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かたつむり

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No.557   2025(令和7)10.13(Mon.) 藤沢市科学少年団

11月の活動  秋の自然観察  舞岡公園



 11月は舞岡公園に行き晩秋の自然観察を行います。 舞岡公園は横浜市栄区にある自然公園で、かつては日本中のどこにでもあった「里山」「谷戸」の自然が大切に保存されています。 日本の原風景です。
 昔の日本は「里山」でどのような暮らしをしていたのか。 どうやって自然と共存していたのか、また利用していたのか。そんなことを考えながら自然観察を楽しみましょう。

  1. 日時
  2. 11月16日(日) 9:00〜14:30ごろ
    雨天、荒天は中止
    天候判断は6:00頃行い、実施・中止にかかわらず緊急連絡MLで連絡します。


  3. 場所
  4. 舞岡公園 横浜市営地下鉄 舞岡駅下車


  5. 集合
  6. 9:00     湘南台駅地下広場(夏季活動で集まった場所です)


  7. 解散


  8. 持ち物
  9. 弁当、水筒、雨具、帽子、名札、バインダー、筆記具、 あれば双眼鏡や図鑑など(双眼鏡は8×25程度がいいです)
    スイカやパスモ(交通系ICカード)
    交通費 往復544円(小学生272円)湘南台駅までの交通費も必要です。
    少し多めにチャージしておいてください。


  10. 欠席連絡


  11. その他
  12. この活動はご家族の参加を歓迎します。ただし、ご家族の方担当の運営委員は付きません。 (ワークシートはお渡しします)
    また、団員とは全て別行動をとっていただきます。参加された皆さんの自主的な行動をお願いします。






9月活動 夏季宿泊活動事後学習

 9月15日(月)、3連休の最後の日に藤嶺学園藤沢高等学校をお借りして行いました。 さすが、高校。机は高さが高く、また大きく小学生はびっくりしたんじゃないかな?
 当日は早川からナベシとイッチーが駆けつけてくれて、楽しく有意義な時間を過ごすことが出来ましたね。


































科学少年団”適”コミック案内 Vol.5
副団長 鹿児嶋 英 克

 科学少年団「適」コミック案内として、マンガやアニメ化の情報を連載しています。 ネタが尽きるまで続けます。

 おすすめ第5回はこれ!
「鬼桐さんの洗濯」 ふくさかえみ(著) バンブーコミックス・竹書房(出版)
 1巻〜7巻(連載中)

 晴れて大学生となり上京した茶子が偶然見つけたアルバイト先がクリーニング屋さんでした。 しかし、店頭に貼られていたバイト募集のポスターは他の人が見ると真っ白な紙。 茶子は自分でも気が付かなかったのですが、他の人には見えないものが見えるようです。
 そのクリーニング屋の店主は「鬼桐(おにぎり)シオ子」と名乗るれっきとした「鬼」。 そしてこのクリーニング屋さんのお客さんは人ならざるものたちばかり。
 そんなファンタシーなのですが、なぜ「科学少年団適」なのか。 それは随所に「洗濯は科学だ」と感じられるエピソードが詰まっているからです。 なかなか勉強になりますよ。
 作者のふくさかえみさんもこのマンガを描きつつ国家資格のクリーニング師免許を取得してしまった強者です。
 それにしてもこのマンガ、キャラが可愛いんです。科学をさておいても、キャラが可愛いんです。はい。



どんな汚れも「洗濯屋鬼桐」にお任せ!!
東京の街角に佇むクリーニング店「洗濯屋鬼桐」で住み込みバイトを始めた大学生の茶子。 ごくふつうのお店と思ったら、店主は鬼の鬼桐さん。 さらにお客様も、魔王・バンパイア・人魚…人ならざるものばかりで−−−!?
お客様は亜人、妖怪、魔王様…!? 東京なのに異世界!?
不思議なクリーニング店のお仕事コメディ!(竹書房サイトより)


 合わせてコミックではないのですが、関連してこの本も紹介しておきます。
 「汚れの科学」汚れはどのように発生し、どのように消えるのか
 (サイエンス・アイ新書) SB クリエイティブ(出版)



オオスズメバチ
団長 石 井 幹 夫

 私が勤務している秋葉台中学校で、オオスズメバチの巨大な巣が発見されました。


 見るからにスゴイ形をしています。ここからブンブンとオレンジ色の巨大なハチが飛び出していきます。
 普段は「なんだ、ハチか」と言っている私も怖くなりすぐにその場を離れました。


巣が巨大すぎて簡単に駆除ができず、1ヶ月近くかかると言われています。



 さて、オオスズメバチ、どんなハチなんでしょうか。以下ホンダキャンプからの抜粋です。
https://www.honda.co.jp/outdoor/knowledge/adventure/picture-book/oosuzumebachi/?msockid=3930fd7fafe66cdf3e5aedd8abe66e2c

  • 見つかる場所は?
     市街地よりも里山や山間部にいて、木の根元などの土中、樹洞などの閉鎖空間に巣を作ることが多い。成虫は樹液にもやってくる。
  • 分布:北海道〜九州。
  • 大きさ:女王バチが40〜50mm、働きバチが27〜38mm、オスバチが27〜40mm。
  • 注意する時期
     里山では夏から秋にかけて、スズメバチの被害が多発する。 特に秋口は大量のオスバチと新女王バチを養育しなければならない一方で、エサになる昆虫類が少なくなるため、攻撃性が非常に高い。
  • 生活史
     5月ごろ、土中や朽ち木の中で越冬を終えた女王バチが、単独で巣造りを始める。 まず小さな巣を造って卵を産み、約1ヵ月の間、女王バチ1匹で巣の拡張、エサ集め、育児をする。 そのうちに働きバチが成虫になり、女王バチは巣の中に留まって産卵と巣の中の社会的秩序を保つ仕事に専念する。 そして秋口になると新女王が出現する。旧女王バチは新女王バチが巣立つ前に死に、元の巣は解散する。
  • 特徴
     オオスズメバチは世界最大のスズメバチであり、毒の量も多いが、人にとって悪い面ばかりではない。 作物害虫を捕食する役割があるため、スズメバチを駆除した時に、生態系にどのような影響が出るか分からない。 スズメバチが人を刺すのは、あくまでも巣を守るためであり、むやみやたらに人を襲うわけではない。

 オオスズメバチのターゲットになると、あごをカチカチ鳴らして威嚇してくるそうです。決して慌てず落ち着いて静かにその場を離れましょう。



動物の歯
いそぎんちゃく R.N.


 私は今、大学で歯学を学んでいます。 毎日、人の歯のしくみや病気のことを勉強していますが、同時に大学の馬術部にも所属していて、馬の世話や練習もしています。

 そんな私が最近始めた研究が「動物の歯と口腔内の微生物について(特に馬の歯)」です。 皆さんにも動物の歯について少しだけ紹介します。

 たとえば、サメは鋭い歯が何列にも並び、抜けてもすぐに新しい歯が生えてきます。

 ネズミやウサギは前歯が一生伸び続けるので、木などをかじって歯の長さを調整しています。 もし何もかじらなければ、歯が伸びすぎて食べ物をかめなくなってしまいます。

 そして、私がいつもお世話している馬の歯にも特徴があります。馬は草をすりつぶして食べるため、広くて平らな歯を持っています。 草を食べることで自然にすり減りますが、飼われている馬は食べ方がかたより、歯の一部がとがってしまうことがあります。 だから、馬にも「歯の検診」が必要です。

 こうして見てみると、歯はどの動物にとっても生きるために欠かせない道具です。

 もちろん、私たち人間も同じです。おいしく食べて元気に過ごすために、毎日の歯みがきを忘れずにしましょう。 動物たちの歯から学んで、みんなも自分の歯を大切にしてください。

 動物園や博物館に行ったとき、いつもとは違うところに着目して見てみると、今までとは違った発見があるかもしれません。 テーマに迷ったら「歯」に着目してみてはいかがですか。


歯には色々な用途があり、それに適した形をしています。
また、歯をが入っている顔も歯の姿形で変わってきます。
「馬はどうしてあんな顔をしているんだろう?」そんなことを考えると楽しいですね。 M




☆道の駅こぶちざわ とんぼ玉体験
☆高校探しの旅 in 愛媛
☆FUKUOKA 行ってきましたァ

Oさん、1年ぶりの登場。
第30弾です。
それもなんと3連発。
ありがとう!






■お知らせ■
□原稿募集□

 「かたつむり」では常時原稿を募集しています。あまり肩肘張って構えるのではなく、日常に転がっている「何気ないもの」がいいです。 もちろん肩肘張ってもかまいません!写真1枚でもいいのでそこにコメントをつけて送ってください。 FAXの際は鉛筆ですとかすれて読めない場合があります。ペンでなぞってから送ってください。

  送り先   石井幹夫宛
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この印刷物は、公益財団法人東京応化科学技術振興財団の補助を得て作成しています。