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かたつむり

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No.417   2015(平成27)9.13(Sun.) 藤沢市科学少年団

10月の活動   施設見学 科学技術館

 少年団では施設見学の活動を行っています。昨年は実施しませんでしたが、今年は東京の科学技術館の見学にいきます。 館内は広く、多くの展示がありますので、楽しみながら科学を学んでください。
 施設までの移動に片道1時間かかりますので、 集合時間を8:30、解散時間を15:00 とします。 集合・解散の時間を間違えないようにしてください。



■科学技術館
(宇宙に散在する星をイメージしたデザインの格子で覆われている)
  1. 日時
  2. 10月25日(日) 8:30〜15:00


  3. 集合
  4. 湘南台駅 地下広場
    (夏季活動で集合した場所です)


  5. 見学施設
  6. 科学技術館
    東京都千代田区北の丸公園2番1号


  7. 持ち物
  8. 弁当、水筒、帽子、名札
    バインダー、筆記具 交通費


  9. 交通費
  10. 中学生1,480円 小学生740円(ICカードの場合)+湘南台までの交通費
    ★切符を購入する手間を省くため、交通系ICカード(スイカ・パスモ)を用意して
     必要な交通費に余裕を持った金額をチャージして持参してください。
     11月活動でも使用します。


  11. 欠席連絡
    • 前日まで
        事務局鹿児嶋 自宅まで、
    • 当日は
        事務局補 尾家 携帯まで
        ★鹿児嶋ではなく尾家先生に
        8:00〜15にお願いします。


  12. その他
  13. 施設見学ですので集合に間に合わないと出発してしまいます。時間厳守でお願いします。






8月活動 夏季宿泊活動
〜栃木県日光方面

 今年の活動は、久々に雨に降られました。皆さん雨の中の活動はどうでしたか?  合羽が役立つ事を感じた団員も多かったのではないでしょうか。
 今年も盛りだくさんの活動でした。初日のフズリナ石灰岩の採集に始まり、2日目の戦場ヶ原、華厳の滝の見学。 最終日の大谷石見学などなど。現在の日光の地形が形成されていった地学の歴史を理解できましたか?
 夏季活動の特集号の発行はまだ少し先になりますが、楽しみに待っていてください。


【8月16日】

■ 湘南台駅に集合

■ フズリナ石灰岩の採集

■ 星野遺跡

■ お楽しみの夕食
【8月17日】

■ 華厳の滝

■ 日光自然博物館

■ 大谷石資料館

■ 水質調査

■ 大谷石資料館

■ 恒例の天気図
【8月18日】

■ 早朝散歩

■ 戦場ヶ原

■ 湯滝

■ 湘南台に戻ってきました



今年の夏の気候と植物
運営委員 鈴 木 照 治

ススキ(上高地)
■ ススキ(上高地)
ルツボ
■ シラカバ
ヤブミョウガ
■ ヤブミョウガ
 今年の夏の気候は例年とはかなり違っていました。 夏活動のあたりから変わりやすくなった天気は、下旬に入る前、真夏から一気に秋雨前線の停滞する9月中旬の天気図になりました。 一昨年もちょっと変でした。この年の夏は、8月の終わりに近づいても、暑い日が続きましたが、それでも下旬になると、植物には秋の気配を感じました。 高原のススキがいち早く穂を出し、平地ではツルボの花が見られ、センニンソウの白い花も咲きます。 8月半ば過ぎ、まだ残暑がきびしい頃から咲き出す花は、ツルボのほかには、日当たりのよい場所では見られませんが海岸ではハマカンゾウがこの頃から秋まで咲きます。 森の中では、ヤブランやヤブミョウガが盛夏の頃から咲きます。近ごろあまり見られなくなったキツネノカミソリ、ナツズイセンが咲くのもこの頃です。 雑草ではタカサゴユリ、庭木ではサルスベリが盛夏を彩ります。今年は、高原より早く平地でススキが穂を出したとテレビが報じましたが、それがどこなのか、私はまだ見ていません。 気候の大きな変動に、秋咲きの花、とくに秋の長雨の終わる頃咲くヒガンバナは今年はどうなるのでしょうか。 一般に、春の開花や芽出しは、寒暖によって前後しますが、秋の花は気温ではなく毎年、ほとんど暦どおりに咲き出すように思われます。 この秋は、よくよく見定めたいと思います。 話は変わって、夏活動の2日目(8/17)、六会で突風(竜巻とも)のため街路樹の桜が倒れ、家も壊れたとテレビで画面が出ていました。 30年位前、湘南台の一角で竜巻が起こり、屋根が飛んだということがありましたが、めったにない現象なので、現場を見に行って見ました。 十日以上も経っているので、倒れた木は片づいていましたが、虎模様のテープで囲んだ跡の穴と、大枝を切りすかした周りの木を見て、竜巻?の威力を実感しました。 壊れた家も(復旧)工事中のようでした。もうすぐ、イネの花が咲きます。
キツネノカミソリ
■ キツネノカミソリ
サルスベリ
■ サルスベリ
タカザゴユリ
■ タカザゴユリ
六会竜巻跡
■ 六会竜巻跡




もうすぐ、イネの花が咲きます
運営委員 小 野 哲 夫


9月8日の生育状態

イネについた害虫;イネツトムシ
7月に植えた稲は、市内の水田の稲より育ちが遅いですが、もうすぐ稲穂が出てイネの花が咲くでしょう。
市内の水田では5月の中ごろから6月の初めに田植えをしていますが、今回のミニ稲は7月初めに渡しているので、 1か月以上遅い田植えということになります。このため、多くの水田のイネの稲穂が黄色く色づき、 多くのお米がついているのに対して、これから稲穂が出て花が咲きお米ができることとなります。
それゆえ、前号の(その3)に示した8月25日写真のから成長して、この8日には右の写真のように大きくなりました。 茎は3cmから7cmにと伸び、その先には葉陰に稲穂がわずかに見えるようになりました。
写真のイネを育てると同時に、次の種もみを取るためのイネを別の容器で育てています。そちらの稲で大変なことが生じました。 イネに害虫がついたのです。青虫に似た虫で、写真に示すものでイネツトムシと言います。 イネの葉を丸めてその中に住み、葉を食い荒らします。大きくなると、2枚の葉を使って筒を作って葉をどんどん食べまくります。 食べられた葉は枯れてしまい、イネの成長が悪くなってお米もできなくなります。
このような害虫がいたら、退治しなければいけません。手で取ってください。 もし、手でつかむのが嫌でしたら、割りばしなどを使うとよいでしょう。
そして、稲穂が出て、イネの花の咲くのを待ちましょう!




新米団長の独り言6 えっ?藤沢で竜巻!!
団長 石 井 幹 夫


■日大校内で倒れた桜(報告書より)
 皆さんこんにちは、新米団長の石井です。いかがお過ごしですか?
 さて今年の夏季活動の2日目(8月17日 月曜日)、とんでもないニュースが飛び込んできました。 この日は1日中本降りの雨にたたられ、予定を大幅に変更しながら活動していました。 いそぎんのお兄さんお姉さんには「今日の天気図楽しみだね。何でこんな天気になったのかじっくり解説してね!」 なんて軽口を叩いていたのですが、・・・。
 当時のニュースによると、この日の14:10ころに藤沢市亀井野で突風が吹き、物置や木などが倒れたとのことでした。 電線も切れ1200軒で停電も起きたそうです。
 最初の思いは「えっ、藤沢で?」でした。全国各地で竜巻が報告されていますが、まさか地元の藤沢でそんなことが起こるはずがない。 根拠のない自信があったからです。そして次に団員の家はどうなんだろう?大丈夫かな?そんな気持ちで一杯になりました。 幸いどのご家庭からも連絡が入ることはなく、ほっとしたことを覚えています。
 翌日、気象庁の担当官が現地調査に入り、正式に「竜巻」と認定しました。そして規模は藤田スケールでF0でした。
 以下、その報告書 (現地災害調査速報 平成27年8月17日に神奈川県藤沢市から横浜市泉区にかけて発生した突風について 平成27年8月27日 
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/new/2015081710/20150827_yokohama.pdf   から引用してみます。



■当時の天気図(上)と雲の写真(下)
1 突風の原因
 8月17日14時00分頃、藤沢市から横浜市泉区にかけて突風が発生し、住家のスレート瓦のめくれや落下、根の浅い樹木の倒木、物置の転倒などの被害が発生した。 このため8月18日、横浜地方気象台は職員を気象庁機動調査班(JMA−MOT)として派遣し、現地調査を実施した。調査結果は以下のとおりである。
1-1 突風の原因の推定
(1)突風をもたらした現象の種類
 この突風をもたらした現象は、竜巻の可能性が高いと判断した。
(根拠)
  • 被害の発生時刻に被害地付近を活発な積乱雲が通過中であった。
  • 痕跡から推定した風向に収束性を示す部分があった。
  • 被害や痕跡は、断続的であるが帯状に分布していた。
  • 激しい風はごく短時間であったという証言が複数あった。
  • 「ゴー」という音の移動があったという証言が複数あった。
(2)強さ(藤田スケール)
 この突風の強さは藤田スケールでF0と推定した。
(根拠)
  • 住家のスレート瓦のめくれや落下が複数あった。
  • 根の浅い樹木の倒木が複数あった。
  • 物置の転倒があった。
(3)被害の範囲
 被害範囲の長さは約8.2km、幅は約180mであった。
参考:藤田スケールF0の規模とは、
F0:17〜32m/s(約15秒間の平均)
テレビアンテナなどの弱い構造物が倒れる。
小枝が折れ、根の浅い木が傾くことがある。
非住家が壊れるかもしれない。




理科で好きなこと−4(最終回)

 今回はいよいよ最終回、9班〜10班です。 9班、10班で原稿を書いてくれた団員の皆さん、かたつむりへの掲載が遅くなり、申し訳ありませんでした。
 楽しい原稿をありがとうございました。


9班4年 S.T.
私が好きなことは電気です。光るときれいで、かがやいているからです。学校でじっけんをしてやりたいと思いました。
もう一つは生き物のことです。
私の家では、ハムスターをかっていて、名前はチェリーと言います。なぜ、耳をなでるとしばらく閉じるのかを知りたいからです。
そしてもう一つは磁石です。
磁石には、一つぎもんがあって、地球は磁石でできているのに、月とくっつかないかと思いました。でも、もし月とくっついたらどうなるのかなとびくびくします。
理科が好きなので、たくさん勉強がしたいです。


9班5年 H.W.
 ぼくが、理科で好きなことは、実験です。とくに、温度の実験が好きです。でも、植物や、生物の観察も大好きです。 なぜなら、温度の実験は、試験管に温度計をいれて水をいれて、氷水や熱湯がはいったビーカーに試験管をいれるという実験がとても楽しかったからです。 生物の観察は、うまれつき生き物が好きだからです。あと、もっと生物や植物のことがしりたいからです。


10班4年 K.K.
ぼくが好きなことは、じ石です。じ石にはNきょくとSきょくがあります。NきょくとSきょくを近づけると、くっつきます。 でも、同じNきょくどうしやSきょくどうしを近づけると、はんぱつします。
じ石は、砂鉄を集めたり、鉄をくっつけたりすることができます。ぼくの使っているふでばこのふたも使われています。
ぼくはじ石を使った手品がすきです。つくえの上にほそいぼうを立てて、ドーナッツみたいに、あなのあいたじ石を、二つ使います。 同じきょくを合わせると、上のじ石がうきあがるんです。
じ石の中みはどうなっているんでしょうか。おとうさんには、聞いたけどわからないと、言われました。ふしぎなじしゃくの中みをもっと知りたいです。


10班5年 M.I.
 私の理科の好きなことは、実験と観察です。 なぜなら、実験はでんじろうの科学実験ショーを見て、おどろいたり、かんどうしたり、ぎもんをいだき、考えてその理由が分かった時に、「すごく面白いなぁー。」と思ったからです。 その中でも一番きょうみを持ち好きになった実験は、真空実験です。 空気をぬいていくと、花びらの色が白からとうめいになっていくのがふしぎで本当のすがたは、とうめいで、見えていることと、事実がちがうことを知った時に、感動したからです。 いろいろな科学反応の実験をしてみたいです。
観察は、学校でやった植物の観察をすることが好きです。 なぜなら変化していたり、植物が生長している様子を、前と今で比べる事が面白いし、次に観察する時どれぐらい成長しているか考えてみても、わくわくするからです。 観察した中で一番好きな植物は、ツルレイシです。春夏秋冬では、ツルレイシの様子の変化が、大きいからです。しぜんのしくみも面白いと、思いました。 なので、観察や実験は、とても楽しみです。


10班5年 S.O.
ぼくはきれいな石をあつめるのが好きです。
今まで見つけた中でいちばんきれいなのは、二年くらい前おにごっこをしていてころんだ時にひろった石です。白くてところどころひかっている石です。 大きさはたて2センチメートルぐらいよこ6センチメートルぐらいです。 2こ目は黒とう石です。りゆうはちっちゃくても黒くかがやくと言う、すてきなとくちょうがあるからです。 たて1センチメートルぐらいよこ2センチメートルぐらいです。学校の校庭で見つけました。 3つめは平たくてうすい黒や白などいろいろなものが入っているすごい石です。いがいと形がおもしろいです。 タコのように丸い形のぶぶんもあり箱のように直角の所もあります。今まで十こぐらいしか見つけていません。 あつめるのは、たのしいです。これからもおもしろい石やすごい石、宝石などを見つけていきたいです。



■お知らせ■
□夏季活動の感想文はもう出しましたか?□

 夏季活動の感想文ならびに地形模型の写真の 最終締め切りを9月30日(水)消印有効 にします。メールでの送付も大歓迎です。それ以降編集作業に入りますので、未提出の団員は必ず提出するようよろしくお願いします。

  提出先   運営委員 高木茂行
      メールアドレス: takagi_shigeyuki@cameo.plala.or.jp
        fjnc_master@fjnc.sakura.ne.jp





■お知らせ■
□原稿募集□
 「かたつむり」では常時原稿を募集しています。あまり肩肘張って構えるのではなく、日常に転がっている「何気ないもの」がいいです。 写真1枚でもいいのでそこにコメントをつけて送ってください。FAXの際は鉛筆ですとかすれて読めない場合があります。 ペンでなぞってから送ってください。
    送り先:  夏季活動の感想文の提出先と同じ、高木運営委員宛てにお送り下さい。