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かたつむり

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No.403   2014(平成26)9.15(Mon.) 藤沢市科学少年団

10月の活動   電気工作   LED温度計/はんだごて
 今年は例年と少し趣向を変えて、10月に電気工作を行います。
 継続団員は「LED温度計」LEDが光って温度を教えてくれます。 新入団員とまだはんだごてを作っていない団員は「はんだごて」です。がんばって作りましょう。


  1. 日時
  2. 10月26日(日) 9:00〜14:00


    藤沢市立第一中学校
  3. 会場
  4. 藤沢市立第一中学校(藤沢市鵠沼神明5−10−9)
    小田急線藤沢本町駅下車徒歩10分
    初めて使う会場です。しっかり下調べをしておきましょう。


  5. 持ち物
  6. 弁当、水筒、上履き、帽子、名札、バインダー、筆記具
    【LED温度計を作る人】
    電気工作七つ道具、黒の細書き油性ペン(ネームペンなど)
    【はんだごてを作る人】
    ドライバセット、カッターナイフ、ラジオペンチまたはピンセット


  7. 欠席連絡
  8. 前日までは、石井自宅
    当日は、石井携帯に
    8:30〜50にお願いします。


  9. お願い
  10. 上履きを忘れる団員が多く困っています。
    怪我予防のためにも必ず持ってきてください。




8月活動 夏季宿泊活動〜千葉県銚子方面

 今年は暑かったですね。でも銚子を吹き抜ける風、気持ちよかったでしょ。
 今年も盛りだくさんの活動でした。メインはもちろん銚子のジオパークなのですが、 銚子と言えばやはり醤油は外せないし、行き帰りで日本の工業技術の見学も行いました。何が一番印象で期だったかな?









































































雑草の原産地
運営委員 鈴 木 照 治

メヒシバ
■メヒシバ
オヒシバ
■オヒシバ
エノコログサ
■エノコログサ
ヨモギ
■ヨモギ
古道入口
■古道入口
オヒシバ2
■オヒシバ2
 7月下旬から8月上旬は一年中で、最も暑い時期です。 この頃、出歩くと、丈の伸びた夏草を刈り取っている光景に出会います。 「この暑い最中になぜ?」という疑問に、「この時期に刈るのがいちばんいいんだ」という答えです。 そのわけは、「この草原を持続させる最もいい方法だから」、つまり、年1回だけの刈り取りで済ませるには、 この時期が最適だということなのです。
 実際、この時期に草取りを行うと、その後の裸地には全く何も生えてきません。 春から夏にかけての除草ではメヒシバ、オヒシバ、エノコログサ、ニワホコリなどが生えます。 夏の終わりになって、半日以上長雨が降ると、ようやく秋冬の雑草が芽生えます。 一年草の夏雑草と二年草の秋〜春雑草の種子の芽生える条件はこんなに違うので、 盛夏には、どちらも芽生えないのです。(スベリヒユ科など例外もあります)
 雑草にもいろいろありますが、その起源をたどれば、いれも極寒地、乾燥地、 海岸など植物の生育限界地(無植生帯)との境界付近を原産地とするもののように思われます。 そうした他の植物の生育を許さない極限環境に生育できる特性を持った植物が、 人間のつくる過酷な環境に耐えて生育するのが、我々の身近に生育する雑草なのだと、あらためて納得させられます。 そういう見方で見ると、川が押し流してきた砂や小石の堆積した河原に生えるヨモギや、 山崩れのがけに生えるススキのように、日本古来の植物も、雑草として人間の作った環境に生活の場を広げたこともわかります。 都市化以前の昔からある雑草は、早春のハコベやスズメノカタビラからイヌタデ、 夏はメヒシバ、オヒシバ、ニワホコリなど、畑作とともに生きてきた雑草ですが、 近年の都市化によって見られるようになったのは、ペレペラヨメナ、ヒメツルソバ、 ツタウンランなど岩がちの乾燥地から来たものをよく見かけます。
 私の家の近くに、人が通らなくなって半世紀以上もたった古道が数年前に復活されました。 数m離れて平行して自転車用道路があり、家を隔ててほぼ平行した広い車道に合流するまで、 たった40mほどですが、街中に現れた舗装されていない昔ながらの山道のような、土の上を歩く道です。 つくられた当時は、何も生えていないむき出しの土の道でしたが、数年たった今では、 季節によりさまざまの昔の雑草が生えています。今はオヒシバが全面にはえていますが、もう枯れています。 近道をするための抜け道になるため、ときどき人は通ります。 枯れたオヒシバは踏まれて砕けてちぎれ、風に飛ばされ、 あとにできた裸池にはやがてスズメノカタビラのような越冬性の春の雑草が芽生えることでしょう。 歩く人だけの、ほとんど人通りもない40mほどが、「四季それぞれの雑草の楽園」になっているのが興味をひきます。 特に、近年めっきり少なくなったオヒシバが、盛夏になると40mの道を一面に埋め尽くす光景は壮観でした。 近年、農耕栽培発祥の地として西アフリカの熱帯雨林とサハラ南部のサバンナにまたがる地域が、 揚げられるようになりました。オヒシバもこのあたりから広まったものでしょうか。 日本でも、シコクビエという昔作られていた作物は、オヒシバの改良されたものだといわれます。


ツタウンラン
■ツタウンラン
回復した古道
■回復した古道




アジサイにつく虫
運営委員 道 上   定

 アジサイを眺めていると、二人の青年がやってきた。「なんだか汚いなあ。」と、片方の青年。 「切っちゃうんですか?」とわたし。「いえ、交差点の路面の状況を見に来たんです」。 そう、そうと、もう片方の青年がうなつく。「この虫、なんというんでしょうね?」と聞いたが、 そんなの知るかい、と路面の状況の男が、青になった信号に目を移してさっさと行ってしまった。 葉の表にはいっぴきも出ておらず裏に数匹いました。
 アジサイにも虫がっくのです。
 たしかにアジサイに虫の「喰い痕」を見ることはほとんどないのです。 ところが、私の毎日の散策道路のビル脇の植木にアジサイが三株ほど植えてあり、 その葉には丸い穴がたくさん開いているのです。一つひとつ独立して穴があいています。 つまり虫はまあるく喰っては、別の所をまた食べる。葉脈に沿ってとかの法則性もないような…。 はじめて虫を見たとき写真に記録しておけば良かったのですが、 いつでも撮れるとうかつにも[いもむし]記録を無視したばかりに、その後の探索が行き詰まっています。
 6月11日の「梅雨入り」を前にした7日の[天声人語」に堀口大学の詩を引用し、 〈雨ふれば平気でぬれる/風ふけば平気でゆれる/蝶も来ないが毛虫もつかぬ……丸腰ものんきなものよ〉と、 「紫陽花」の詩が。
なるがまま、なされるがままの姿の自然体。そして寂しさ。大柄のあじさいが見事です。 と、ここで詩の世界に浸っているばあいではないのです。「毛虫もつかぬ」はずが、現にいるではないか。 毛虫の名は?
 子どもの頃、わたしのいなかでは共同便所にあじさいの枝ごとおいてあるのを記憶しています。 におい消しだったのか、虫よけだったのか。あじさい特有の、虫にとってはまずい成分があるのか、 他の植物とはまた違う一面があるようです。そういえば強い刈り込みにも耐えるところをみると、 そうとう歴史の古い植物なのかもしれません。
 今のところ虫の正体はわかっていません。
 同時に堀口大学のこの[紫陽花の詩]の原典にたどり着いていません。だれかご存じのかたいらっしゃいませんか。
 ノロウイルス感染症も、エボラ出血熱もデング熱も気になるところです。 「生きる」とは「ひとり生きる」ことではないらしい。 虫もウイルスも本体を殺してしまっては自分も生きていけないのだから、 そこにほんのちょっとした[しかけ]がしてあるはず。その自然のふしぎを学びたいと、強く思います。




パッションフルーツに挑戦2〜パッションフルーツは「実」だよね
副団長 石 井 幹 夫

 またまたスペースが空いたので,場所ふさぎで失礼します。
 パッションフルーツはもちろん「実」。ということは花が咲かなくては絶対にできない。 こんなことは小4の団員でも「当たり前」のことです。
 何でこんなことを書くのか!そう、花が咲かないのです!!植物自身はすくすくと順調に育ったにもか変わらず、花が、・・・。
 申し訳程度に一つだけ咲きました。でも何となく変。触ったらぽろっととれてしまいました。 そして夏休みの間中つぼみができません。いわゆる「つるぼけ」ということになってしまいました。 そういえば、「はやくおおきくなあれ!」とばかりに窒素系の肥料をたくさんやっていた・・・。
申し訳程度に一つだけ咲きました。でも何となく変。触ったらぽろっととれてしまいました。 そして夏休みの間中つぼみができません。いわゆる「つるぼけ」ということになってしまいました。 そういえば、「はやくおおきくなあれ!」とばかりに窒素系の肥料をたくさんやっていた・・・。
8月31日
夏休み最後の日です。
ふと見るとつぼみらしきものが!
  7月12日
何ともかっこわるい花が咲きました。そしてこのあとはつぼみの「つ」の字もないまま夏休みが過ぎていきました。
  9月13日
ずいぶん涼しくなってきました。つぼみらしきものは大きく成長しています。 でも熱帯性の植物だぞ!涼しくなって果たしてどうなるのか?



電気工作七つ道具
運営委員  山 本 明 利

 2月の活動は「電気工作」です。電気工作にあると便利な道具をご紹介しましょう。

はんだごて
 電気工作では必ずはんだ付けをします。 はんだごては最も大切な道具です。 新入団員は「電気工作」の活動の時に、 はんだごてを自作しますから、自分で買う必要はありません。
科学少年団の団員なら必ず持っているツールです。
こて台
 熱くなったはんだごてを立てておくためのスタンド。 なくても何とかなりますが、安全と能率のためぜひそろえておきたい道具です。 ずっしりと重くて安定しているものがよいコテ台です。 スポンジは水で濡らしてこて先を冷やしたり、余分のはんだをぬぐったりします。
ニッパ
 コードを切断したり、部品のリード線を切り取ったりする道具。 ばね付きで自動的に開くものや、 刃のところに小さな穴があいていてコードむきに使えるものが便利です。 自分の手にあった大きさのものを選ぶとよいでしょう。百円ショップにあります。
ラジオペンチまたはピンセット
 ラジオペンチは先が細くなったペンチ。先が曲がっているものも便利です。 はんだ付けの時これで部品をつまむと指が熱くなりません。 リード線を曲げたりするのにも使います。 ピンセットでも代用できますが、両方あるとなお便利。 自分の手にあった大きさのものを選びましょう。百円ショップにあります。
ドライバーセット
 いわゆる「ネジまわし」です。 先が十字になったプラスドライバーと先が平らなマイナスドライバー、 それぞれの大小がセットになったものを一組持っているといいでしょう。 百円ショップにもありますが、 先がしっかりしたものでないとネジの溝を傷つけてしまいます。 使うときも必ずネジの溝に合うものを選んで使いましょう。
カッターナイフ
 他の工作にもよく使う、少年団の活動の必需品。 はさみとともにいつも持ち歩きたいもの。 電気工作では、コードのまわりのビニールをむくときや、 はみ出したはんだをけずりとるときなどに使います。 刃を長く出して使うのは折れやすいので危険です。 刃先を5ミリだけ出して使うのが正しい使い方です。
工具箱
 以上の道具や小物をまとめて整理し、持ち運べるよう、 工具箱も一つそろえておくといいですね。 百円ショップで売っているような、ハンドル付きのポリ容器で十分です。 はんだごてやコテ台の大きさを考えて、適当なものを選びましょう。
(かたつむり237号より転載)



■お知らせ■
□400号記念誌をお渡ししました□

 大変遅くなってしまったのですが、かたつむり400号記念特集号をお渡ししました。 是非ゆっくり目を通していただいたらと願っています。



■お知らせ■
□夏季活動の感想文はもう出しましたか?□

 夏季活動の感想文ならびに地形模型の写真の最終締め切りを9月30日(火)消印有効にします。
それ以降編集作業に入りますので、未提出の団員は必ず提出するようよろしくお願いします。
 提出先 事務局 石井幹夫



■お知らせ■
□夏季活動の返金について□

 夏季活動の会計に関しては現在集計中ですが、ひとり1000円の返金ができる見込みとなりました。 後日郵便為替を郵送しますので,郵便局で現金とお引き換えください。 なお、為替証書の受領書は9月末日までに事務局に着くように返送をよろしくお願いします。



■お知らせ■
□今年はうれしいニュースが続いています□

 昨年度からですが、少年団活動に対して外部から様々な支援が届いています。
 今年度は50万円と25万円、計75万円の奨励金を受けられそうです。 これもひとえに日々の活動に積極的に参加している団員の皆さんと、その団員を支えてくださっている保護者の皆様のおかげです。 厚く御礼申し上げます。
 なお、詳細ははっきりした時点でお知らせしたいと思います。



■お知らせ■
□原稿募集□

 「かたつむり」では常時原稿を募集しています。あまり肩肘張って構えるのではなく、日常に転がってている「何気ないもの」がいいです。 写真1枚でもいいのでそこにコメントをつけて送ってください。 FAXの際は鉛筆ですとかすれて読めない場合があります。ペンでなぞってから送ってください。
  送り先   石井幹夫宛
mail  fjnc_master@fjnc.sakura.ne.jp  /  bqv00023@jcom.home.ne.jp