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かたつむり

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No.453   2018(平成30)4.1(Sun.) 藤沢市科学少年団

4月の活動  雑草を食べる会


 新入団員の皆さん、入団おめでとうございます。さあ、これからいっしょに団活動を楽しみましょう。 もし分からないことや不安なことがあったら、遠慮なく班長や上級生に聞いてください。色々ていねいに教えてくれます。
 班長さん、1年間よろしくお願いします。班員が楽しく有意義な1年間を過ごせるかどうかは、班長さんの肩にかかっているといっても過言ではありません。 今までの経験を生かして頑張ってください。
 さて、4月は恒例の「雑草を食べる会」です。春にはたくさんの植物が芽吹き、その多くをおいしく(!?)いただくことができます。 若芽のほろ苦さを感じながら是非春を満喫してください。おいしく食べられるといいですね。
 そうそう、新入団員のノルマは「ドクダミ!?」でした。さあ、がんばって食べてみよう!!
 でも、毒草だけは食べないように、植物を見る目もしっかり養いましょう。


  1. 日時
  2. 4月15日(日) 9:45〜14:30
    悪天候の場合は22日(日)に延期、それ以降は中止
    天候判断は6:00頃行い、緊急連絡MLを晴雨に関わらず流します。


  3. 会場
  4. 少年の森  藤沢市打戻2435(案内図はこちら参照)
    必ず公共の交通機関でお越しください。


  1. 持ち物
  2. 【個人】
    帽子・名札・バインダー・筆記具・雨具・履き慣れた靴・おにぎり(おかずはなし)・
    水筒・ポリ袋・軍手・箸(はし)・お椀・手ぬぐい・新聞紙など各自で必要と考えたもの。
    【各班】
    各班で必要と考えたもの。
    団で用意するものも参考に各班で相談して決めてください。
    【団で準備するもの】
    ガスコンロ・天ぷら油・小麦粉・醤油・味噌・塩・菜箸・クッキングホイル・ クッキングぺーパー・紙皿・クレンザー・天ぷら油処理剤・たわし 等
                        また、少年の森ではフライパンや鍋等を借ります。


  3. 欠席連絡
  4. 原則前日までに事務局 鹿児嶋まで連絡してください。
    自宅(留守録)
    (メール)kago@ea.mbn.or.jp(なるべくメールでの連絡が助かります
    当日連絡 8:50 までにお願いします 鹿児嶋携帯(録音)


  5. その他
  6. ここの活動にはご家族みなさんで参加してください。お待ちしています。



団長あいさつ
藤沢市科学少年団団長 石 井 幹 夫

 新入団員のみなさん、入団おめでとうございます。さあ、これから一緒に科学を楽しんでいきましょう。 また、保護者の皆様、お子様のご入団、おめでとうございます。これから先、団活動へのご理解、ご協力、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 さて、今年は入団説明会への参加者が全部で33名でした。しかし募集数は15、在団員が多いためなかなか新入団員を多く受け入れることが困難な状況でした。 このままでは公開抽選が確定、と覚悟しました。過去に公開抽選を行ったことはありますが、小学校3年生の抽選はあまりにも残酷で、できれば行いたくない。 そこで入団説明会では「思いっきりいやなことをたくさん話してそれでも入団したいという人だけを入団させよう」と考え、例年以上に厳しいことをお話ししました。
 それでも抽選会は免れないかなと心配していたのですが、いざ蓋を開けてみると20名の希望、募集は15名でしたので私たちの考える許容の範囲でした。 よって、めでたく全員入団。本当に良かったです。心からほっとしました。

 科学少年団、一体どんな団体なのでしょうか。入団式でいつもお話をしていますが私たちの思いは団旗に集約されています。 シンボルマークは「かたつむり」。2本のアンテナをしっかり立てゆっくり着実に歩む。決して後ろには下がらない。 そんな「かたつむり」に団員の皆さんを例えています。旗のバックは緑と青、緑は山の緑、そして青は海の青。

 説明会でもお話ししましたが、私たちはサイエンスクラブではありません。 ネイチャークラブです。自然と仲良く、自然から学び、・・・。ここに主眼を置いています。 現在はいろいろなジャンルの活動をしていますが、あくまでも主眼は自然です。自然とうまく付き合っていくすべを学びましょう。

 そしてもう一つの柱、それは小4から中3までの6学年の縦のつながりです。 新入団員の皆さんには中3のお兄さんお姉さんはまるで別世界の巨人のように思えるかもしれません。でも、みんな優しいお兄さんお姉さんです。 困ったこと、わからないことは何でも遠慮なく聞いてください。お兄さんお姉さんに甘えなくてはいけません。そしてお兄さんお姉さんは必ず応えてくれます。 この関係が班の活動に厚みをもたらしてくれます。いつでも笑顔を絶やさずに、楽しく和気藹々(あいあい)とした班活動になることを楽しみにしています。

 少年団は知識を覚えるための場所ではありません。不思議を感じるところです。そして感じた不思議をそのままにするのではなく、自分の力で解決しようとするところです。
 不思議を感じることはとても難しいことです。どうしてか、普段「当たり前」って済ましていることを当たり前にしないところから始めなくてはいけないからです。 「あれっ?」と思ったらそのままにしないで「どうしてかな?」と考えてください。そして当てずっぽうではいけません。科学的な根拠を探してください。

■どう?、くっつきそうでしょ!
 今、プレートテクトニクスが大流行です。伊豆半島は昔日本ではなかったなんて言われています。その始まりは、ドイツのウェゲナー。 世界地図を見て動くはずのない地面が「くっつきそうだ」って思ったんです。多分、皆さんの中にもそう思った人はたくさんいるのではないでしょうか。 でもいつのまにか当たり前になってしまう。でも、彼は違いました。くっつきそうな海岸線を調べて、化石の分布や岩石の分布など共通点が多いことを発見したのです。
 残念なことに彼の考えは彼が生きているうちには認められませんでした。でも、今は中学生だってプレートテクトニクス論を語る時代になっています。

 当たり前を当たり前にしない、そんな君たちであり続けることを期待しています。




2018(平成30)年度
藤沢市科学少年団 運営委員・協力委員名簿

 
顧問   海野成/小野晴弘/佐藤満
 
委員長、団長   石井幹夫(かたつむり・アマチュア無線局担当)
 
副委員長、副団長   山本明利/鹿児嶋英克(事務局担当)
 
委員、事務局   鹿児嶋英克(事務局長、庶務・活動担当)

遠藤孝夫(会計、公財みらい創造財団担当)

野々村晶子(公式HP・緊急連絡ML・いそぎんちゃく担当)

指籏博(補助金申請・保険・広報担当)
 
委員   相原延光/青木公雄/泉翔太/伊原泰信/二瓶美紅/小野哲夫

川地啓文/笠原史織/神崎洋一/菊池久登/口地哲平

小島泰成/小山ちさと/近藤博美/鈴木照治/竹田澪/田中優

高木茂行/竹内淳子/土見侑/野村拡未/藤本俊二

松下理恵子/道上定/山田佳子/山本明利 (委員は50音順)
※3/29現在確認の取れている方です。
※3/29以降確認の取れた方は随時お知らせします。



2018(平成30)年度


  • 変更になる場合もあります。
  • 詳細は、前月の「かたつむり」でお知らせします。
  • 保護者の参加可能な活動では、団員と別行動になったり、実費をいただく場合があります。 怪我の保証もできません。各自の責任でご参加ください。
年 間 活 動 計 画
  期日 内容 会場 雨天
入団式 4月1日(日)
10:00開式
入団式


藤沢公民館  
4月 4月15日(日) 雑草を食べる会


少年の森 荒天の場合1週間延期、以降中止
5月 5月27日(日) なす紙を作ろう


第一中学校  
6月 6月10日(日) 野外観察 江の島


江の島 新江ノ島水族館
7月 7月1日(日) 夏季活動事前学習
 立体地形模型の製作他
夏季活動説明会
(   )  
8月 8月18日(土)
 〜20日(月)
夏季宿泊活動
 長野県大鹿村方面

   
9月 9月16日(日) 夏季活動事後学習


未定  
10月 10月14日(日) 施設見学
 場所は未定です

   
11月 11月18日(日) 野外観察 境川を歩こう


  科学工作
12月 12月9日(日) 食品の科学


第一中  
1月 1月12日(土) 星の観察


第一中  
2月 2月17日(日) 電気工作
新入団員募集説明会
第一中  
3月 3月17日(日) 希望の水ライト・お別れ会
保護者会

   
特別 5月5日(土) 子どもフェスティバル

少年の森 5月6日(日)に延期



藤沢市科学少年団 規則


第1条


この団は、藤沢市科学少年団と称し、団体本部を藤沢市内におきます。


第2条


この団は、青少年が自らの行動を通して、自然への思いやりと科学的探究心を養い、 また、そのことによって青少年の健全育成をはかることを目的とします。


第3条


目的を達成するため、次のことを行います。


1 一貫したプログラムにもとづく、野外における活動を中心とした実験・実習


2 その他運営委員会が決定したもの


第4条


団員は、別に定める規定により運営委員会と保護者の承認を得たもので構成します。


第5条


団費その他の会計については、別に定めます。


第6条


1 この団に次の役員をおきます。


委員長 1名  副委員長 2名  委員 若干名


2 委員は、次に定める委員会が選任します。


3 各委員の任期は、1年としますが、再任を妨げません。


第7条


この団の円滑な運営のため、運営委員会をおきます。
運営委員会に関する規定は別に定めます。


付 則


この規定は昭和57年10月28日から実施します。


付 則


この規則に定めのない事項については、運営委員会の決定によります。


昭和57年10月28日制定



3月活動 引力の発見と重力・質量、そして飛行体、お別れ会

3月18日(日)、湘南台中学校で行いました。
午後からは中3と自分の新しい道が見つかって退団する団員とのお別れ会を行いました。
また、保護者会も開催しました。参加された方、ありがとうございました。



■今回は菊池先生のご指導でした
 

■コーラとダイエットコーラ、
ン!、密度が違う!どうして?

 
↑骨の質量をはかります
↓骨の体積をはかります


■測定が終わればもちろんおいしくいただけます
 
■今回のお土産は電子天秤でした

■今年の金のかたつむり(6年皆勤)は3名、拍手!
ちなみに銀(3年間皆勤)は2人、銅(1年間皆勤)は51人でした。
 
■お世話になった中3の先輩方です



□保護者会について□

 当日、10:00より図書室で行いました。 まず事務局より29年度の活動報告と会計報告があり、その後高木運営委員による電気自動車に関する講演が行われました。
 全部で30名ほどの参加がありました。途中「どうして理科嫌いが生まれるのか?」という質問があり、「う〜ん、・・・。」 皆さんはどう考えられますか?小さい子どもはみんな理科が好き。その好きを嫌いに変えてしまうのは一体何なんでしょうね?
 例年行っている保護者同士による懇談では、例年以上に和やかで楽しげな場になっていました。 私たちにとって保護者の皆さんがお互いに顔がわかり、仲良くなっていただけることが何よりです。 保護者の皆さんがさらに積極的にコミュニケーションをはかっていただけたら大変ありがたいことです。
 高木運営委員による電気自動車の講演は、単に電気自動車の話にとどまらず、日本の電気エネルギーのあり方からひもとかれたスケールの大きな話でした。




発電所の話あれこれ(4) −−「電燈局」という名の発電所−−
運営委員 小 野 哲 夫


 日本で最初の発電所は、その名前が発電所ではなくて電燈局(でんとうきょく;燈は灯の旧字)でありました。 銀座で電灯点灯のデモンストレーションを行われた1882年(明治15年)に日本初めての電気会社が作られて、 ここで計画された発電所の名前が第一、第二、第三、第四、第五電燈局であったのです。 これは、電気を送り届けるとしても、明かり用つまり電灯用の電気として商売することを考えていたからでしょう。

 5ヵ所計画された電燈局は、第一電燈局の皇居近くの麹町から、第二電燈局が日本橋茅場町、第三が京橋、第四が神田、 そして第五が浅草?千束とこの時代の会社や商業などの中心地と言える場所でした。 この中で一番最初に出来たのは第二電燈局で、11月29日に送電を始めました。 これによって、日本で初めて送電を行なった名誉は第二電燈局となって、作られた跡地には記念碑「電燈供給発祥の地」が建てられています。

 碑には、発電施設として「直立汽缶と、30馬力の横置汽機を据え付け、20KWエジソン式直流発電機1台を運転・・・」と書かれていて、 現在で言う火力発電所でありました。汽缶というのは蒸気を作るボイラーのことで、直立ですから縦型つまり立ち上がった形のボイラーとなります。 燃料としては石炭を使っていて、日本橋川を使って船で運んでいました。 また、汽機というのは蒸気機関を意味していて横置汽機は横置きの蒸気機関となりますから、現在の火力発電所のような蒸気タービンではなくワットの蒸気機関だったのでしょう。

横置き蒸気機関
(出典小学館日本大百科全書(ニッポニカ))
 発電機は直流210Xで送電方式は直流三線式であったと、示されています。 直流三線式と言うのは、ちょうど乾電池2個を直列につないで+極、−極から線を出して3X取れるようにすると同時に2個の乾電池の間からもう1本の線を出して、 この線と前の線との間で1.5Xが二つ取れるような方式となります。(もちろん、2個の乾電池の間から出している線の+−の極性は変わることになりますが・・・) この方式で近くの日本郵船会社、東京郵便局などに電灯用の電気を供給したとありますが、直流送電のため遠くに送ることができず半径2qの範囲であったと言われています。

 使われた発電機は、エジソンダイナモと呼ばれるエジソンの発明した直流発電機で、上野の国立科学博物館で見ることができます。 20kwの発電機ですから銘板の大きさから見て分かるように、あまり大きなものではありません。 昨年の夏季活動で見学した奈良田第一発電所(出力27,600Kw)の発電機より、いかに小さいかが分かるでしょう。 また、電燈局内部の写真はその翌年に出来上がった第一電燈局のものでありますが、 この内部も見学した発電所と比べると古めかしばかりではなくチャチと感じるのは私だけでしょうか?

エジソンダイナモ

電燈局の内部
(麹町電燈局に設置したブラッシュ式發電機
『東京電燈株式會社開業五十年史』より)
 このように電燈局の発電機などは現在に比べれて小さなもので、作られる電気もごくわずかで電燈局の周辺の限られた範囲に送電されるだけでした。 これは、アーク灯より目に優しい白熱電球が完成されていなかったので、電燈を利用する人が少なかったことが大きな理由であったのでしょう。 また、日本に限らずアメリカやヨーロッパにおいても、まだ大きな発電機を作ることや、送電の技術が完成していなかったことにあります。
 それでも、電燈局が計画・建設している間にエジソンをはじめとした人たちが白熱電球などの開発を進めていて、 電燈局が完成したころにはアメリカやヨーロッパで電球の製造販売が発電機や送電技術の発達とともに行われるようになってきました。 この電球を使うようになっって電燈局の利用が増えてきましたので、より多くの電気が必要となってきました。
 このことから、最初の送電から9年後の1896年(明治29年)には、一ヵ所で発電してそれぞれの電燈局に送る大型の火力発電所が浅草に作られました。 これによって、電燈局は配電所(はいでんしょ)と名前を変えて、ここから家庭や会社に電気を届ける(配る;くばる)ようになりました。 ――電気を配るということから配電所と名前が変わったんだと、想像できるでしょう。



チョウ(蝶)のお話 その2「春の女神(めがみ)と妖精(ようせい)」
運営委員 伊 原 泰 信




 今年は桜(ソメイヨシノ)の開花が早かったですね。お花見に行かれた人も多いと思います。
皆さんは、春のチョウといえばモンシロチョウやキチョウなど、春の花といえばサクラやチューリップ、アブラナ(菜の花)などを挙げるでしょうか?
 さて、今回は、早春の貴重なチョウを1種ご紹介します。「ギフチョウ」(アゲハチョウ科)を知っているでしょうか。 地域にもよりますが、早春(3月下旬から4月頃)だけに見かけるチョウです。湘南地域も含め藤沢市内には生息していません。
 成虫は年1回の早春に発生し、1週間〜10日ほどで姿を消すことから「春の女神」、 一方「カタクリ」も開花がギフチョウと同様のため「春の妖精」(スプリング・エフェメラル)と呼ばれています。


 では、ギフチョウについて少し専門的に説明していきましょう。



●ギフチョウのルーツ: 新生代第三紀といわれる約3000万年前、すでに地球上に生息していたとされています。 そして約200万年前の第四紀頃に日本に渡ってきたようです。 それから約1万年前に最後の氷河期が終わるまで、何回も生活場所を変え、形態を変えながら生き延びてきたので「生きた化石」と呼んでもよく、 日本のみに生息する大変貴重なチョウといってよいでしょう。



 標本の説明(主に中学高校時に採集、飼育したもの)
  ギフチョウ:右側縦2列    ヒメギフチョウ:中央縦2列
  アゲハチョウ:左側2列
        (上7頭は夏型で右側がオス左側がメス/下6頭は春型)
●名前の由来: 明治16年に岐阜県で採取され、「ギフテフ」→「ギフチョウ」という名称がつけられ、その後この呼び名が多くの人に知られるようになったそうです。

●特徴: 写真の通り、アゲハチョウのミニタイプ(モンシロチョウ程度)の大きさです。黄白色と黒の縦じま模様で、後翅の外側には青や橙、赤色の斑紋が並んでいますね。



●生息地域: 神奈川県内では相模原市緑区の山間部に生息しています。 日本の固有種(日本のみに生息)で、本州の秋田県南部の鳥海山北麓から山口県中部にいたる26都府県(現在、東京都と和歌山県では絶滅)に分布しています。

●ギフチョウの仲間(ギフチョウ属): ギフチョウ(日本固有種)・ヒメギフチョウ(日本及びロシアから朝鮮半島)・シナギフチョウ(中国)・オナガギフチョウ(中国)


●生態: 成虫は年に1回発生し、見られるのは3〜5月ごろです。 もともと数が少ないうえに主に落葉広葉樹林に生息しているため、普段生活している上で見ることはほとんどないでしょう。 完全に放置された森よりは、適度に人の手が入った里山のような場所を好みます。


 幼虫の食草はカンアオイ(ウマノスズクサ科)と呼ばれる植物の仲間で、藤沢市内にも生息しています(新林公園にも生えています)。 幼虫は真っ黒な毛虫で通常は葉裏でカンアオイを食べながら集団で成長し、幼虫の期間は40日〜60日ぐらいです。 終齢幼虫は分散し、落葉の下や植物の根元付近で蛹化します。 夏〜冬を蛹で過ごし、翌春にヤマザクラやカタクリ等の開花にあわせて羽化し、春の女神として明るい林内を飛び回るのです。 写真は終齢幼虫で敵から身を守るためオレンジ色の臭角を出します(アゲハの幼虫と同じですね)。

●ギフチョウの保護: 現在は国際自然保護連合(IUCN)により、レッドリストの準絶滅危惧(NT)の指定を受けているため、多数の自治体で天然記念物などの文化財に指定されています。 もちろん神奈川県も指定されていますので、採集はできません。 私が中学生〜大学生のころは東京都(山間部)にも生息していましたが(現在は絶滅しました)、特に天然記念物などの指定はなかったため、自由に観察採集ができました。 写真はそのころの標本が主です。自宅でよく飼育観察をしていましたが、卵(幼虫)から飼育して成虫までに1年間かかるわけですから、羽化の瞬間は大変な感激と感動でした。
 しかし、現在でもギフチョウのファンは多く乱獲(らんかく)(目的がはっきりとせず、むやみやたらに採集する)が問題視されていますし、 自然環境の破壊が進み絶滅の危機にひんしていることから、天然記念物の指定に加え各地で保護活動が各地で行われています。 皆さんも関心を持ってその保護活動に参加してみてはいかがでしょうか。



※ギフチョウやカタクリを観察したい場合のご案内
相模原市の石砂山(いしざれやま)が知られています。 標高約578メートルですから、ハイキングレベルの山ですから小学生でも登れますが、事前によく調べてから家族と行かれるといいと思います。 (春休み中がチャンスで、5月の連休中は人が多いと思います)ギフチョウは3月下旬から5月、遅い時期には6月上旬まで姿を見ることができるようです。 ただし、県の天然記念物に指定されており、保護活動もとても盛んなところです。もちろん観察だけにして、山でのマナーを必ず守ってください。 インターネットで検索すればすぐにわかります。私は中学生の時に石砂山の隣、石老山へもよく行きました(標本の一部はそこで採集しました)。






□欠席連絡についてのお願い□


 毎月の活動の欠席連絡の方法について、次の通りよろしくお願いします。


大原則:毎月の活動は欠席しないで参加する


欠席の連絡方法

1.欠席の連絡方法(やむを得ず活動に参加できない場合)

原則前日までに連絡してください。
事務局 鹿児嶋まで 自宅(留守電)
(メール)kago@ea.mbn.or.jp (なるべくメールでの連絡が助かります

当日連絡 8:50 までにお願いします 鹿児嶋携帯(録音)
 
会場へ直接電話はしないでください。会場の学校等は場所をお借りしているだけです。 会場に電話をかけると、その対応に迷惑をかけてしまうので、絶対におやめください。


2.出席の記録・早退・遅刻・欠席者の対応


  1. 出席した団員は必ず出席簿に○印を記入する。


  2. 遅刻しないように十分ご注意ください。野外活動の場合等、待たないで出発することもあります。 遅刻した場合、必ず鹿児嶋まで申し出て出席簿に記入してください。


  3. 早退する場合、出席簿に「早」と記入、早退時に必ず鹿児嶋まで申し出てください。「かたつむり」をわたします。


  4. 「かたつむり」は念のため、出席簿で出席が確認できない団員全員に送付します。(出席していても送られた場合は連絡してください。)


  5. 活動に使った物品等が必要な場合は、その日のうちに保護者の方が取りに来るか、出席している団員に依頼するかしてください。 かたつむりに同封できる範囲で送ることもありますが、すべての教材を送るわけではありません。


3.退団勧告


欠席が多かった場合は、理由の如何を問わず運営委員会で検討の上退団勧告を行う場合があります。
また、科学少年団の活動原則(自主的な活動姿勢・班による集団行動・団員同士の協力関係)に著しくなじめない場合も退団勧告を行う場合があります。


4.公欠の扱いについて


  1. 自己申告です。必ず前日までに鹿児嶋まで申し出てください。


  2. 忌引、インフルエンザ等学校で出席停止になるもの、修学旅行・運動会等の学校行事、中体連主催の公式戦等、 学校で欠席扱いにならないものに限ります。



■お知らせ■
□公益財団法人東京応化科学技術振興財団より助成を受けることが決まりました□

 公益財団法人東京応化科学技術振興財団様より当団の平成30年度の活動に対し、20万円の助成を受けることが決まりました。 この助成は主に印刷関係の諸経費に充てていきます。これにより、より一層充実した活動を行うことが可能となりました。
 公益財団法人東京応化科学技術振興財団様に感謝申し上げます。



■お知らせ■
□班別名簿作成に関して□


 今年も班別名簿を作成します。この班別名簿には 住所並びに電話番号を明記します。
 もし、掲載を望まない場合、4月6日(金)までに事務局鹿児嶋までお申し出ください。 お申し出のない場合は掲載を了解していただいたものさせていただきます。
 また、連絡先電話番号の変更がありましたら、至急お知らせください。
 是非、班の中で団員はもちろん保護者の方もネットワークを作っていただきたいと願っています。



■お知らせ■
□公式HPについて□


 藤沢市科学少年団には公式HPがあります。ここでは毎月の活動報告や「かたつむり」をごらんになることができます。 また、団員・保護者・OB・運営委員の交流の場として掲示板「公園」が用意されています。 何でも気がついたことをここに書きましょう。
 また、おもしろ実験コーナーもよろしくお願いします。



■お知らせ■
□公式HPへの写真掲載について□


 公式HPでは、活動のようすを写真で紹介しています。写真の性格上、団員の顔が比較的大きく掲載される場合があります
 掲載を望まない団員、保護者の方がいましたら、4月6日(金) までに事務局鹿児嶋までお申し出ください。 お申し出がない場合には掲載を了解していただいたものとさせていただきます。



■お知らせ■
□名札について□


 帽子には名札がついているのですが、活動が始まると帽子はかぶっていません。 そうすると、「あれ、誰だったっけ?」ということで、名前をいわずについ「そこの人」とか呼んでいませんか。 これは運営委員も同じで、月に1回の出会いでは、なかなか名前を覚えられないのが現状です。
 そこで、今年も活動時に着用する名札を用意することにしました。お互いにしっかり名前を覚えて名札がなくても名前で呼び合えるようにしていきましょう。



■お知らせ■
□緊急連絡MLに関して□


 団では、活動に関する連絡がある場合、緊急連絡ML(以下MLと略す)で連絡しています。 MLでは主に「持ち物確認や追加の連絡」、「野外活動における実施判断の連絡」、「活動終了の連絡」を行っています。
 また、屋内の活動でも「荒天などで団員の安全を考慮しなくてはいけない場合」 などは活動当日の朝7:00頃にMLを流す場合があります。活動日には、朝出かける前に必ずメールのチェックをお願いします。
 まだ登録されていない方、どうしても情報過疎になりがちです。 また、連絡漏れ等の事務局のミスを減らすためにも必ず登録をお願いします。



■お知らせ■
□メール受信の設定をご確認ください□


 携帯電話からメールで事務局にお問い合わせをいただいた場合、回答をメールで返信しています。 ところが、この返信が受信拒否される場合がかなりの頻度で発生しています。 迷惑メールを防ぐためパソコンからのメールを拒否する設定になっている場合が多いようです。
 事務局からの返信は必ずパソコンからですので、拒否設定の変更をお願いします。 具体的には事務局と鹿児嶋個人のメールアドレスを許可する設定にしていただければと思います。

◆受信許可設定
  「指定受信」と「URL付きメール受信許可」の2種類の設定をお願いします。
 
◆受信許可をいただきたいメールアドレスおよびドメイン
 
  ・事務局のメールアドレス kago@ea.mbn.or.jp
・科学少年団の公式ドメイン @fjnc.sakura.ne.jp
・連絡網MLのドメイン @ra9.jp (*)
*…これによりらくらく連絡網の広告が入るようになりますが、無料のメーリングリスト活用時の制約のためご容赦ください。
 
◇URL付きメール受信許可
  URL付きメール受信を拒否に設定している場合は、受信を許可してください。

なお、不明な点はML管理担当
野々村(anono@d1.dion.ne.jp)までお問い合わせください。


□『賛助会費』について□


 団費を送金されるときと夏季宿泊活動費用送金のときの2回に賛助会費の納入をお願いしています。
 1口 1,000円で、できるだけ2口以上のご協力をお願いします。
 振替用紙で送金されるときに一緒にお送りください。     (賛助会発起人)

 賛助会費は、活動に関わる費用(月活動・宿泊活動・説明会・保護者会・運営委員会等の準備・下見・反省会など) に支出されるものです。ご協力のほどお願いいたします。
 この賛助会費は、少年団発足時、父母の有志による発起人会の提案で賛同が得られたもので、 会費の使途は運営委員会に一任されております。
 なお、年度末に前後期一括して会計報告をしております。
 団では賛助会費を主に夏季活動の下見経費に充てています。 夏季活動の質の向上と夏季活動の安全の確保のため、ご協力よろしくお願いします。



□団費・参加費・賛助会費はインターネットでも振り込めます。□


 団費等の振込は,今まで通り振込用紙で振り込めますが、インターネットバンキングによる振込でも、可能ですのでご活用ください。
金融機関名  ゆうちょ銀行      支店名  〇二九  当座
口座番号  0010589    受取人名  フジサワシ カガクシヨウネンダン
振込人名義を「○班団員名」としてください。
振込人は、入力しないと既定の口座名義人になってしまいます。必ず入力してください。
振込先口座確認ができる時間帯に振り込んでください。
確認できる時間内では、口座番号を入力すれば「フジサワシ カガクショウネンダン」と表示されます。



□かたつむりの編集者が変わりました□


 これまで、かたつむりは鹿児嶋副団長が編集していましたが、事務局組織の見直しにともない今号より編集者が石井団長に代わりました。 鹿児嶋副団長時代のご愛顧に感謝するとともに、これからもますますのご愛顧をよろしくお願いします。



□原稿募集!!□


 「かたつむり」では常時原稿を募集しています。あまり肩肘張って構えるのではなく、 日常に転がっている「何気ないもの」がいいです(もちろん肩肘張ったものも大歓迎!)。
 写真1枚でいいのでそこにコメントをつけて送ってください。FAXの際は鉛筆ですとかすれて読めない場合があります。 ペンでなぞってから送ってください。
 首を長〜くしてお待ちしています。

送り先   石井幹夫宛
    mail      fjnc_master@fjnc.sakura.ne.jp (団公式)
      bqv00023@jcom.home.ne.jp (石井個人)



■お知らせ■
□少年の森案内図□


                    必ず公共の交通機関でお越しください。
バス
長後駅西口2番乗り場から
 長35・16「綾瀬車庫行」「海老名駅東口行」  「御所見中学校前」下車10分
 8:25・35・45・55 9:15   所用13分  大人220(216)円

湘南台駅西口4番乗り場から
 湘20「綾瀬車庫行」  「御所見中学校前」下車10分
 8:30  所用12分  大人230(227)円

辻堂駅北口から
 辻33「綾瀬車庫行」  「古里団地」下車10分
 8:03  所用29分  大人420(420)円
                    ( )内はIC乗車券(スイカ・パスモ)利用時の運賃です。


※初めての方は、事前に下見をしておくことをおすすめします


少年の森案内図




※御所見中学校前バス停
  は3カ所あります。