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かたつむり

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No.488   2020(R02)10.25(Sun.) 藤沢市科学少年団

11月の活動 秋の自然観察 子ども自然公園


 今年のスペシャルプログラム、秋の自然観察3連発の第2弾は横浜市にある「子ども自然公園」に行きます。
 今月は秋を「探し」ました。来月は秋を「満喫」しましょう。
 さあ、どんな秋と出会えるでしょうか?

  1. 日時
  2. 11月15日(日)9:00〜15:00ごろ

  3. 場所
  4. 子ども自然公園 相鉄線二俣川駅下車

  5. 集合
  6. 9:00 湘南台駅地下広場

  7. 解散
  8. 15:00ごろ 湘南台駅

  9. 持ち物
  10. 水筒、昼食、雨具、帽子、名札、バインダー、筆記用具

  11. 欠席連絡

  12. 雨天
  13. 雨天時は中止とします。中止の場合は当日の午前6時ごろに連絡メールにてお知らせします。(状況によっては、前日に連絡する場合もあります)

  14. 感染症対策について
    • 学校へ登校するときと同様の健康観察をお願いします。発熱や風邪症状が見られるときは参加を見合わせてください。 家族に症状がある場合も、状況に応じて参加の見合わせをご検討ください。
    • 集合時にアルコールによる手指の消毒を行いますので、協力してください。消毒液は団で用意します。
    • 活動中は可能な限りマスクの着用をしてください。 坂を登るときなど苦しいときはマスクを外してもかまいませんが、その時は人と人との距離を取るようにしましょう。

  15. その他
    • 今回の活動も団員のみで行います。保護者の方の参加はご遠慮ください。保護者の方の参加に関しては12月活動から再開したいと考えています。





9月活動 遅ればせながら、・・・ 令和2年度入団式(でも分散)

 9月13日(日)、六会公民館を会場として遅ればせながらの入団式を行いました。 会場の定員の関係で分散になってしまいましたが、それでも、今年、初めて班のメンバーがそろい、顔合わせができました。 ちょっとほっとしたのではないですか?



■新入団員に記念品を渡します



■新入団員です↑→




■間の時間を使って中2・3のミーティング






■団長挨拶 この旗に、・・・



■運営委員です





怖い話を科学する 6
交通ルールを守りましょう
運営委員 山 田 佳 子

 それは、生暖かい風が吹く夏の夜でした。閑静な住宅街を通る道を、私は自転車で家路を急いでいました。 街灯が数メートルおきにあり、暗い場所と明るい場所が交互にあります。通行人はほとんどいません。そこへ、正面から人影が近づいて来ました。 私は進行方向左側を進んでいました。私から見て右側を歩いていたその人を遠目にちらりと見て、びっくりしました。その人に顔がありません。 胴体だけが歩いていたのです。首のない胴体がよろめきもせず、まっすぐきっちり歩いていたのです。心臓が飛び出るかと思いました。 けれど、何事もなかったかのようにペダルをこぎ続けました。その人影は徐々に近づいてきます。 でも、私が通っていた反対側を歩いていたので、ぶつからないで行けそうです。
 幽霊などに出会った時は、まじまじと見てはいけません。何かが居ると気づいていることを知られてはいけないからです。 気づいていることがわかってしまうと、ニヤリと笑って、ついてきてしまいます。だから、そのまま進みました。 そちらを凝視しないように、まっすぐ前を向いていつもと同じように自転車をこぎました。 驚いてブレーキをかけたり、いつもと違うことをしてはいけません。こちらが気づいていると幽霊に知られては、絶対にいけないのです。 距離もあったので大丈夫だと思いました。心を無にしていれば大丈夫です。けれど、心を無にして事故をおこしてもいけません。 幽霊も怖いですが、現実はもっと怖いです。周囲の確認は怠ってはいけません。
 その胴体が近づいてきて、街灯の明かりがよく当たる場所に来ました。『あ……』と思いました。 黒っぽいマスクをしているだけの生きている男の人でした。 熱中症対策のために2mのソーシャルディスタンスが取れればマスクは外してもいいと厚生労働省は言っていますが、 その男の人は周囲に誰も歩いていないのに律儀にマスクをしていました。新型コロナウィルス対策としては正しいです。 マスクを外した場合、そのマスクをどこにしまうのかという問題があります。 もしもマスクの外側にウィルスが付いていたら、ポケットなどに入れるとポケットにウィルスが付着してしまいます。 あごに下げたマスクは、もしもあごや首にウィルスが付いていたら、マスクの内側にウィルスが付いてしまいます。 それを再び口に着けるとウィルスを体内に入れてしまう恐れがあります。
 マスクをしていたことは、とても良いことです。でも、ここで問題にしたいのは色です。 今回は暗い色がマスクだけだったので胴体は見えました。もしも、全身が暗い色の服だったら、全身が見えなくなることがあります。 夜道を暗い服で歩いていると、車のライトが当たっていても30mくらい離れると確認できません。 時速60Kmで走っている車は、発見して急ブレーキをかけて停まるまでに40mくらい走ってしまいます。 白い服なら50mくらい離れていても見えるので、この場合は間に合います。
 明るい所で見れば、ダークブラウンのマスク、かっこいいです。それに合わせた服装をすればバッチリです。 しかし、今回のことで本当に暗い色だと夜道に溶け込んでしまうのだということを実感しました。 濃い色のマスクは背景に溶け込んでしまい、私にはまったく見えませんでした。胴体がスタスタ歩いていて恐怖でした。
 夜に歩くことがあるのなら、服装をできるだけ白に近い色(緑や黄色も見えます)にしたり、光るような物や反射する物をつけましょう。 そして、交通ルールを守りましょう。
 では、交通ルールについて少しだけお話します。歩行者は歩道などがなかった場合、原則として右側を歩きます。 さきほどの男の人は進行方向左側を歩いていました。大した理由もないようですが、歩行者は右を歩くルールがあります。
 そして自転車は軽車両です。だから、ほぼ車と同じルールになります。自転車は車道を走らなければならなくて左側通行です。 そして、左側というよりも、左端を走ります。

■「自転車および歩行者用」

■「止まれ」の標識
※ 道路にも大きく白で
止まれと書いてあります。
自転車専用道路の矢印を無視して逆走している人を見かけますが、もちろんしてはいけません。車は左側通行です。
 同じ向きに走っていれば、ぶつかった時にその人にかかるエネルギーは引き算になります。 でも、逆向きだとエネルギーが足し算になってしまいます。正面衝突は危険です。 逆走はやめましょう。事故になってしまった時、怒られたり大けがをするのはキミたちです。
 また、自転車は車なので、歩道を走ってはいけません。歩道を走るのは例外です。 「自転車および歩行者専用」の標識がある歩道は自転車も走れます。その時も歩行者が優先で、危なくない速さでゆっくりと行きましょう。 ベルをチャリンチャリン鳴らして歩行者をどかしたり、すぐ近くをすり抜けたりしてはいけません。
そして、一時停止の標識があるときは自転車も止まらなければいけません。 おまわりさんに見つかったり事故になった時、罰金を取られることになるかもしれません。 もちろん、スマホを使いながら自転車に乗っても罰金があります。
 当たり前のことですが、二人乗りはいけません。お話をしながら並んで走ることもいけません。夜間はライトを点灯しましょう。 これらのことができていないと、注意してくる人がいるかもしれません。不必要なトラブルを避けるためにも交通ルールを守るようにしましょう。
 それと、ちょっと知らない人が多いのではないかと感じる交通ルールもあります。 救急車や消防車やパトカーのような緊急車両がサイレンを鳴らして走っていた場合、緊急車両が優先されます。 止まって道を譲りましょう。その車両の行きつく先には重大なことが起きている可能性が高いです。 いくらキミたちの目の前の信号が青だったとしても渡るのはやめ、緊急車両に道を譲ってください。 でも、サイレンの音が聴こえてきても、どこから聞こえているのかわからないこともあります。 だから、その音が聞こえてきたら、徐行したり止まったりして、何が起きているのかを確認するようにしてください。
 ルールを知らないためなのか、サイレンを鳴らした緊急車両に突っ込んでいく子供もいますし、大人でもそういう人がいます。 目の前の命だけではなく、その緊急車両の先には誰かの命がかかっているかもしれません。





サギのクイズ!
運営委員/いそぎんちゃく 藤 本 俊 二

 9月中旬に境川サイクリングをしていたところ、休憩場所の看板が目に留まりました。 その看板とは、下飯田遊水地にある鷺(さぎ)舞(まい)橋(ばし)にあります。写真のような看板です。

 今まで動物や植物のレポートを書いたことがないのですが、この看板を目にして、書いてみようと思いました。
 サギのことを分かりやすく紹介してくれています。もしかしたら、見たことがある団員もいるのではないでしょうか。

 親切にも生き物観察が苦手な私でもすぐに特徴や見分けができそうな内容の看板です。
 この看板に書いてあるサギの見分け方を大きく書いてみるとこのようになります。



 見分け方を理解したところで、早速、どのようなサギがいるのか、周りを見渡してみました。 ところが、タイミングが悪かったのか、鷺舞橋周辺にサギがいません。 あきらめて、少し北側の今田遊水地のビオトープ(相鉄線と横浜市営地下鉄線の陸橋がある場所)に移動してみました。
 すると、そこには、色々な種類の鳥がたくさんいました。早速、自転車を止めて、カメラ片手に観察開始です。 そして、サギもたくさん休憩していました!

 ここで、みなさんにクイズです!
 次の写真のサギは何という名前のサギでしょうか!? 上の看板の写真をヒントに考えて、( )の中に答えを書いてみましょう! 答えは次回のかたつむりで紹介したいと思います。br>



1.一番手前(右側)のサギ
特徴:
体の色は白。足の指の色は写真では見にくいですが、黒色でした。口ばしは、目先が青緑色をしています。
(                    )


2.真ん中のサギ
特徴:
体の色は白。足の指は黄色。口ばしは黒色をしています。
(                    )






3.こちらのサギ
特徴:
体の色が白だけでなく、黒も混ざっている。大型。口ばしは黄色。
(                    )


 特徴や見分け方が少しでも分かってくると、自然の観察は面白くなっていきます。 改めて、科学の楽しさを感じた日になりました。




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  送り先   石井幹夫宛  
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この印刷物は、公益財団法人東京応化科学技術振興財団の補助を得て作成しています。