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かたつむり

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No.401   2014(平成26)8.31(Sun.) 藤沢市科学少年団

9月の活動   夏季宿泊活動事後学習
 夏季合宿はいかがでしたか?それにしても暑かったですね。
 さて、9月の活動は夏季合宿のまとめです。今年採集した岩石等は少ないのですが、 貴重なサンプルです。しっかり整理して大切に保管しましょう。
 そして、砂鉄です。製鉄所にも行きましたね。砂鉄を色々料理しちゃいましょう。


屏風ヶ浦
■屏風ヶ浦

  1. 日時
  2. 9月15日(月 敬老の日) 9:00〜14:00
    3連休の最終日です、日曜日ではありません。ご注意を!


  3. 会場
  4. 藤沢市教育文化センター


  5. 持ち物
  6. 弁当、水筒、帽子、名札、バインダー、筆記具、
    夏季活動のしおり、採取したサンプル(岩石など、いけなかった人は当日配ります)
    サンプルを入れる菓子箱など(大きさにゆとりを)


  7. 欠席連絡
  8. 前日までは、事務局石井自宅まで、
    当日は、事務局石井携帯まで、8:30〜50にお願いします。
    電話に出られない場合の方が多いと思いますので、その場合は留守番電話に入れておいてください。
    メールでの連絡は前日の20:00までとしてください。


  9. その他
  10. まだ夏季活動の感想を提出していない人は必ず持ってきてください。
    また、7月活動の立体地形模型の写真を出していない人は写真を持ってきてください。


  11. 昼休みに夏季活動のようすのスライドショーを行います。保護者の方も是非ご覧ください。



7月活動 夏季活動事前学習 立体地形図の作成&天気図

 7月6日(日)、教育文化センターで行われました。例年通りの天気図と地形模型。
 ン、ちょっと違うぞ!何でこんなに地形模型が簡単なんだ!!「ずるい!」そんな声も聞こえてきました。でも何がずるいのかよく分かりません。
 当日は保護者の方にも地形模型に挑戦していただきました。「簡単だからすぐできますよ」と私、しかし結果は、・・・。 「子どもより、・・・」と対抗心丸出しでじっくり丁寧に作られた方がほとんどで、時間内には仕上がりませんでした。
 ところで、夏季活動にいって、地形を実感できましたか?




















■天気図の特訓、今年はどうでした?









■拍子抜けするほど簡単だった地形模型、銚子の地形が分かりましたか?












■子どもに負けてなるものか!
真剣な表情の保護者の皆様



■活動後は夏季活動の説明会です。
今年はどこに行くのかな?









■今年は時間内に完成できましたね




■1枚のスチレンペーパーに全てのパーツをまとめました。さすがはいそぎんちゃく!





夏季活動で見た植物
運営委員 鈴 木 照 治

ハマヒルガオ刑部岬
■ハマヒルガオ刑部岬
ヒメアジサイ愛宕山展望台下
■ヒメアジサイ愛宕山展望台下
イソギク−ハチジョウススキ群集犬吠埼
■イソギク−ハチジョウススキ群集犬吠埼
 銚子の旅行は3回目になります。今度こそ見逃さないように、しっかり見たいと思っていました。 1日目、刑部岬の展望台で昼食をとったあと、飯岡漁港でバスを降り、歩いてガケ下の砂浜まで行きました。 全員集まったとき、足もとに群落になって生えていたのは、1.ハマヒルガオの丸い葉でした。 みんなで砂鉄を採ってから、バスで次に愛宕山へ、歩いて展望台への途中、公園の植栽には、めずらしく十数株のヒメアジサイが見られました。 アジサイとは別亜種のヤマアジサイの仲間のエゾアジサイとされますが、アジサイ同様光沢のある丸い大きな葉をもっていて、 一週間ほど早咲きなのが不思議です。 古くからある品種で、北鎌倉の明月院など古い庭で見られます。一つだけ花が咲いていたので写真に撮っておきました。 2日目、最初に行ったのは犬吠埼で、灯台を見学してから、説明する人が替わって、海岸に下りる途中、 強い風の当たる急斜面を埋めつくしているのはイソギク−ハチジョウススキ群落で、3.ハチジョウススキが多い所と、 4.5.イソギクばかりの所、6.オニヒゲスゲやハイネズ(海蛍では外国種)など何種類か混合する所など、多少の違いはありますが、 これらの植物は、どれもみな、岩から直接生えて、この急斜面を覆っているもので、ここには土はほとんどありません。 なお、ここのイソギクは、どれも小さく丸い葉を持ち、江の島にあるような葉が大きく、欠刻(ギザギザ)のあるものは見られません。 灯台の囲いの中や、あとで白亜紀の砂岩の小石を拾った君ヶ浜の風かげには、江の島と同じようなやや大ぶりの葉をつけたものも発見できました。 千葉科学大学の食堂での昼食のあとバスでウオッセに行き、そこで見た露頭の垂直のがけには7.イソギクや8.ラセイタソウがはりついていました。 屏風ヶ浦に行く前に写真を撮るため草原に集まったとき、ガイドの先生が足元の植物の説明をされましたが、コウボウシバとヨモギのほかは、 いずれも外来の帰化植物ばかりだったのは、あのあたりは、造成された土地だったためです。 以上、夏活動での私なりの発見ですが、全体的に見て、銚子付近の海岸は、江の島、鵠沼に比べて、よりよく自然が残っているとの印象を受けました。


イソギク犬吠埼
■イソギク犬吠埼
オニヒゲスゲ、ハイネズイソギク
■オニヒゲスゲ、ハイネズイソギク
ラセイタソウ ウオッセ
■ラセイタソウ ウオッセ
岩を覆うイソギク
■岩を覆うイソギク
ウオッセ岩のイソギク
■ウオッセ岩のイソギク




松籟を聴く
運営委員 道 上   定

 大型の事件・事故がいとも簡単に通過してゆく。付箋を貼るいとまもなく次のページへと進む。 東日本大震災・大津波、福島原発破壊・放射能汚染拡大。日本国憲法解釈を時の権力が一方的に解釈。 武器輸出禁止三原則が言葉をかえて防衛装備移転。戦争しないのですが、自衛権は準備しておきます。 自衛権の実質はなに?……減感作療法としてみればこんな巧妙なやり方はさすがで、あります。 過去にはこのように地均しして戦争へ、と進んだのです。 大した資源もなく国土も狭いのにここまで穏やかにやってこれたのは、四面が海で囲まれており、 侵略するのもされるのもその意思がはっきりとわかるから。「うっかり侵入」などと言い訳できないでしょう。 自衛権があるからと「出かけて戦う」行為はさらに難しいはず、です。 あるいは機関銃を肩にやってくる相手に、竹槍で戦う姿を笑われたからと言って、体力以上の重装備をしてふらついていたのでは…。

 理想の平和憲法がまだ成就しない中で、もう石垣の石を引き抜こうとする人たちが出てきました。 食料需給率37%とか。ほとんど輸入に頼っている飼料・肥料、燃料代はどう計算しているのか知らん。 健康寿命を置き去りにして、平均寿命が延びていく…。平均寿命をとっくにすぎた超高齢の認知症にイロウを接続。 「だったら、検査しましょう」と、MRI。もう少し体にも懐にも負担をかけない検査方法があるでしょうに。 大腸ガンに内視鏡検査。……。そして薬の上にまた薬。データを改ざんしてクスリと笑っているのはどこのだれ?

 国土の70%は森林と。これもまた「不健康森林」。採算に合わない、後継者不足で野放し状態です。 自然林でもないし、人工林でもないし…。じいばかチャン林、か?
 この日本、[箱庭]ふうに観察しますと、じつにていねいに隅々まで神経を配っているのがわかります。 お米などなん銘柄あるのでしょう。 「千枚田」が各地にありますが、999枚までは確認できましたが、あと1枚がどうしても見つからない、 帰ろうと、足を一歩踏み出したらそこに1枚あったと、まあ笑い話です。
 そこでイネ科の植物・タケのこと。ご存じのとおり、竹は熱帯性で、東南アジアではふつうに自生しています。 長崎の田舎では建築の足場にしたり。そう、さきの戦争末期には竹やりに使いました。 船の帆柱にしたり、裂いて土壁の心に使ったり、もちろん物干しさおとして使いました。 トーマス・エジソンは白熱電球のフィラメントに京都・石清水八幡宮の竹を使い、点灯することに成功しました。 若いときの[孟宗竹]は「たけのこ」としてとてもおいしいですね。 山形のT先生は「ねまがりタケ」がもっとうまいと、おっしゃいます。 (きょうは朝から暑いので、私は山形ダシをご飯にかけていただきます!)
 イネ科の植物で[ダンチク]があります。長崎の私のいなかでは「だんじゅく」と訛っておりました。 子どもたちにとってはタケの代わりに程良いやわらかさと扱いやすさをもっています。別名ヨシタケ。 中国では「葭竹」と書き(かちく=ヨシタケ)です。ダンチクは「葮竹」で(ダンチク)です。 くさかんむりの下のつくりが似ているでしょう、違いの原因はここにありました。昔のことですから、書き移す時に間違えるのです。 まして行書や草書になると前後関係で読もうと思っても難しいです。

 山北町に「尺里峠」の地名があります。「したんごう山」の登山で通ります。「ひさり・とうげ」と読むのです。 だったら「久里峠」でしょう。尺と久は似てますからね、草書で書かれると困るのです。役場でも教育委員会でも分かりませんでした。 「ひさり峠」と言うのでしたら「日去り峠」、つまり「旅で行きゆきて、峠で日が暮れた』と解釈したい。
ダンチク(ウィキペディアより)
■ダンチク(ウィキペディアより)
 さて、このダンチクは木管楽器のケーン(リードとも)として使います。 クラリネットやオーボエでは品質を揃えるため栽培したダンチクの、根に近い2、3段の節までしか使いません。 オーケストラでのオーボエは木管楽器のさらに中心になりますが、音合わせの時の基準音を作る大事な楽器です。 オーボエ奏者の発する音にコンサート・マスターである第1バイオリン首席奏者が合わせ、全員が揃えます。 木管のケーンは「なまもの」ですから自分でナイフを持って作ります。演奏中は2、3枚予備を手元にしのばせます。
 ラオスには日本の篳篥(ひちりき)に似た民俗楽器があり、ケーンと言います。リード楽器です。 アシ・ヨシのことをリードと言い、これを振動するものとして使っているのがリード楽器。
 イネ科の、とりわけ竹類はもっと真剣に研究されて当然です。「侵略的外来種」と言われないくらいの研究と利用法を我が国は開発すべきです。




理科で好きなこと−4(最終回)

 いよいよ最終回です。今回は9班〜10班です。


9班5年 T.H.

 「チョロチョロ」
 と試験管にジュースを入れた。そして、ビーカーの中に入っている氷に入れる。
 そして待ち、ときどきもう固まったか、わりばしを使ってたしかめる。
 そして、固まったらアイスの出来上がり。
 でも、後少しなのに全然固まらない時は、そのまま飲むしかない。 しかし、私は先生に「もう飲むしかないかもね。」と言われてからもパラパラと塩をかけてちょっと待った。 すると、やっと固まった。
 塩を入れると、2〜3度温度が下がると聞いていたからだ。
 よくばってたくさん入れると少し固まるのがおそくなるので、ちょっと少ないんじゃないかな?、 と思うまでぐらいしか入れない。
 固まるまで、たしかめたり、塩をかけたりするのが、理科で一番好きなことだ。


9班4年 M.H.

 理科で好きなことは、科学の工作です。 とくに好きなことは、青少年センターでやったエコーカップを作ったことです。 バネや、あつ紙や紙コップで作りました。 どうして、工作が好きになったかというと青少年センターのはじめてやった体けんでちく電器を作ったことがきっかけで好きになりました。
 藤沢市科学少年だんでやって、みたいことは、9月のなす紙や、3月の砂時計を作ろうが気になります。 ほかのもおもしろそうです。野外かんさつなんかは、ふだん学校でしないので、したいなと思いました。
 科学少年だんに入だんしたら自分からせっきょくてきに、発言したり、みんなできょうりょくしてがんばりたいです。 だん長さんふくだん長さんよろしくお願いします。


9班4年 S.Y.

 3年生から理科が始まりました。先生はW先生で、おもしろい先生です。外で活動することが多くて、この間もさ鉄をとりに行きました。 紙の下からじしゃくを動かすとすなが立ちあがって、やめるとくずれたのを見てふしぎに思いました。 さ鉄は、何でできているのか分からなかったけど実験や先生の話を聞いていると鉄だということが分かりました。
 夏にはヒマワリのタネのある場所をさがすきょうそうをしました。虫メガネで紙に火をつける方ほうも知りました。 豆電球の実験では、じしゃくや水、消しゴム、プラスチック、アルミはく、鉄が電気を通すかどうかを調べました。 W先生は、理科の時間におもしろい英語も教えてくれます。
 私は理科で好きなことは、どんどん自分が物知りになっていくことです。


10班4年 K.I.

 私が理科で好きな事は、電池の中身を調べたり、てんびんなどを作ったりすることです。
 なぜなら、電池の中には、さいしょ何が入っているかわからないけれど、かい体してみたら土が入っていたりしてワクワクするからです。 また、てんびんや、やじろべえを作ったりすると仕組みがわかるので楽しいです。
 また、じ石が何と引き合うか、調べる事もおもしろいです。 なぜなら、じ石が鉄の物に引き合う事がさいしょはわからないけれど、実験すると結果がわかっておもしろいからです。
 また、夏の野外実習も楽しそうだと思います。学校では野外で実験する事が少なく、学べる事も少ないからもっと野外の実習をしてみたいです。
 私は、学校のじゅ業で習った事い外の事も知りたいので、科学団に入ってもっと実験をしたいです。


10班4年 N.S.

 ぼくは、実験が好きです。
 楽しかった実験はこのあいだ、K小学校のH先生といっしょにやった実験です。 それは、じしゃくとはっぽうスチロール、細い鉄のぼう、水、ケースを使った実験で鉄をじしゃくにして方いじしんになったことがびっくりして、楽しかったです。 やり方はじしゃくで鉄のぼうを手前がわにこすって、じしゃくにして丸いはっぽうスチロールにさして、ケースに入っている水の上にうかべます。 すると、そのぼうは、北をさします。もう一つの好きなことはかんさつです。 たとえば、このあいだお父さんと、行った青少年科学館のおくじょうで大きなてんたいぼうえんきょうで太陽と金星とことざのベガを見ました。 太陽のほうは、黒点がありました。黒点は太陽のかっぱつなところでできる点だそうです。 金星とことざのベガのほうは昼間でもすごく光ってたのですごくびっくりしました。 太陽の黒点は一つしか見えなかったから、あまり太陽がかっぱつでなかったことがわかっておもしろかったです。
 藤沢市科学少年団に入れたらかんさつや実験をがんばりたいです。



■お知らせ■
□400号記念誌は9月活動でお配りします□

 プリンターの更新で手間取り、印刷が大幅に遅れてしまったため、当初予定よりも遅れてしまいました。申し訳ありません。 9月活動でお配りしますので今しばらくお待ちください。



■お知らせ■
□プリンターを更新しました□

 400号記念誌でも触れていますが、事務局のプリンターを更新しました。 今度は業務用ですので今までよりは使い勝手が良いかなと期待しています。ただ、費用も、・・・。
 今まで以上にコストに気をつけていきたいと考えています。



■お知らせ■
□後期賛助会費、ご協力ありがとうございました□

 後期賛助会費にご協力ありがとうございました。
 有効に支出させていただきます。なお、会計報告は前期分と併せて年度末に行いますのでよろしくお願いします。



■お知らせ■
□夏季活動の感想文はもう出しましたか?□

 毎年のことながら、締め切りまでになかなか感想文が集まりません。 まだの人は必ず仕上げて9月活動の時に持ってくるか、メール・郵便等で石井までお願いします。
 できるだけ記憶の鮮明なうちに書くのが大切ですよ。



■お知らせ■
□原稿募集□

 「かたつむり」では常時原稿を募集しています。あまり肩肘張って構えるのではなく、日常に転がってている「何気ないもの」がいいです。 写真1枚でもいいのでそこにコメントをつけて送ってください。 FAXの際は鉛筆ですとかすれて読めない場合があります。ペンでなぞってから送ってください。
  送り先   石井幹夫宛
mail  fjnc_master@fjnc.sakura.ne.jp  /  bqv00023@jcom.home.ne.jp