目次:
DOWNLOAD (PDF:2.99MB)
PDFファイルを見るためにAdobe Readerが必要です。 Adobe Readerのダウンロードはこちら==>
Adobe

かたつむり

Logo

No.420   2015(平成27)12.6(Sun.) 藤沢市科学少年団

1月の活動   星の観察

 冬の夜は寒い。それも1月となれば、極寒です。でも、その寒さのおかげで空はすみ星の観測にもってこいの季節です。
 南の空に広がるオリオン座や、青白くギラギラ光るシリウスは、寒さも忘れるほどの感動です。 肉眼で、双眼鏡で、そして天体望遠鏡で星を観察しましょう。
 なお、この活動は保護者の方の参加を歓迎いたします。


冬の大三角


  1. 日時
  2. 1月16日(土) 16:00〜20:00
    終了時刻が遅いので、必ず保護者の方のお迎えをお願いします。
    なお、天候が悪い場合は、科学工作をします。


  3. 会場
  4. 藤沢市教育文化センター(藤沢本町 徒歩20 分)


  5. 持ち物
  6. 弁当(夕食)、水筒、帽子、名札バインダー、筆記具、ボンド、はさみ、カッター、カッターマット
    あれば 双眼鏡(倍率が低く口径が大きいものがおすすめです)、三脚 など


  7. 服装
  8. 冬の夜は大変寒いので、防寒には十分ご留意ください。
    特に足元やえり元がポイントです。


  9. 欠席連絡
    • 前日まで
        事務局鹿児嶋 自宅まで、
    • 当日は
        事務局 鹿児嶋 携帯まで
        15:30〜15:50にお願いします。



その他
今回の活動は保護者の皆様の参加を歓迎します。



11月活動 野外観察
こども自然公園(写真は10月)

 当日の朝まで雨が降っていたため、活動が危ぶまれましたが、団員や運営委員の想いが通じたのか、無事に活動を実施できました。 こども自然公園では、木々の紅葉が始まり、野鳥も多くみられ、秋の自然を楽しみながら観察しました。































鏡 像 反 転
運営委員 道 上   定

 ―人っ子政策の中止を発表しました。
 国の広さ、人口ともに大国での話し。長年続いた「夫婦間の子供はひとり」に限る。違反すると刑罰が。 家庭生活の基本に関わるところを国の政策で規制していました。
 世代の交代が歪むと、果てしなく人手を要します。生産・消費、労働、経済活動、医療、介護などあらゆる方面に大きな影響を与えます。

 2015年現在の世界の人口は、推計73億50万人。私たちの国では新内閣の手で「一億総活躍国民会議」が発足。 その資料に「50年後も人ロー億人を維持」、子育て支援に[希望出生率1・8]がかなう社会の実現、が提案されています。
 一億相剋民(じゃなくて)総国民がよってたかって活躍。で、なにやるの? 目的は?

 私たち高齢者は戦前・戦中、そして戦争直後に生まれました。「産めよふやせよ」の国策にのっとり生まれてきました。 必死に生きて、さてこれからは「おれの自由だ」と鏡をのぞくと、そこには高齢者。
 「お年寄りが多くて、年金財政が追いつかないのです。若いものに負担させるのですか?」 (人口動態調査で早くから分かってたこと。なにもしないで、制度設計も…)。

 年金財政?。制度設計?
 大丈夫ですよ。あなたが思った以上に[コト]は進んでいますから。老老介で…。数ヶ月気づかれずに…。 財布には10円玉がすうまい…。まだある。災害時には高齢者が真っ先に被害の土嚢となりますから…。
 「一億総活躍」は戦前・戦中の「勤労動員」、「勤労奉仕」にもつながり、右も左も一緒くたとなって、 理屈抜きの行動を要求するような語感を与えます。

 メビウスの環の上を歩いているような、右方向に歩いたら左のハジに行き着き、昇っているつもりが下っていたり…。 鏡でもふしぎです。「鏡像反転」という現象。
 コーヒーショップでのこと。なにげなく向こうの天井を見ていると、トイレの案内標識が下がっています。 撮ったのがこの写真。写真の加工・修正はしていません。なにか、どこかおかしくありませんか?
 撮影して2週間ばかりして朝日新聞に偶然にも、「今さら聞けない鏡映反転」のタイトルで鏡の世界を解説する記事が出ておりました。 東京大学認知心理学の高野陽太郎教授の説が大きく載っておりました。

 としても、私の撮った写真の意味とはまた違っています。さてなにが?




博物館紀行〜大阪市立科学館を訪れて〜
運営委員・いそぎんちゃく 藤 本 俊 二


写真1 入口にあったトリックアート。動いているようにみえるかな!?

 11月7日(土)、大阪での研修の合間に大阪市立科学館を訪れました。 大阪市立科学館は、1989年10月に開館した宇宙や身近な科学をメインとした展示が特徴の博物館です。
 入口で迎えてくれたのはトリックアートでした。 このトリックアート、実物で見ると当然ながら錯覚で絵が動いているように見えますが、 驚いたことは写真に撮ってパソコンの画面で見ても動いて見えることでした。この原理を探るのはとてもおもしろそうです。
 展示は「宇宙」、「身近な化学」、「親子で楽しむ科学」、「電気とエネルギー」のテーマに分かれていました。

 「宇宙」では、太陽系の模型が約5億分の1のサイズで出迎えてくれています。改めてみると、太陽の大きさがよくわかります。 その他にも、イトカワのレプリカやカミオカンデについての展示などがありますが、興味深かったのは「宇宙のかんづめ」でした。 これは、約3億光年内にある15000個の銀河がどのようにあるかを立体的に表した展示となっており宇宙の大きさを感じることができます。

写真2 太陽系模型(約5億分の1)

 「身近な化学」では、鉱物からできる元素や素材についての紹介がありました。 「親子で楽しむ科学」にはローラーコースターや渦巻きの発生など、実際に触ってみる展示が数多くあり、親子連れが楽しく遊んでいました。 「電気とエネルギー」では、ハンドルを回して発電をして電気を光らせる展示や発電の仕組みがよくわかる展示が多くありました。
 そして、この科学館にはプラネタリウムがあります。投影機はコニカミノルタ製「インフィニウムL-OOSAKA」です。 この投影機はこの科学館のみで使われているオリジナルの投影機で、星数は役9000個を映すことができます。 星数は多くはありませんが、その分、一つひとつの星が鮮明に映し出される特徴があります。


写真3 宇宙のかんづめ。実物ではそのスケールを感じさせられます。

 今回見た番組は「ギリシア神話の星座たち」でした。 最初の15分間はその日の夜見える星の説明、その後の35分間は秋の星座の神話とストーリーの紹介でした。 約50分間の投影を、解説員の方が生解説でしゃべり続ける形の番組でした。
 実際に行ってみると、1日いても楽しめる科学館です。大阪に出かける機会があれば、ぜひとも行ってみたいスポットです。






海外の街並み紹介 〜スイス ニューシャテル〜
運営委員 高 木 茂 行

 運営委員の高木です。この数年で、仕事の関係もあって、いくつかの海外の街を訪問しました。 グローバル化が叫ばれ、今後は海外との行き来もますます増えます。 科学とは関係ありませんが、藤沢市科学少年団の皆さんも、いずれは海外を飛びまわって活動することと思います。 少しでも参考になればと、印象に残った街を紹介します。
 最初に取り上げるのは、スイスにあるニューシャテルという街です。 街の名前の由来は、ニュー(新しい)シャテル(城)で、中央ある城が街のシンボルとなっています。 これまでいろんなところにいきましたが、中世の面影も残り、これだけ美しい街は見たことがありません。 その後も、いろんな街を訪れましたが、今でも一番美しい街と心に刻まれています。
 スイスで有名な街と言えば、西にあるジュネーブと東にあるチューリヒです。 ともに国際空港があるため、多くの人が訪れます。 ニューシャテルの街へは、チューリッヒからジュネーブ方面に向かう列車に乗り約1時間30分です。 チューリッヒを出発した電車は、街並みを抜け、山々の間を縫うように走ります。 1時間ほどするとビールという駅に到着します。 この町は、フランス語ではBienneと表記され、ドイツ語ではBielと表記されます。 駅名案内も2種類で表記されています。 スイスは、チューリッヒのある東側がドイツ語圏、ジュネーブがある西側がフランス語圏です。 その境界線となるのがこの街です。
 ビールを過ぎてしばらく走ると、電車の左手に青く広大な湖が広がります。これがニューシャテル湖です。 湖に沿ってしばらく走ると、ニューシャテルに到着です。 駅に降り立つと鳥の鳴き声が聞こえ、燦燦とした光がさしこみます。 この町に行ったのは6月でしたが、地元の人が言いうには、「6月がベストシーズン」ということです。 7月に入ると雨がふり始め、天候が不安定になります。その夏が過ぎると一挙に寒くなるということです。
 電車をおりると一挙に開放感に包まれ、駅舎を出るとニューシャテルの街並みと湖が一望できます。 そして、10分も歩かないうちに湖に到着です。 湖にはヨットなどの白い船が停留し、湖畔は緑の芝で綺麗に整備されています。 町の名前にもなっているシャテル(城)は、残念ながら工事中で見学することができませんでした。 しかし、城の門の前からは、中世を彷彿させるニューシャテルの街並みが一望できます。 人が少ないこともあり、ゴミ1つ落ちていない程に、街はきれいに維持・整備されています。


 
 

 朝夕には、澄んだ空気の中、ニューシャテル湖の向こうに白い雪を抱いたスイスアルプスが眺められ、とても感動的です。 そして、この街がさらによいのは、フランス語圏にあり、料理がとても美味しいことです。 近くではワインも作られており、ワインの飲みなながら、食事をすると至福の時間が訪れます(これは大人になってからの楽しみにして下さい)。 ヨーロッパの人々は、この季節、店の外で食事をします。レストランの料金も、外のテーブルの方が高いのです。 日本より高緯度にあるため、昼間が長く、8時頃でもまだ薄暗い程度で、ゆっくり楽しめます。
 スイスのチューリッヒやジュネーブに行く機会があったら、是非、足を延ばしてニューシャテルまで行くことをお薦めします。




■お知らせ■
□来年度の在・退団について□

 運営委員会では来年度の体制を確定するために、現団員を対象に「来年度も引き続き団員として活動するか、退団するか」についての意思確認を行います。
 近日中に「意思確認書」を郵送しますので、今年のこれまでの活動を振り返りながら、 来年度はどうするのかについて相談してください。
【お願い】
  • 団の活動に積極的に参加できない場合は退団を検討してください。
    • 公欠や体調不良等の理由ではない欠席が見込まれる場合
      ほかの活動(お稽古等)にも参加していて、そちらの活動を優先させる場合
    • 地形模型の写真の未提出や夏季特集号へ原稿を出さないなど、団の活動に消極的な場合
  • 団活動を欠席したり、途中退団したりすると、他の団員に迷惑がかかりますので、慎重に相談してください。 特に欠席の多かった団員は、来年度活動を継続することが本当に可能なのか十分検討してください。
  • 受験準備等で団活動は続けたいが来年度の活動への参加が難しい場合、「休団」の扱いも可能です。
    「休団」を希望する場合は、「休団希望」と記入し、休団の理由を明記の上返送してください。 年度の途中から欠席が続くと、班の活動に支障を来します。よろしくご検討ください。
  • 団活動中に発生した事故の補償に関しての項を加えた「保護者誓約書(兼)同意書」を新たに作成しました。 今年度の新入団員以外の団員保護者の方で同意いただける場合は別添の 「保護者誓約書(兼)同意書」にも記名押印の上、意思確認書と一緒に返送してください。 なお、事故の補償に関して同意いただけない場合は残念ですが退団をお願いいたします。

なお、意思確認書の締め切りは12月25日(金 消印有効)を予定しています。
遅れますと自動的に退団扱いとなりますのでご注意ください。





■お知らせ■
□原稿募集□
 「かたつむり」では常時原稿を募集しています。あまり肩肘張って構えるのではなく、日常に転がっている「何気ないもの」がいいです。 写真1枚でもいいのでそこにコメントをつけて送ってください。FAXの際は鉛筆ですとかすれて読めない場合があります。 ペンでなぞってから送ってください。
    送り先 :  高木茂行宛
    mail:  
fjnc_master@fjnc.sakura.ne.jptakagi_shigeuyuki@cameo.plala.or.jp