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かたつむり

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No.486   2020(令和2)8.30(Sun.) 藤沢市科学少年団

9月の活動   遅ればせながら、・・・
  令和2年度入団式(でも分散)

 ほとんど何もできないままここまで来てしまいました。でも、9月はやります(やりたい)。
 9月は4月にできなかった入団式を行います。でも分散ですけど。やっと新入団員の皆さんとお会いできますね。 そして、新しい班のお友達とも会えます。楽しみにしていてください。
 ただ、会場の都合で全員がいっぺんに集まることはかないませんでした。そこで前半と後半の2回にお分けて実施します。 下の要領をよく読んで間違えないようにお願いします。それでは六会公民館でお会いしましょう。

  1. 日時
  2. 9月13日(日)
    • 1班〜5班全員(新入団員&継続団員)
    • 10:00〜10:50 9:45までに受付を済ませてください
    • 6班〜10班全員(新入団員&継続団員)
    • 11:30〜12:20 11:15までに受付を済ませてください
    ※中2・中3の皆さんは打ち合わせ(11:00〜11:30)があります。
      1〜5班の中2・中3の皆さんは終了が11:30の予定です。
      6〜10班の中2・中3の皆さんは10:50までに来てください。

    六会公民館地図
  3. 会場
  4. 六会公民館ホール
    六会日大前駅東口徒歩7分
    自家用車での送迎・来場は決して行わないでください。
    なお、駐輪は可能です。

  5. 持ち物
  6. 筆記用具、バインダー、帽子、水筒

  7. 欠席連絡

  8. その他
  9. ※新入団員の保護者の方は必ず参加してください。
    ※新入団員以外の保護者の方は申し訳ありませんが出席を見合わせてください。
    ※新型コロナウイルス感染症の心配がありますので、無理に参加されなくても大丈夫です。
    なお、最終判断は各ご家庭でお願いします。
    ※新型コロナウイルスの状況によっては予定を変更する場合があります。緊急連絡ML等、日頃から確認をお願いします。





今後の活動予定

 今後の活動を次の通り予定しています。 ただ、新型コロナウイルス感染症の状況によっては変更される場合もありますのであらかじめご了承ください。

  期日 内容 会場 雨天
9月 9/13(日)


遅ればせながらの
 入団式(でも分散で)
六会公民館  
10月 10/25(日)


新林公園で「秋」を見つけよう
(午前中のみ実施の予定です)
新林公園 中止
11月 11/15(日)


秋の自然観察
 こども自然公園(横浜市大池)
こども自然公園 中止
12月 12月6日(日)


野外観察 江の島 江の島 新江ノ島水族館
1月 1月16日(土)


三日月と星を観よう 第一中学校  
2月 2月21日(日)


電気工作
新入団員募集説明会
第一中学校  
3月 3/14(日)


チリメン・モンスターをさがそう
お別れ会
保護者会
未定  
  • 年内の活動はすべて野外活動としました。天候不良の場合は、屋内での活動に見通しが持てないため、12月を除き原則として中止します。

  • 年明け後は状況さえ許せば屋内での活動を行う予定です。

  • 予定通り活動が行える場合でも、参加・不参加の判断は各ご家庭にお任せします。無理に参加されなくても大丈夫です。

  • 今年度はこのような状況ですので、「皆勤賞」は取りやめます。

  • 状況により活動を急遽変更する場合もあります。その場合は緊急連絡ML・公式HP・公式FBで連絡しますのでよろしくお願いします。



オンライン少年団をやってみた
副団長・事務局 鹿児嶋 英 克

 今年度の科学少年団は、4月の入団式から8月の夏季活動まで中止を余儀なくされました。
 その代わり在宅活動として、4月は雑草観察、5月は酸アルカリの実験、6月は指示薬の実験、7月は江の島の立体地形模型、 8月はキッチン火山の実験と、なんとか自宅で活動を楽しめるように取り組んできました。
 とはいえ、運営委員の先生や団員相互とのコミュニケーションをとることはできず、これについてICTを活用して何らかのつながりが持てないか考えました。
 もともと科学少年団は自然観察をはじめとする実体験を大切にする団体ですので、団員各家庭のICT環境は前提とはなっていません。 そのためアンケート調査から始めました。
 その結果として、YouTubeによる動画配信を視聴することは可能であることが確認され、オンラインミーティングへの参加も、可能な家庭が多いことが分かりました。
 そこで、7・8月活動の説明をYouTubeで配信し、在宅活動に役立ててもらうことにしました。 動画は視聴していただけましたでしょうか?特に地形模型の回ではいそぎんちゃくの先輩が出演し、親しみを持って見ていただけたのではないでしょうか。
 次に、ビデオ会議システムを使って、団員のみなさんが在宅活動の感想を言ったり、先生に質問できる「オンライン少年団」を企画しました。
 実は写真にもあるとおり、すでに3月より運営委員会は「Zoom」を使ってオンラインで進めていました。 それを使って、団員のみなさんに参加してもらうイベントを実施したところです。
 7月が約30人、8月が約20人の団員が参加しました。参加できたみなさん、感想はいかがですか。 ビデオ会議システムの場合、ひとりずつ発言するのことは比較的簡単ですが、自由におしゃべりするというのは結構難しいですね。 小グループに分ける方法もありますが、それにはもう少し慣れが必要でしょう。
 実際に集まって実験や観察をともに楽しむ体験に比べたら、代わるものではありませんが、何か制約のあるときほど、新しいことにチャレンジするきっかけになるものですね。
 今年は学校でもGIGAスクール構想によって、小中学生にもパソコンが一人1台渡されて、学習に活用する時代が到来します。 科学少年団は実体験を大切にする方針に変わりはありませんが、より活動を充実させるために使えることがあれば、もっと活用していきたいなと感じました。




生メガロパ発見!
2班6年 M.K.

 5月28日夕方、湘洋中学校前の海岸を散歩していたら、生きているメガロパ幼生を見つけました。
 大きさはおよそ1cmで、ゴミにまぎれてカサコソと動いていました。
 ほかにも、2,3匹水辺で歩いているのを見つけました。
 この日は、鳥や、たくさんの白い蝶、魚など色々なものが打ち上がっていました。

 Kさんからのメガロパ報第2弾でした。前回はシラスに混ざっていたメガロパ。 そして今回は何と生きているメガロパ!よく見つけたね!その鋭い観察眼に敬意を表します。
 いやがうえにも3月活動への期待が高まりますね!



無題
3班5年 T.K.母

 7月、近所の方から、お子さんとかいこ11匹を飼ってみませんか、と話がありました。
 もともと息子がそんなに虫好きではなく、2年前にありの観察をしただけなので、せっかくのコロナステイホーム期間に観察してみよう、 そうしたらもう少し虫や自然が好きになってくれるかも、命のありがたさのようなものも学べるかも、と母は思い、頂いて、 親子で毎日近くの3本の桑の木へ、桑の葉をもらいにいく日々を送ることになりました。
 案の定、お菓子のあき箱に入って、リビングのテーブルの上に置かれたかいこに、 最初はこどもたちは「ぎょえぇ!」「勘弁して〜」の反応でしたが、日を追うごとに見ることや世話することに慣れてきてくれました。 蚕たちは食欲旺盛。いつも「しょり、しょり」と葉を食べている音が微かに部屋に響き、ペットをお世話している感覚を覚えました。
 問題はこの後です。1匹天に召され、8/16現在、2匹が8/13に繭になり、 残り8匹がまるまるとしたかいこのままです(成長の差はなんだろう)。 今後どうするか、息子と何度か相談し、「まずは新林公園の散歩道で桑の木を探して、全て繭になったら、 蛾になる前にそこへ置いてくる」程度の案しか、思いつかなかったです。
 かいこをくださった近所の方からは、「そろそろかえしてね。自然にかえしても生きていけない子たちです。 繭はこどもの工作に使えるし、中身は佃煮にするから。 最初に繭になったタイミングから1週間以内に連絡ください」という連絡が先日ありました。
 しかし、もらっておいて、果たして、それでいいのでしょうか。かと言って、新林公園に置いてくるのも少々後味が悪く。
 また、蚕を専業で飼ってる方からするとありがたい「おかいこ様」という観点での呼び方もあると、知りました。
 専業の方じゃなくても、かいこを含め家畜から命を頂いているという意味では、私たちみんな同じく、命を頂いています。
 色々と考えている、途中です。息子は「自分はかいこじゃなくて良かった」くらいに最初は思っていたようです。
 このかたつむりをご覧の頃には、どうなっているでしょうか・・・。

 保護者の方からの投稿、ありがとうございます。
 3年生の理科の教科書にカイコガのことが載っていますね。学校の授業で飼育した団員もいるのではないでしょうか。
 カイコガの繭は絹糸でできています。そのためヒトは大昔からカイコガを飼育してきました。 繭からは絹糸をとり、そしてさなぎは貴重なタンパク源でもあったのです。
 また、有名な「シルクロード」も交易品が金や絹(シルク)だったからこんな名前がついています。
 そんカイコガですが、自然の中で生きていくことはできない(人間が飼育しないと生きていかれない)んだそうです。 何か、考えさせられますね。



人間とは?アンドロイドとは?
いそぎんちゃく R.N.

 あなたは人間ですか。あなたの家族は本当に人間ですか。自分のことが本当に人間だと確信できますか。
 第三次世界大戦後の地球はどうなっているのだろうか。思いを馳せて行くと、そこには「死」の世界があると私は思う。 核兵器が使われ、沢山の命が失われる。そんな中、生きる希望を失った人たちだけが明日への希望もなく生活しているのではないか。

 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」という「ブレードランナー」という映画の原作となった小説を読んでアンドロイドなどロボットについて考えてみた。 このお話では、第三次世界大戦後に住む、警察の賞金稼ぎである主人公「リック・デッカード」が人間の代わりに作られたアンドロイドを狩り、 一体狩るごとに賞金を手にする、という仕事をしている。リックは生きるために仕事としてアンドロイドを殺す。 リックは仕事としてアンドロイドを確実にしとめていく。だが、彼の心は次第に変化していく。 「きみはアンドロイドに魂があると思うか?」これは、火星から逃げてきた女性アンドロイドを仕留めたあと、 リックが同僚に投げかけた問いである。現在開発が進められ、日常を豊かにしてくれているロボットだが、ロボットには魂があるのだろうか。

 ところで、あなたは受付にいる人型ロボットをみたことがあるだろうか。本物とはまだ程遠いが一瞬本物であると思える「あれ」だ。 あのロボットには人間にはあるがロボットにはない、大事なものが欠けていると思う。 それは「共感能力」いわゆる「感情表現」だ。 感情を表現することはロボットでも可能だが、それはあくまで人間が学習させたパターンによって、 この場合はこういう感情と機械的に判断しているだけに過ぎない。 一方、人間の場合は人それぞれ物事に対する感じ方が異なり、感情も異なる。 筆者も「人間とアンドロイドの違いは共感すること」と述べており、これは感情を持つということの前提にある条件だと感じた。 他者や動物の立場に共感する、だからこそ相手に対して感情を抱くことができるのである。
 そんなことを考えていると、こんなニュースを思い出した。とある犬型ロボットを飼っているご高齢の方。生きがいはそのロボットだ。 可愛くて可愛くてしようがない。ロボットだとわかっていても我が子のように可愛がっている。こんなにもロボットに感情を抱けるものなのか。 思えば習い事で一緒だった子がお人形をつれてきたことがあったっけ。本人曰く、「お家でひとりなのはかわいそう」とのこと。 これはまさしく共感である。私は飼っていた蟻に「寒い?」「お腹すいた?」と声をかけていた。これも一種の共感だろうか。
 考えてみると、人間が物や動物に共感している例は身近には沢山ある。だが、逆はどうだろう。 少なくとも私はロボットに共感されたことなど一度もない。私は「魂」には「感情」があると思う。 だからこの定義で考えると「ロボットに魂はない」といえる。

 今は魂を持たないロボットだが、近い未来にロボットは確実に人間に近づき、感情と魂を持つときが来るだろう。 そこで「人間とロボットは相容れないものなのか。」という議論をする。 もし、相容れないものではなく共存できるのなら、ロボットが人間を超えても異論はないはずだ。 しかし私は、人間には人間なりのプライドがあるからロボットに負けたとは認めないと思う。私もそう考える1人である。 ロボットに命令されるなんて耐えられない。ロボットは所詮、人間が人間の為に作ったモノなのに……。 人間はロボットとの競争に打ち勝ち、自分たちを頂点とした世界を作り上げるべく活動を続けるだろう。

 作中でアンドロイドは、どこまでも人間と相似したものとして描かれている。 また、感情移入を人間固有の性質とし、人間とアンドロイドの識別には、感情移入時に起る生体反応を検査する手法をとる。 相似していても人間とアンドロイドは区別するべき相容れない存在なのだ。 だが、相容れない人間とアンドロイド、そのバランスを大きく崩す印象を与える「J・R・イジドア」という人物が登場する。 彼は、人里離れた郊外で暮らしている。そこへ逃げてきた人間嫌いのアンドロイド達。 優しい心を持つ彼は、結果的にそのアンドロイド達と打ち解ける。必ずしも人間とロボットは相容れないものではない。 筆者はそんな暗示もしているのかもしれない。

 「私」という生体は、多分今現在ロボットではないと考えている。 人間の記憶を埋め込まれた精巧なロボットでない限りの話だが。そう、私は人間なのだ。 ほぼ百%の確信を持って。考えると怖くなるが、私が大人になった頃には自分が本当に人間なのか50%の自信しか持てないかもしれない。 だからしっかりと自分自身を理解し、人間らしい感情を持って生活しなければならないのだと思った。

 科学の進歩は凄まじく、近年はAIなども注目されてきている。 今回私は、アンドロイドを取り上げた本を読むことでロボットと人間について考えた。
 1900年代の近未来映画を見ると、まさに今のことであったりして驚いたこともあることと思う。 最近はAIと人間が戦ったりまだ考えられないけれど数十年後には起こり得るかもしれないことが描かれた作品が多くある。 そのような作品に触れ、近未来に思いを馳せて技術の進歩について考えてみるのも良いかもしれない。

 近未来の時代は人間とロボットがが共生しているのかもしれない。その時、人間とロボットの関わり方はどうあるべきか?考えさせられますね。
 もしかしたら、人間とロボットとではなく、人間同士のあり方にも通じるのではないかな?
 実は昔「鉄腕アトム」という人気漫画がありました。やはり近未来、人間とロボットが共生している時代のお話しです。 果たしてロボットに「心」があるのか?ものすごく大きなテーマのもとでのお話しでした。
 団員のみんなは聞いたことないよね。もしかしたらお父さんお母さんも知らないかも。 おじいちゃんおばあちゃんならきっとよく知っていて色々話してくれると思います。



新入団員の作文です2

 新入団員が入団するときに書いてくれる作文。今年も紹介します。新入団員のみんなは理科のどんなところに興味を持っているのかな? 今回は4班と5班の5年生です。
 
題して、「理科で好きなこと」




■お知らせ■
□帽子代を集金します□

 新しく帽子を購入した団員の皆さんへの連絡です。9月活動時に集金します。金額は2200円(税込み)です。 封筒におつりがないように入れ、班・団員氏名を明記の上持ってきてください。
 9月活動時に忘れた場合は、振込用紙を渡します。ただ、振り込みにすると振込料金が余計ににかかってしまうのでもったいないです。 忘れずに持ってきてください。
 なお、帽子は9月活動時にお渡しします。



■お知らせ■
□原稿募集!!□

 「かたつむり」では常時原稿を募集しています。 あまり肩肘張って構えるのではなく、日常に転がっている「何気ないもの」がいいです(もちろん肩肘張ったものも大歓迎!)。
 写真1枚でいいのでそこにコメントをつけて送ってください。FAXの際は鉛筆ですとかすれて読めない場合があります。 ペンでなぞってから送ってください。
  首を長〜くしてお待ちしています。保護者の方からも大歓迎です。

  送り先   石井幹夫宛  
  mail
fjnc_master@fjnc.sakura.ne.jp(団公式)
bqv00023@jcom.home.ne.jp(石井個人)







この印刷物は、公益財団法人東京応化科学技術振興財団の補助を得て作成しています。