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かたつむり

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No.555   2025(令和7)8.31(Sun.) 藤沢市科学少年団

9月の活動  夏季活動事後学習



 8月の夏季宿泊活動は楽しかったですか?雨の影響でとても忙しかったですね。 また、参加できなかった団員のみなさんもそれに代わる充実した夏休みを過ごせたのではないでしょうか。
 さて、9月活動は例年夏季活動を振り返る会となっています。 今年は久しぶりに岩石標本を作り、またヘルシー美里のナベシから活動の後日談を伺いましょう。 そして,昆虫採取のプロ仕様の器具の製作も行いたいと考えています。楽しみにしていてください。
 会場は初めてになりますが藤嶺学園藤沢高等学校をお借りして行うこととなりました。 みんなには経験のない高校の実験室。どんな感じかな?

  1. 日時
  2. 9月15日(月祝) 9:00〜14:00
    3連休の最終日です。お間違えのないように!


  3. 会場
  4. 藤嶺学園藤沢高等学校(こちらを参照)
    JR藤沢駅北口、小田急線藤沢本町駅から徒歩20分
    初めての会場です。十分下調べをして当日まごつかないようにしましょう。


  5. 持ち物
  6. 弁当、水筒、うわばき、帽子、名札、バインダー、筆記具、 夏季活動のしおり作製した地形模型
    採取したサンプル (岩石など。参加できなかった人は当日配ります)、はさみ、のり、セロテープ、
    新聞紙、ぞうきん、ルーペ、虫眼鏡(ある人)、ピンセット、
    標本箱にするための菓子箱など、 箱をなるべく水平に持ち歩ける弁当用レジ袋や風呂敷など
    ※菓子箱について
    菓子箱には採取した岩石等を並べます。それが並ぶ大きさにしてください。2つの箱に分けても構いません。
    菓子箱がない場合は、プラスチックトレイでも構いませんが、底に厚紙などを敷いて両面テープで固定してください。


  7. 欠席連絡
    • 原則前日までに連絡してください 事務局 鹿児嶋まで
        自宅(留守電)  (メール)kago@ea.mbn.or.jp
        (なるべくメールでの連絡が助かります)
    • 当日連絡8:50までにお願いします 鹿児嶋携帯(録音)


  8. その他
    • 昼食時間中に夏季活動の記録画像をスライド上映します。
      また、ヘルシー美里の渡邉さんをお迎えして活動の後日談を伺う予定でいます。
      保護者のみなさまも、是非ご参加ください。
      時間等詳しくは後日「らくらく連絡網+」でお知らせします。





7月の活動 夏季活動事前学習 立体地形図の製作

 6月29日(日)に行いました。毎年恒例の立体地形模型ですが、今年は早川町の活動エリアを中心に作りました。 昨年同様地形図に地質図を重ね合わせました。糸魚川ー静岡構造線が川と接しているところに断層がありますね。 もう一回確認してみましょう。
 ちゃんとお家の人にも手伝ってもらい、一緒に作りながらいろんなお話しはできましたか? 地形模型を手にしながら夏季活動のようすを想像するのはとても楽しい作業だったのではないでしょうか?






















甲斐黄金村・湯之奥金山博物館ともーん父さん
運営委員 山 田 佳 子


みんなが来る前にきれいにしてくれました

バスともんちゃんの後ろ姿と見覚えのある人影
 今回の夏季宿泊活動では8月11日(3日目)に雨天プロだった金山博物館に行くことになりました。 お天気が悪かったことは残念ですが、それでもスペシャルな体験ができるのが少年団の宿泊活動です。
 砂金採り体験をして、その後に展示コーナーで説明を受けました。 砂金採り元世界チャンピオンのお姉さんのお話も面白いし、身延町で採れた貝の化石が入った石も見せていただけました。 ぎっしりと貝が詰まっている石を手で触らせてもいただけました。海のない山梨県で貝の化石です。

テントの下で説明を受けました
副団長の山本先生も「早川町で勉強したことを直接確認することができてよかった」と言っていました。 そして、甲斐黄金村・湯之奥金山博物館のマスコット、もーん父さん(もんちゃん)がみんなの様子を見に来てくれました。
 みんなが砂金を採っているときはこっそりと(制限時間があるので砂金を採ることに集中していました。すみません)、 バスで金山博物館を離れる時は手を振って見送ってくれました。
 とてもすてきな時間を過ごせましたので、そのお礼をメールでしました。 お返事がきました(本文のまとめは次回か?)。写真もいただけてかたつむりに使ってもいいそうなので載せます。 それと、X(旧ツイッター)の8月11日のもーん父さんの書き込みには、こっそりと少年団が登場しています。 テントの下にテーブルや椅子を準備したりお見送りの時の写真も投稿していただけました。 見覚えのあるバス2台ともんちゃんの後ろ姿、見たことのある後ろ姿もちらほら。
 そしてそして、金山博物館の前で手を振るもんちゃんのお写真をいただきました。
 つづきは夏季宿泊活動の感想文で。



『またきてねーーーー』のコメントと共に

甲斐黄金村・湯之奥金山博物館HP
https://www.town.minobu.lg.jp/kinzan/index.html
もーん父さんXユーザー名 @mon_to_san






 それと、7月号の映像についてのお答えもお待ちしています。疑問や想像でも構いません。 動画は少年団の公式HPとユーチューブ動画にもなっています。私は妖精が輪になって踊っているように見えました。

公式HP https://fjnc.sakura.ne.jp/
↑お知らせコーナーに2026/10まで掲載しています
ユーチューブアドレス
https://youtube.com/shorts/9Yke43isu6g?feature=share




科学少年団”適”コミック案内 Vol.3
副団長 鹿児嶋 英 克

 科学少年団「適」コミック案内として、マンガやアニメ化の情報を連載しています。 ネタが尽きるまで続けます。

おすすめ第3回はこれ!
「わいるどらいふっ!身近ないきもの観察図鑑」一日一種(著) 山と渓谷社(出版)
1巻〜3巻

 夏季活動では、たっぷりと生きもの観察ができたと思います。それにちなんでマンガ版生きもの観察図鑑の紹介です。 図鑑と言ってもほとんど4コママンガのシリーズです。
 作者の「一日一種」さんは「野生生物の魅力を伝えたくて漫画やイラストを描いている元野生動物調査員」 と自己紹介されている方です。

意外と知らない生きものたちのクスッと笑えるエピソードをコミックでご紹介! 自然・生きもの好きを中心にSNS で話題のいきものイラストレーターの一日一種さんの連載『わいるどらいふっ!』を書籍化。 どんぐりを埋めた場所を忘れるリス、鳴かないと全然わからないホトトギス…… オリジナルイラスト図鑑も収録し、生きもの好きにはたまらない1冊です。
(山と渓谷社サイトより)

 野生動物をテーマにしたイラスト図鑑は他にもいくつかありますが、一日一種さんのイラストは「面白い」んです。 絵の正確さよりも、親しみやすさやギャグ優先といった作風で、読んでいて笑えます。 ストーリーも悲喜こもごもでついつい読み進めてしまいます。
 雑誌では野鳥観察の専門誌「BIRDER(バーダー)」に見開き2ページのマンガが良く掲載されています。 他に、「探検!里山いきもの図鑑」(絵と文一日一種・PARCO 出版)があり、こちらは図鑑よりの構成です。 いずれも絵が楽しく可愛いので、生きもの観察が好きな団員にはおすすめの一冊です。




大阪関西万博に行って来ました
運営委員 上 原 美 穂


■雷雨の後の夕景
 夏休みのお盆期間、大阪万博に家族で行って来ました。 私は、万国博覧会に行くのは生まれて初めてでしたが、これほどたくさんの世界中の国々が集まって、 自国の文化や技術をその国々の人たちが伝え合う機会はなかなかないと感動しました。 ぜひ、まだ行ったことのない方々は、ご家族で行ってみてほしいという気持ちで投稿しました。

 科学少年団的なパビリオンは、ロボットやAIだけでなく、様々な先端技術の実演や紹介があり、 詳しく載せきれないです。人気のパビリオンも多く、事前予約しか受付してないところもあり、 目当てのものがある方は、いろいろ調べていく必要があります。
 私は、大屋根リングに上ってみたい、様々な国のパビリオンの展示を見たいという漠然とした希望があるだけだったので、 事前予約がいらない、または長い行列を並んでも入れるものばかりになりましたが、それでも充分に楽しむことが出来ました。



■大屋根リング

【大屋根リング】

 1 番行きたかった「大屋根リング」。 木造建築の素晴らしい様子をテレビで見て、実際のところどんな感じなんだろうとわくわくしてました。
 想像以上に大きく広く高くて、素晴らしい建造物でした。まずはエスカレーターで上りました。 (息子は階段で上ってました。)まるで万里の長城のような大きな屋根の上には広い遊歩道で草原や花壇があり、 緩やかに高低差があり曲線美を表現してました。屋上には生態系ができていて、虫の鳴き声や水の流れがあり、 ただの美しい橋桁ではなかったと驚きました。
 眼下に広がる各国のパビリオンも本当に美しく工夫を凝らした建築で、異世界に来たような素敵な眺めになりました。
 しかし、暑すぎる大阪の夏、半周してギブアップ、階段を降りた後、大屋根の下の風が通る空間も気持ち良かったです。 それも設計者のねらいかと思いますが、大屋根リングの下は、万博会場の重要な大勢の観光客の憩いの場ー休憩所になっており、 ベンチはいつもいっぱいでした。




■静けさの森

【静けさの森】

 広大な会場の中央には、森があり池や小川ではメダカが泳いでいました。 コオロギの鳴き声や本当の自然の中にいるような、不思議な空間でした。
 万博は、世界の文化や最先端の科学技術を発信するだけでなく、 未来の地球に必要な人間たちが大切にするべきものを提示しているのだということがわかりました。
 虫の声を聴きながら、異国情緒あふれるホットドッグを食べ、ゴミのリサイクルステーションや、 近未来なジェンダレスなトイレに行き、混沌とした中に自然との共存と共生がありました。
 「静けさの森」には、様々な樹木や草花があり、人もあふれていながらも安心できる空間でした。 万博のど真ん中に、森を作ってしまう潔さに感服しました。




【夜の花火と噴水ショーとドローンショー】

 夜8時から数分間、花火があがります。 ウォーターフロントで眺めていたら、噴水ショーが始まり、さらに1000機にもなるドローンによる光の演出がありました。 ドローンの速い動きと様々な形が夜空いっぱいに映し出され、こんなことまで出来るようになっているんだと感動しました。
 科学技術と芸術表現が出会い、新しいパフォーマンスを生み出しているような、心が揺さぶられる感覚で、 万博の予習の足りない私だからこその驚きもあり、涙が出て来ました。
 大屋根リングから眺めていたら、また違った雰囲気を楽しめたと思います。 今度また行く機会があれば試したい、と思えるほどです。
 タイトルにある、One World,One Planet.のメッセージが、万博会場にいる何万人の人たちと共有と共感でき、 技術の進歩と発展に立ち会うような最高潮の時間でした。



【コモンズ館】

 人気のパビリオンに入れなくても、アフリカや南米、太平洋の小さな島々の国がたくさん学べるのが、四つあるコモンズ館です。
 おみやげ屋さんも国ごとにあり、私はガーナで孔雀石のペンダント選びに悩んでいたら、 店員さんが1000円ディスカウントしてくれて4000円で買うことができました。 言葉は通じてないけど、本当はいくらするのかわからないまま、よく似合ってると笑顔で言ってくれた気がします。
 パビリオンだけでなく、本当にいろいろな民族の人たちがいて、 コモンズ館の中を歩いて回るだけでも世界旅行をした気持ちになります。 値段があまり明記されてなくて、電卓を打ちながら交渉するのも楽しい異文化コミュニケーションです。

■中国館
 昨年度の奇石博物館で見た、素敵な石たちを思い出しながら、実際の価値(値段)より、 自分のお気に入りを探す方がいいかもしれないですね。

 インドネシア館は長蛇の列が大屋根リングの下にできていますが、待ち時間は20分?! どんどんノリの良いスタッフさんが歌いながら、リズミカルにカウント、楽しく案内してくれます。
 竹と漢詩で特徴的な建物の中国館は、予約なくても並んで入れて、警備員付きで「月の砂?」が展示されていました。

 人生の中で、日本で開催される万博があと何回あるかわからないけれど、大阪万博に行ってみて、本当に良かったです。
 ぜひ皆様も世界を知るだけでなく、今の自分を見つけるような不思議な体験ができる万博に出かけてみませんか。 最後まで読んでいただきありがとうございました。


■落合陽一プロデュース人気のパビリオンのnull2

■あると楽しいスタンプカード



藤嶺学園藤沢高等学校の案内  ・・・遊行寺の境内にあります。遊行寺を目指してください。

JR藤沢駅北口か小田急線藤沢本町駅からそれぞれ徒歩20分
 いずれも国道467号線を進み、遊行寺橋(赤い欄干が目印)を渡り総門から入ります。
 あとはいそぎんのお兄さんお姉さんがいますので、その案内に従ってください。



※他にも色々方法はあります。しっかり調べて当日時間に遅れないようにしましょう!



■お知らせ■
□ヘルシー美里の自然体験イベントのご紹介□

 「ハナバチ調査に挑戦!」が開催されます。
 少年団の活動のときはいささか暑く、ハナもハチも(そしてヒトも)バテ気味だったのですが、 このイベントのときは少しは涼しくなり、ハチもより活発になっているのかなって期待しています。
 ハチに興味がありましたらご家族で是非お出かけください。
 日 時 9月27日(土)
 なお、この日は「ムササビウォッチング」も出来ます。

 詳しくはヘルシー美里にお問い合わせください。
 〒409-2704
  山梨県南巨摩郡早川町大原野651
  TEL 0556-48-2621
  
http://www.hayakawa-eco.com/misato/




■お知らせ■
□地形模型写真、夏季活動感想文は提出しましたか?□

 7月活動で作成した立体地形図は、自宅で完成させたあと、おうちの方に写真を撮ってもらいましたか? また、夏季活動や夏休みの思い出の作文は提出しましたか?
 写真・作文について、未提出の場合はまれにメールの不具合などがあるので事務局より確認の連絡をさせていただきます。
 未提出の場合は必ず9月活動時に提出するよう、よろしくお願いします。
 未提出のままですと、夏季活動特集号(文集)に掲載できなくなってしまいますので、 日が経ってしまう前に提出してください。



■お知らせ■
□夏季宿泊活動の会計報告について□

 夏季宿泊活動の会計報告につきましては、現在集計中です。10月活動時にご報告いたしますので今しばらくお待ちください。



■お知らせ■
□原稿募集□

 「かたつむり」では常時原稿を募集しています。あまり肩肘張って構えるのではなく、日常に転がっている「何気ないもの」がいいです。 もちろん肩肘張ってもかまいません!写真1枚でもいいのでそこにコメントをつけて送ってください。 FAXの際は鉛筆ですとかすれて読めない場合があります。ペンでなぞってから送ってください。

  送り先   石井幹夫宛
mail  fjnc_master@fjnc.sakura.ne.jp  /  bqv00023@jcom.home.ne.jp







この印刷物は、公益財団法人東京応化科学技術振興財団の補助を得て作成しています。