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11月は久しぶりに施設見学を行います。今回はあの毛利さんが館長を務めている日本科学未来館です。 日本ではついこの間「はやぶさ」が無事帰還したり、根岸さんと鈴木さんがノーベル化学賞を受賞しました。日本の科学技術は相当なものです。 その一端を見てくることができたらいいなと思っています。 この活動は保護者の方も歓迎します。
9月活動 夏季宿泊活動事後学習会
9月12日(日)、教育文化センターで行われました。夏季合宿で集めた鉱物を菓子箱に整理したり、白雲母の性質を調べたり、偏光板を使った実験もしたね。
平地にも高山にもある大和撫子
運営委員 鈴 木 照 治
こうしてカワラナデシコは、今では細々と目立たないところで生命をつないでいるのだと思われます。 滅びてしまわずに、しぶとく生き残っているのを見つけるたびに、「大和撫子」の芯の強さを思わずにはいられません。 そして、この強靭な生命力のゆえに、低地から高山に到る向陽の荒地をを美しくかざってくれるのでしょう。 昔の人に愛された秋の七草のカワラナデシコを、庭の一隅に生かすゆとりがほしいものです。
金沢に行ってきました
副団長 石 井 幹 夫
80年前(昭和初期)の水道、いったいどうやって水を作っていたのでしょうか。 記念式典が行われた末浄水場では現在でもこの方法で水を作り続けています。その方法とは「緩速ろ過」です。 水道の浄水方法は大きく「緩速ろ過」と「急速ろ過」の2種類あります。藤沢などに配水する寒川浄水場では急速ろ過方式で浄水しています。 ○急速ろ過とは(三原市水道部HPより)
急速ろ過とは ○緩速ろ過とは(三原市水道部HPより) 細かな砂の層に1日4〜5mのゆっくりとした速さで水を通します。 ゆっくりと流すと砂層に存在する微生物の分解作用によって水の中の浮遊物などを取り除くことができます。また,同時に細菌やいやなにおいなども一緒に除去できます。 この方式は,自然で行われていることを人工的に再現しているものです。薬品を使わず,自然にやさしい浄水であり,おいしい水をつくることができます。 しかし,この方式は水をつくるのに時間がかかります。また,大きなろ過池が必要なため広大な土地を有することや,原水がきれいである必要があります。 このように、急速ろ過は化学の力(薬品)を使って原水をきれいにするのに対し、緩速ろ過は生物の力を借りています。
金沢市ではこの緩速ろ過で作った水道水を「金沢の水」と命名しペットボトルに詰めて販売しています (ペットボトルに詰めた水には塩素の殺菌の必要がなく、本当においしい水でした)。うたい文句は 「世界都市金沢」の自然・歴史・文化を育んだ犀川の流れ、 この聖なる白山に端を発する清れつな原水で製造された「緩速ろ過水」のまろやかな味わいをお楽しみください。 でした。 また、この末浄水場は平成22年2月、稼働中の水道施設としては全国で初めて国の名勝に指定されています。 もし金沢に行くチャンスがあったらちょっと立ち寄ってみるのも悪くないと思います。なお見学には予約が必要です。 そのときは「藤沢の石井に聞きました」と言っていただければスムーズに事が運ぶと思います。 参考
家族で挑戦!磐梯山頂。
(3班 Mi.H.、6班 Yu.H.)母・Yk.H.
夏季活動に参加したみんな!よくがんばりました。子供たちと一緒に登った先生方、本当にありがとうございました。 真夏の磐梯山登山は、本当に大変だったと思います。 私たち家族は、9月18日〜2泊3日で磐梯山と会津に行ってきました。磐梯山に登ったのは、二日目の19日で朝から少し曇っていました。 気温は20度前後で涼しく、登山には丁度よい気候でした。私たちも夏季活動のときと同じ、八方台から登りました。お花畑まで約2時間。 途中かなりきついところもありましたが、木々の切れ間から桧原湖や五色沼が見えたときは、その美しさ感動しました。 桧原湖は、明治時代の磐梯山の爆発のときに、川がせき止められてできた湖です。湖の形も谷間の地形そのもので、 湖面に木々が突き出していたりして、丸い猪苗代湖とは全く違った印象です。 爆発で山が吹き飛んで、しかも、あんなに大きな湖ができてしまうのだから、本当に自然の力は凄いと感じました。 弘法清水までの道中、子供たちは夏季活動の楽しかった思い出を沢山話してくれました。お花畑は、雲の中でした。 どうやら、主人は子供のころからの「雨男」だそうで、昨年の千畳敷も霧と雨でしたので、その力強さに苦笑いたしました。 弘法清水で少し休憩した後、1819mの磐梯山頂を目指しました。約40分位だったでしょうか、山頂に到着しました。 山頂は狭く、100人近い団員が一度に登るのは難しいと実感しました。山頂は相変わらず雲の中。 しかし、雲の切れ間から眼下に猪苗代湖と金色に輝く田んぼが広がっている景色が見えたときには、その雄大さに感動しました。 山頂は寒く、長袖にウインドブレーカーでも寒いくらいでした。20分くらい山頂にいましが、深い霧に覆われて爆裂火口を見ることはできませんでした。 下山。再びお花畑に着いたときには、なんと霧が晴れ、雄大な爆裂火口が目の前に広がっているではありませんか。 赤く大きな口をあけたような広大な火口原とその向こうに広がる桧原湖、五色沼を目に焼き付けました。山小屋でカップラーメンを食べ、下山しました。 子供たちは、私のリュックをかついでくれたり、手を貸してくれたり、その気遣いに感謝しながら必死で下りました。 途中で山小屋のご主人に追いつかれました。昨日から山小屋に一泊したそうで、3人交代で通っているそうです。 「さすが!」風のように私たちを抜かして行ってしまいました。 その日は、東山温泉に宿泊。登山の疲れを癒しました。 翌日は、白虎隊と会津藩の歴史に触れ、幕藩体制の中で会津藩の果たした役割や藩政改革についても考えました。 最後は、野口英世記念館に立ち寄り、やけどした左手の手術によって医学の道を歩むことになった英世の意志の強さ、 地道な研究と偉大な功績に心を洗われて帰路に着きました。 帰りは、東北道が渋滞しているようでしたので、常磐自動車道を通り、気がついたときには家の前でした。 思えば、日本には沢山の火山があります。火山は、地球の内側とつながっているような不思議な存在。身の回りの科学。奥深くて面白い。 ■お知らせ■
□原稿をください□
いつもお話ししていますが「かたつむり」では常時原稿をお待ちしています。 活動についてでもまったく違うことでも何でもいいのでぜひ原稿をお送りください。 もちろん保護者の方からでも大歓迎です。よろしくお願いします。
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