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かたつむり

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No.350   2011(平成23)1.8(Sat.) 藤沢市科学少年団

2月の活動   電気工作
      点灯タイマー
はんだごての製作(まだ作っていない人)


 明けましておめでとうございます。平成23年がスタートしました。 この年が団員の皆さんにとって良き年であるよう心よりお祈りいたします。
 さて、2月は恒例の電気工作です。楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。今年は「点灯タイマー」。 スイッチを押してから光るまでの時間を自由自在に変えられる優れものです。 また、入団一年目の人(まだはんだごてを作っていない人)は自分専用の「はんだごて」を組み立て、その使い方の練習をします。


  1. 日時
  2. 2月6日(日) 9:00〜14:00


    藤沢市立湘南台小学校の地図
  3. 会場
  4. 藤沢市立湘南台小学校
    小田急線湘南台駅東口徒歩10分
    初めて使う会場です。事前にしっかり調べて遅刻したりしないようにしましょう。


  5. 持ち物
  6. 弁当、水筒、上履き、帽子、名札、バインダー、筆記具
    【点灯タイマーを作る人】
    電気工作七つ道具「はんだごて、こて台(あれば)、ニッパ、ラジオペンチまたはピンセット、ドライバーセット、 カッターナイフ、黒の細書き油性ペン(ネームペンなど)」
    あれば電子メロディとクリップ付きリード線(5月活動で配ったもの)
    【はんだごてを作る人】
    ドライバーセット、カッターナイフ、ラジオペンチまたはピンセット
     
    こちらに、電気工作七つ道具の紹介があります。


  7. 欠席連絡
  8. 前日までは、石井自宅、
    当日は、事務局石井携帯まで、8:30〜50にお願いします。




12月活動 食品の科学 こんにゃく


 12月12日(日)、辻堂小学校をお借りしていそぎん恒例の「食品の科学」を行いました。 今年はこんにゃくに挑戦!おいしくできあがりましたか?

































この冬赤い実が目立つのは気のせいか
運営委員 鈴 木 照 治


センリョウ230105
■センリョウ230105
千両(今冬実が残る)
■千両(今冬実が残る)
マンリョウ230105
■マンリョウ230105
万両(今冬実が残る)
■万両(今冬実が残る)
 今年の冬は、赤い実が目立つように思います。「思います」では科学とは言えませんが、科学も最初は感覚から出発し、 事実の確認、仮設、実証を経て成立するので、この話、科学まで行き着くことが出来るかわかりませんが、まずは、お聞きください。 私の家のせまい庭に、千両と万両が多数あります。例年、1月になると赤い実はすっかりなくなります。鳥が食べてしまうからです。 近所でも網をかけたりして冬まで赤い実を守っているのが近年の風景です。 我が家もこの冬、12月に赤い実が付くと、半分は切り枝にして家に取り込みます。 そして庭に残る半分のその後を観察すると、なぜかいつまでも赤い実が残っているのです。今年は良く実をつけたナンテンの実もそのままです。 この冬とくに鳥が来なくなったわけではないのに、どうしてなのか不思議です。 例年と比べて、ヒヨドリとオナガはあまり見かけませんが、ムクドリの群れは見かけました。セグロセキレイが家の前の舗装道路によく現れます。 この冬の実の付き方が、例年より多かったのも確かです。秋には、山の木の実が今年は不作でクマが里に出てくるとニュースされました。 豊作になった我が家の木の実とくらべて、ますます疑問が大きくなります。これが我が家だけなら、近所の猫が見張っているからとか、 個別の事情によるものと解釈することも可能ですが、あちこち見る限りどこでもこの冬は赤い実がよく付いているのです。 そこで、出歩くたびに注意して観察すると、ますますその確信が深まりました。 かたつむり12月号では、まだこの冬のセンリョウ、マンリョウの撮影はできなかったので、1月現在の写真を載せます。 ヤブコウジ(十両)にも実が成りました。これらの植物はいずれも、昔から人家に近い森の中の日陰に、その命をつないできたものです。
 環境問題が取りざたされるたびに、ここ10年ぐらいは、「温暖化」ということばが、いつも出てきました。 そのため、「かたつむり」にも、温暖化にまつわる植物の様子を書き続けてきました。 近ごろは人々の会話にも「温暖化」がしばしば話題になり、多くの人に意識されるようになったと思われます。 それが、COP10を前にした一昨年あたりから、これからの環境問題のキーワードとして「生物多様性」がいわれるようになり、 昨年の環境サミットでは、これが温暖化同様、緊急の課題とされています。 そこでこの、生物多様性の何が、どう問題なのか、ということが、今ひとつわかりづらいのです。 絶滅危惧種の保護と生物資源流出禁止の2つが、具体的に問題とされているようですが、もっと身近な、 日々の生活に密着した生物多様性の理解とは何なのか、何が本質か、教育にたずさわる人にこの問題がどう把握されているのか、 気がかりなことです。
 トキやパンダ、沖縄のサンゴ礁の保護の問題、あるいは世界の一部の地域で問題になっていることが、テレビでは放送されていますが、 身近に起きていて、直接私たちが観察できることもいろいろあります。「かたつむり」に載せてきた私の寄稿も、これまで「温暖化」だったのを、 昨年春頃から、「多様性」に方向を変えています。興味のある方は、3月号あたりから読み返していただければ幸いです。

ヤブコウジ230105
■ヤブコウジ230105
藪柑子(十両)この冬の実
■藪柑子(十両)この冬の実
黄実千両
■黄実千両
白実万両
■白実万両



非常に遅くなりましたが夏季活動の感想です。すみません…
いそぎんちゃく M.I.


 あまりにも学校生活が忙しく、3回連続で活動を休むという、信じられない事が起こってしまいました…。1月こそは参加したいです。

 時には堂々と、時にはひっそりと、団員の皆さんのお手伝いするのがいそぎんちゃくの仕事です。 堂々とお手伝いしているのは 雑草を食べる会・夏季活動・食品の科学・星の観察 あたりでしょうか。
 夏季活動では主に天気図を担当しました。
 初めて天気図に触れた人はとにかく何か書けたならそれで十分だと思います。 これからの積み重ねできっときれいな天気図が書けるようになりますよ。上級生は各地の気象がすべて書き込めるようになりましたか? 前線は学校でも習うはずなので嫌でも悩まされることになるでしょう。 「天気図なんて将来使わないし」と思うかもしれませんが、教養ある大人は素敵に見えます。 自分のためと思って頑張ってみてください。(私も頑張ります…)
 教える側としての参加は想像以上に難しく、準備不足と手際の悪さがたたって何とも残念な講習会になってしまいました。すみません…。 わかりやすい説明のためには、正しい知識を身につけ、深く理解する必要があるようです。来年の課題ですね。

 学校との両立がつらくなってきましたが、私も「精神的に卒団できない人(笑)」のひとりとして今後もさりげなくお手伝いできれば、 と思います。
 ちなみに私のような人を「わるいおてほん」と言います。締切はきちんと守りましょう。



新「常用漢字表」
運営委員 道 上   定


 4月の異動・移動の時期を間近にしたいまごろ、話題になるのが地名や名まえの漢字。
 かなり前のことになるのですが、藤沢市では各地区で市民集会を行っていました。 地域の質問や提案を行政運営に生かそう、というものです。 「地名の片瀬のカタが漢字で二とおりあるのはおかしくないか。一つに統一すべきです。」と市民。 「さよう検討します」と理事者。結果は現状のとおり。

 たしかに片はもう一つあるのです。「鵠」沼も2種類、「辻」堂、「葛」原にも。このように正字・俗字そして誤字があります。 活字を使った印刷物に誤字は原則ありません。母字から作った活字は「康煕字典」体を基準にしているからです。誤字は手書きの時発生します。 公簿上の表記では戸籍簿が最たるものです。戸籍制度は明治のはじめに本格的にはじまったのですが、黎明期とはいえ、康煕字典はもとより、 満足な字引もそろっていない時代に、届けをする人も字をよく知らないのに、制度はできたのです。 届け出人も役人もあいまいな中で処理し、表記したのです。
 『康煕字典』は、中国の清・康煕帝のとき編纂された漢字字典。30人の学者が5年かけて1716年に完成。 厳密な書体と字の成り立ち、発音、典拠で4万字をのせています。 復刻の体裁で『標註訂正康煕字典』が1977年に講談社から発行されましたが、ただいま品切れとなっています。 「辻」がないぞ!だって。これは国字。国字と言うのは日本製の漢字。辷った!(=すべった)。これも国字の漢字なのです。 国字には音読みはなく、くんよみだけです。それにしても、辻も辷も雰囲気をよく伝えていますよね。 でも、よく見ると、点が1つと2つですよね。 一点しんにょう、二点しんにょうと二種類あって使い分けしてるようですが、わたしも根拠が分からんのです。
 ひらがなもカタカナも漢字の部品を拝借して生まれたわけで、その点大事にしなくてはいけません。


 ところで、人名用漢字についてはその誤字・俗字がたくさんあって一覧表ができているくらいだ。 わたなべさんの「辺」にあたる文字は50前後あるんじゃないか。さいとうさんの「斎」も多いのです。 厳密には公簿上の表記、戸籍上の表記に従うことになりますが、誤字・俗字の発端は基準がないまま、しかも手書きではじまった。 ですから一定の幅を行政も市民ももたなくてはなりません。「土」に点がつく苗字があり、しかも土の上だったり、あいだだったり・・・。 「点がないのは人格を傷つける」と言われた私はどうする。

 「常用漢字表」の前身である『当用漢字表」が割定されたのが1946年、あまり漢字が多いと負担になる、と制限色の強いものでした、 経済の高度成長と教育水準の高まりとで.漢字制限に不満がでて、「常用」となり、併せてワープロなどの漢字にまつわる周辺機器の急激な発達で、 個人で漢字を作字できるまでになりました。いいんだか、わるいいんだか。 ケ一タイまで行き着いて、押して、たたいて、なでて出す漢字になってきたのです。 05年3月、文部科学大臣が文化審議会に対して、『情報化時代に対応する漢字政策の在り方について』諮問。 5年かけて議論したのが、29年ぶりに改訂され去年11月30日内閣告示された今回の常用漢字表です。 「漢字使用の目安」ですが、漢字教育の基準ともなります。使用頻度の低い5字を削り、196文字を加えて全部で2136字。

 さて、ことしの干支は兎(うさぎ・卯)。 うさぎの絵を描いたり、卯の漢字を大きく書いたりして年賀状のうさぎがたくさん飛び交ったことでしょう。
 「卯」に「日」がのぼって「昴(すばる)」。六連れ星とも、そう、れっきとした日本語。この1月下旬の宵に南中するおうし座。 その中にあって地球からの距離は約410光年!遠いなあ。月までの距離は?
 あなたはお月さまに兎を求めますか、それとも昴の仲間たちに兎を探しますか?ほんの少し顔をあげて遠くをながめて見ましょう。 きっと向こうから笑顔となってかえって来るはずです。



電気工作七つ道具
運営委員  山 本 明 利

 2月の活動は「電気工作」です。電気工作にあると便利な道具をご紹介しましょう。

はんだごて
 電気工作では必ずはんだ付けをします。 はんだごては最も大切な道具です。 新入団員は「電気工作」の活動の時に、 はんだごてを自作しますから、自分で買う必要はありません。
科学少年団の団員なら必ず持っているツールです。
こて台
 熱くなったはんだごてを立てておくためのスタンド。 なくても何とかなりますが、安全と能率のためぜひそろえておきたい道具です。 ずっしりと重くて安定しているものがよいコテ台です。 スポンジは水で濡らしてこて先を冷やしたり、余分のはんだをぬぐったりします。
ニッパ
 コードを切断したり、部品のリード線を切り取ったりする道具。 ばね付きで自動的に開くものや、 刃のところに小さな穴があいていてコードむきに使えるものが便利です。 自分の手にあった大きさのものを選ぶとよいでしょう。百円ショップにあります。
ラジオペンチまたはピンセット
 ラジオペンチは先が細くなったペンチ。先が曲がっているものも便利です。 はんだ付けの時これで部品をつまむと指が熱くなりません。 リード線を曲げたりするのにも使います。 ピンセットでも代用できますが、両方あるとなお便利。 自分の手にあった大きさのものを選びましょう。百円ショップにあります。
ドライバーセット
 いわゆる「ネジまわし」です。 先が十字になったプラスドライバーと先が平らなマイナスドライバー、 それぞれの大小がセットになったものを一組持っているといいでしょう。 百円ショップにもありますが、 先がしっかりしたものでないとネジの溝を傷つけてしまいます。 使うときも必ずネジの溝に合うものを選んで使いましょう。
カッターナイフ
 他の工作にもよく使う、少年団の活動の必需品。 はさみとともにいつも持ち歩きたいもの。 電気工作では、コードのまわりのビニールをむくときや、 はみ出したはんだをけずりとるときなどに使います。 刃を長く出して使うのは折れやすいので危険です。 刃先を5ミリだけ出して使うのが正しい使い方です。
工具箱
 以上の道具や小物をまとめて整理し、持ち運べるよう、 工具箱も一つそろえておくといいですね。 百円ショップで売っているような、ハンドル付きのポリ容器で十分です。 はんだごてやコテ台の大きさを考えて、適当なものを選びましょう。
(かたつむり237号より転載)



■お知らせ■
□在・退団意思の確認、ありがとうございました□


 在・退団意思の確認、ありがとうございました。
 引き続き在団する団員は来年度も一緒に楽しく活動しましょう。また、退団する団員のみなさん、活動は3月まであります。 最後までしっかり活動に参加しましょう。
 なお、来年度も継続する団員は現小4〜中2で計81名(うち、休団2名)でした。また退団者は計39名(卒団13名、退団26名)でした。
 意思確認書でも書きましたが、団に残る人は団の活動を最優先に考え、絶対に欠席しないようにしましょう。 残ったことに対し責任ある行動・態度をお願いします。 予想を超える多くの人が残ってくれたのでうれしく思っている反面、新4年の募集人数を15名にせざるを得ませんでした。

 意思確認書の通信欄に来年度の活動希望等を書いてもらいました。 運営委員会では皆さんの希望も来年度の活動の参考にさせていただきます。 ただ、すべてを取り入れることはできませんので、よろしくお願いします。
 また、会場の要望や日程の要望もありました。これに関してもなかなかご要望には添えないと思います。あらかじめご了承ください。



■お知らせ■
□新入団員の募集について□


 平成23年度新入団員を次のとおり募集する予定です。

 募集人員 新小4(現小学3年生) 15人 応募者多数の場合は公開抽選
なお、新小5、6年生は募集しません
 
 募集説明会   日時・場所ともに未定
      募集要項が広報ふじさわ1月25日号に掲載された場合は、2月6日(日)に湘南台小学校で行います。
2月10日号に掲載された場合は、2月20日(日)に藤沢小学校で行います。
いずれにしても広報ふじさわをよくご覧になり、間違えのないようお願いします。
説明会の日程が確定するのが1月13日(木)の予定です。
それ以降少年団のHPにも掲載します。
    説明会は必ず親子で参加してください。説明会に参加されない場合応募用紙はお渡しできません。 また、お車でのご来場はご遠慮ください。
 
 応募書類   ・入団申申込用紙
    ・入団希望者の作文(題「理科で好きなこと」)原稿用紙1枚程度
      作文が未提出の場合、受け付けられませんのでよろしくおねがいします
 
 問い合わせ   この件についてのお問い合わせは事務局石井までお願いします。
fjnc_master@infoseek.jpbqv00023@nifty.com

 もしお知り合いで少年団活動に興味を持っている方がいましたら、是非紹介してください。よろしくお願いします。