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かたつむり

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No.358   2011(平成23)8.28(Sun.) 藤沢市科学少年団

9月の活動    夏季宿泊活動    事後学習会


 夏季合宿はいかがでしたか?
 たくさんの種類の石を採取しました。一番のお気に入りは何ですか?蛇紋岩、それともバラ輝石?
 頁岩を削って作る硯、職人の技でしたね。
 手筒花火、とてもダイナミックでしたね。
 9月活動では、そんな夏季活動をゆっくり振り返ってみましょう。
 夏季活動に参加できなかった人も、お土産の石は準備していますので、菓子箱を持って?参加してください。


  1. 日時
  2. 9月11日(日) 9:00〜14:00


  3. 会場
  4. 藤沢市教育文化センター


  5. 持ち物
  6. 弁当、水筒、帽子、名札、バインダー、筆記具(鉛筆・消しゴム・黒の細いペン)、 はさみ、のり、ルーペ、夏季活動のしおり、採取した岩石サンプル(いけなかった人は当日配ります)、 サンプルを納めるための箱(持ち帰るための袋も必要です)、採取した西浦海岸の砂
    「円筒形」のペットボトル(例c.cレモン・コーラ・炭酸水など)500ml 1本


  7. 欠席連絡
  8. 前日までは、事務局石井自宅まで、
    当日は、事務局石井携帯まで、8:30〜50にお願いします。
    電話に出られない場合の方が多いと思いますので、その場合は留守番電話に入れておいてください。


  9. その他
  10. まだ夏季活動の感想を提出していない人は必ず持ってきてください。 また、7月活動の立体地形模型の写真を出していない人は写真を持ってきてください。






7月活動 夏季宿泊活動 事前学習会

 7月3日(日)教育文化センターで行いました。 今年は、毎年恒例の地形模型の製作に加えて、天気図の事前学習を行いました。 節電でエアコンも入らず、照明も落とした薄暗い中でしたががんばりましたね。



















夏季活動で見た植物
運営委員 鈴 木 照 治


鳳来寺博物館前
■鳳来寺博物館前
硯工房見学
■硯工房見学
頁岩を拾う
■頁岩を拾う
鳳来寺山看板
■鳳来寺山看板
 街中の住宅地に住んでいる私たちが、ふだん目にする植物は、植えられたものか、雑草がほとんどですから、 そのような、ありふれた植物ばかり見ていると、地域による植物の違いは見えてきません。 地域による植物の違いを知らせてくれる珍しい植物に出会うことが、旅行のときの一番の収穫と私は思っています。 この夏の活動で、私にとって、もっとも印象を受けた経験は次の通りです。
 2日目は、最初に鳳来寺の駐車場でバスを降り、班ごとに硯工房の見学と頁(けつ)岩拾い、 川に下りての松脂岩採集のあと鳳来寺自然博物館に入りましたが、その入り口の木陰で待つ間、 木陰をつくっている大きな木に、丸い実が房になってついていました。 川地先生に名を聞かれましたが、見たこともないような木で、首をひねるばかりでした。 博物館の展示を見ていると川地先生に出会い、「あれは、ヒトツバタゴというのだそうです」と知らせてくれました。 「まてよ、ヒトツバタゴならどこかで聞いた名前だが……」「”なんじゃもんじゃ”ともいうそうです」、 そこまで聞いてもまだピンときません。自分の頭の中のヒトツバタゴのイメージと、今聞いたヒトツバタゴが全く一致しないのです。 これまで植物名を聞かれて、答えられないことは何度もありますが、このときばかりはとても恥ずかしく思いました。 何しろ、門前の目立つところに植えられた大木ですから、良く知られた木に違いないからです。 館を出てから、もう一度、実のなっているところを写真に撮りました。「あのヒトツバタゴか……」と、 植物名とイメージが頭の中で一致したのは、かなり時間が過ぎたあとで、もう、川地先生とは別の車の中でした。 「あのヒトツバタゴ」とは、藤沢市片瀬の密蔵寺にあり、ゴールデンウィークの頃には、木全体が真っ白い煙のような花で覆われ、 とても美しく、皆さんにはぜひとも見てほしい木です。
 「ヒトツバタゴ*」は、よく知られた木です。この木を知らないでは植物の専門家として恥ずかしい限りです。 関東では珍しく、藤沢では片瀬密蔵寺の他には私は見ていません。 牧野植物図鑑には「木曽川流域に自生する高さ10mに達する高木」とあり、私が見たのは、 近江(大河ドラマ「江」の生国)彦根の佐々木神社本殿脇にある大きく名札のついた老木と、 伊勢(「江」の最初の夫の生国)、桑名城址公園にある木の2本だけで、やはりこの夏の経験は貴重なものでした。

松脂岩採集
■松脂岩採集
ヒトツバタゴ片瀬密蔵寺
■ヒトツバタゴ片瀬密蔵寺
ヒトツバタゴ三河知立神社
■ヒトツバタゴ三河知立神社
ヒトツバタゴの果実
■ヒトツバタゴの果実
ヒトツバタゴ片瀬密蔵寺
■ヒトツバタゴ片瀬密蔵寺
ヒトツバタゴ銚子外川
■ヒトツバタゴ銚子外川



物があふれ、こころが・・
運営委員 道 上   定


 東京電力福島第一原子力発電所の放射能洩れで、原則「立ち入り禁止」となっている20キロ圏内の「警戒区域」で、 去年の3倍の窃盗が発生しているといいます。空き巣、ATMからの窃盗が多いようです。 事務所・店舗も荒らされ、洋服など着ることができるか腕を通し脱ぎ捨てたままがあったり・・。 もっともこれは「使用窃盗」と言われるもので犯罪とはなりませんが。
 ATMの機械を電気のこぎりで壊すのも目立つといいます。 その際コーナのコンセントに電気のこぎりのプラグを差し込み利用すれば「使用窃盗」ではなく電気の「窃盗」罪にあたります。
 えっ?ちょっと待って!刑法では他人の「もの」をこっそり盗むことを窃盗罪と言うのでは? そして民法では「もの」とは有体物、つまり形のあるものを言うそうだから、電気はモノとは違うじゃないの?
 基本はそのとおり。ですが、ここでは「動かせて、管理ができるモノ」であれば、有体物でなく、電気でも窃盗罪が成り立つのです。 「電気は、財物とみなす」との規定も刑法に盛り込まれています。 ケータイのACアダプタをコンセントに差し込んだら、お見込みのとおりです。
 それにしても被災者が先も見えなくて苦しんでいるのに、被災地に入って盗みをはたらくとは!

 1877年(明治10年)7月、アメリカ東海岸から横浜に上陸。江の島目指してやってきた青年海洋生物学者がいました。 貝類、腕足類の採集・研究が目的でした。名前をエドワード・シルベスター・モースと言います。 島では網小屋を借り上げ臨海実験所とし、宿はEBS旅館にとりました。
 「大事な財布だから、預かっといて」とモースさん。
 「そこのお盆に載せといて」と、宿の主人。ええっ?あ、そう。と、そのときは思った。一仕事終わって戻ると財布はそのまま。 二日経っても、そのまんま。
 「だいじょうぶ。たしかに預かってますから』と主人。
結局引き取るまで財布はそのままで、ぶじモースさんの手へ。モースさんは唸りました。 よそではちょっと目を離したすきに、盗まれるのに。どうだ、この江の島では。人がこんなに行き交うのに、盗まれないなんて!
 感激ひとしおのモースさんでした。

 いつの頃からか物があふれ、こころが足りなくなりました。 洋服のツギが、靴下のツギが視野から消え、他人を思うポケットのふくらみも消えて、みんなこぎれいになりました。



3班K君フォトギャラリー






 K君からまたまた写真を送ってもらいました。
 今回はガの写真です。なんていう名前かな?




新入団員の紹介 〜その四〜

理科で好きなこと
7班4年 H.K.
 理科で一番好きなことは豆電球です。その豆電球のじゅ業の中でも一番好きなことは、豆電球のおもちゃランドです。 理由は二つあります。一つ目の理由は理科なのに工作をするからです。二つ目の理由は作ったあともあそべて楽しいからです。 この豆電球を使ってもっとじっけんをしてみたいです。
 理科で二番目に好きなことは太陽のうごきです。その太陽のうごきのじゅ業の中でも一番好きなことは虫めがねで光をあつめようです。 これも理由は二つあります。一つ目の理由は、虫めがねを太陽の下で紙の上におくとこげるからです。 二つ目の理由は虫めがねと黒い紙を使って字をかくこともできるからです。 この虫めがねを使ってどれくらいはやくこがせるかをじっけんしたいです。


理科で好きなこと
7班4年 K.T.
 ぼくは、知らないことを知るのが好きです。 たとえば、火山がふん火する時地面の下ではどういう活動がおこっているのか、また火山がふん火したり、 地しんがおきたりしたら、なぜ津波はくるのかなど沢山あります。
その中で今宇宙はぼう張していてダークエネルギーのせいだとかテレビでもいっていますが、 そのダークエネルギーはどういうものなのかということを今科学者たちは調べていますが、もしもそれの正体が分かったら一早く知りたいです。
 ぼくが大人になってまだダークエネルギーの正体が分かっていなかったら、自分でそのダークエネルギーがどういうものなのかをあばきたいです。



■お知らせ■
□7班 H.K.君 が休団します□


 7班K君が、お父さんのお仕事の関係で、京都に転居しますのでしばらく休団します。よろしくお願いします。

■お知らせ■
□後期賛助会費、ご協力ありがとうございました□


 後期賛助会費にご協力ありがとうございました。
 有効に支出させていただきます。なお、会計報告は前期分と併せて年度末に行いますのでよろしくお願いします。

■お知らせ■
□夏季活動の感想文はもう出しましたか?□


 毎年のことながら、締め切りまでになかなか感想文が集まりません。 まだの人は必ず仕上げて9月活動の時に持ってくるか、メール・郵便等で石井までお願いします。

■お知らせ■
□原稿募集□


 最近、団員や保護者の方からのお便りが増えてきていてとてもうれしく思っています。 「かたつむり」は皆さんの情報交流の場でもありたいと願っています。 あまり肩肘張って構えるのではなく、日常に転がってている「何気ないもの」がいいです。 写真1枚でもいいのでそこにコメントをつけて送ってください。 FAXの際は鉛筆ですとかすれて読めない場合があります。ペンでなぞってから送ってください。
送り先
石井幹夫宛
mail  fjnc_master@infoseek.jp  /  bqv00023@jcom.home.ne.jp