランプで熱します。
水は、中の皮が隠れるぐらい入れます。
- 紫色になったら、火を消して中の液だけ別の空のビーカーに移しかえます。
- ビーカーの口にラップをして冷蔵庫で保管しましょう。しばらくは、もちます。
- 使い方
- 使うときは、別のビーカーに適量をとり、スポイトで、調べる液に1滴ずつ加えていきます。
- 色の変わり方は写真のようにきれいな色になります。ぶどうの中では、巨峰の色がもっともあざやかでよいと思います。
豆知識
ぶどうを煮た液のむらさき色は、アントシアニンという色素です。
赤・青・むらさき色の花・葉・果実などの細胞液中に存在します。
秋、紅葉の原因の多くはこの色素の赤変によります。
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他にも100%の赤ぶどうジュースを使ってみたり、どくだみの葉っぱの赤いところを採ってきて煮てみたり、いろいろ作ってみてね!
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