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日光といえば、修学旅行の定番ですが、少年団の目で見れば、華厳の滝も観光の対象から地学の教材に替わります。 今年の夏季宿泊活動は、葛生での石灰岩採取、奥日光湯元温泉の源泉調査、戦場ヶ原のハイキング、大谷石採掘跡の見学と興味深く科学にふれる活動が満載です。
6月活動 野外観察 江ノ島
6月の活動は、毎年、梅雨入り前後に行われるため、気になるのは天気。 6月14日(日)はすでに梅雨入りし、前日の夜には雨が降っていましたが、団員の気持ちが通じたのか活動開始とともに天気が良くなってきました。 江ノ島での野外活動は、高学年の団員はすでに何度も経験済みです。班毎に分かれて、班長を中心に観察ポイントを廻りました。 前日には東京オリンピックのヨット会場に決まったことがニュースで流れ、江ノ島の素晴らしさを改めて感じることができました。 保護者の皆さんにも多数の参加をいただき、ありがとうございました。
ショウマの仲間
運営委員 鈴 木 照 治
発送配電分離で活性化
運営委員 道 上 定
いっぽう経産省は2030年のエネルギーミックス(電源構成)案を4月末に発表しましたが、原発の占める割合は20〜22%に。 再生可能エネルギーは22〜24%と希望しています。地球温暖化ガスの削減・発電コストの安さで原発は手放さないようです。 「規制緩和」を掲げながら「原発」のコントロールを手元に・・、と悩ましいところです。 そこで、電力の融通を全国規模で取り仕切るための[電力広域的運営機構]が4月1日発足しました。 今後10 年間の電力会社の供給計画、再生可能エネルギー導入案や送電網の運用ルールも手がけます。 そしてこの6月17日、改正電力事業法など関連法が参議院本会議で可決、成立しました。 これで一般家庭でも電力会社やガス会社を自由に選べることになります。 来年4月からは 「アーラ、奥様ごめんなさい、キョウト・太陽光電力に切り替えたらウチの洗濯機、がぜん張り切って・・」 「バイオマス発電ってすごいのよ。・・・・」 (電力に色や香りなどの区別はつきません。このような会話は、もちろん冗談です) 電力は@「発電」、A「送配電」そしてB「小売り」の3つに、東京オリンピックの年の4月から分かれます。 このような動きを見越してか、無線駆動、無線充電、無線送電の発表がめだちます。 自動車のバッテリー充電や、ドライブシャフト不要のホイールモータ駆動方式の自動車について実用化に近づいているようです。 ところが無線送電となるとたいへん。 が、JAXAなどでは1800ワットの電気を55メートル先まで無線で送ることに成功したとのこと。 三菱重工業は10キロワットの電力を500メートル先まで無線送電することに成功したともいいます。 いずれも宇宙太陽光発電の送電をねらってのこと。 高度36000キロメートルに3キロメートル四方のパネルを展開させると100万キロワット(原発1基分!) が天気の影響や昼夜にかかわらず発電できるのに、その送電方法がむつかしい。 マイクロ波が有力なのですが環境にも人体にも即影響がありますから導波管やアンテナの設計は精細なものになります。 大電力ともなれば至難の業、となります。 科学・科学技術、これに政治が絡むと、もう、別世界。 政治の世界では「一寸先は闇」だとか。おそらく電力不足で、停電は日常茶飯事なのかもしれません。 さいわい黒海、じゃなかった国会はお近くでしょうから自家発原発1そろいすえて、 明るい照明のもとでじっくり議論しあえば大衆の腹の中がわかろうというものです。 新米団長の独り言4
団長 石 井 幹 夫
皆さん、こんにちは。新米団長の石井です。今回は今年の夏季活動についてです。 まずは、お詫びから始めなければいけません。今年の夏季活動の費用が30000円を超えてしまいました。 毎年、何とか2万円台に抑えていたのですが、とうとう飛び出してしまいました。
その1、宿泊先の奥日光湯元温泉は日本でも有数の観光地です。 そのためどうしても宿泊費がかさんでしまいました。 担当の尾家運営委員ががんばって交渉したのですが、それでも1泊7500円位にしかなりませんでした。 でも、あの温泉は素晴らしい。団員にはちょっと贅沢かなって思うほどの温泉。においも最高!? その2、バス代が大幅に値上げされてしまったことです。 ここ何年かの中で観光バスの事故が相次ぎ、そのため当局の規制が強化されてしまいました。 その結果、バス代が跳ね上がってしまったのです。 多額の負担をお願いすることになってしまい、本当に申し訳ありません。 でも、参加した団員にとってはこの費用以上の素晴らしい経験ができるものと確信しています。 今年の夏季活動も、内容の濃い活動のてんこ盛りです。 その1、葛生(くずう)での石灰岩採取 葛生は石灰岩の産出地として有名です。少年団では以前にも葛生を訪れ、そのときは「米粒石」を拾いました。 読んで字のごとく米粒の形をした化石だったのです。中2以上なら知っていると思いますが、 古生代の示準化石である「フズリナ」の化石が単体で採取できたのでした。 今回も米粒石が欲しかったのですが、残念ながら採取することはできず、
その2、奥日光湯元温泉 温泉と言えばやはり硫化水素泉が一番温泉らしい。そう思いませんか。 これは今は入れなくなっている箱根の大涌谷のにおいと同じです。 保護者の方も多くが日光に修学旅行に行き、「くさい!!」って喜んだのではないでしょうか。 今回はこの温泉の源泉に行って化学的に調べようと企んでいます。 その3、戦場ヶ原 残念ながらお花畑の季節は過ぎていますが、高山植物がたくさんある中、 戦場ヶ原のハイクはとても気持ちがいいものです。ところで,何と何が戦ったの? その4、華厳滝 修学旅行では「すごい滝だな」で終わってしまいますが、少年団の味付けはちょっと違っています。 一体どんな華厳滝が見られるか、乞うご期待 その5、大谷石(おおやいし) 最近は減ってしまいましたが、ちょっと前までは家の塀によく使われていたのが「大谷石」です。 教科書的に言うと「凝灰岩」。そう、火山灰が固まってできた岩石です。 今回は大谷石を採掘したあとを見学するのと併せて、大谷石の加工工場の見学もします。 お土産でオススメなのが大谷石を使ったコースター。是非買っていってください。 これ以外にも、空が晴れれば夏の星の観察を行ったり、 いそぎんちゃくのお兄さんのお姉さんが腕によりをかけて準備してくれる天気図の実習もあります。 日光なんか、修学旅行で行くよ(行ったよ)とか思う人もいるかもしれませんが、科学少年団の日光です。 費用はちょっとかかってしまいますが、その費用以上の経験ができること請け合いです。 ぜひ、みんなで充実した3日間を過ごしましょう。 ミニの稲を育てよう!(その2)
運営委員 小 野 哲 夫
6月活動のとき「乙女稲」というミニの稲(イネ)を紹介しました。 そして、7月活動時に苗を団員全員に配ってあげる約束をしました。 マグカップなどの容器の準備はできましたか? チャンと植え付けて、大事に育てましょう! 植え付けと、育て方は次の通りです。
■お知らせ■
□食物アレルギーについて連絡願います□
食物アレルギーがある団員、食物アレルギーでメニューの変更を希望する団員は、事務局の鹿児嶋まで連絡ください。 ■お知らせ■
□後期賛助会費のご協力、よろしくお願いします□
前期賛助会費は101名(内 運営委員18名)の方から計307口(内 運営委員117口)、
307,000円(内 運営委員117,000円)のご協力をいただきました。
ありがとうございました。夏季活動の下見等に有効に支出させていただいております。夏季活動の参加費振込は7月17日(金)締切です。 参加する場合は、期日までに振り込みをお願いします。振込のなかった方には、不参加確認のメールをお送りします。 行き違いがないように、確認のご協力をお願いします。 参加費振込にあわせ、後期賛助会費(1口1000円で2口以上)のご協力をお願いします。 夏季活動が終わったら,すぐに来年度の夏季活動へ準備が始まります。その支えになります。 ■お知らせ■
□団費・参加費・賛助会費はインターネットでも振り込めます。□
参加費等の振込は,今まで通り振込用紙で振り込めますが、インターネットバンキングによる振込でも、
以下の要件を満たせば問題がないことが確認できましたので、ご活用ください。要件1:以下の振込先を間違えずに入力し、振込先口座確認ができること。 要件2:振込人名義を「○班団員名」とすること。 金融機関名 ゆうちょ銀行 支店名 〇二九 当座 口座番号 0010589 受取人名 フジサワシ カガクシヨウネンダン
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