秋も終わろうとしています。星の世界では、今、秋の星座が見ごろとなっています。
秋の星座は他の季節に比べて一等星が少なく目立たない感じがしますが、神話は非常に面白く、
秋の星座を集めると、一つのお話ができあがります。
秋の星座をさがす旅の出発地は「秋の四辺形」です。この秋の四辺形を見つけると、
秋の色々な星座をさがすことができます。10月28日午後8時ころに空を見上げると、
晴れていれば、南の空にすぐに見つけることができます。
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@ペガスス座
秋の四辺形のうち、3つの星(シェアト、マルカブ、アルゲニブ)とその周りの星をつなぐと、「ペガスス座」の体になります。
「シェアト」から足がのびています。また「マルカブ」から頭がのびています。ペガスス座には体の後ろがありません。
「速く走り過ぎたために体の後ろを落としてしまった」をはじめ、色々なお話があります。
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Aアンドロメダ座
秋の四辺形の左上側にある「アルフェラッツ」が「アンドロメダ座」の頭の部分になります。
「マルカブ」から「アルフェラッツ」に線を引き、そのままのばしながら、
逆さまにした細長いアルファベットの「A」字に星をつなげていくと、アンドロメダ座の姿を確認することができます。
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Bカシオペア座
秋の四辺形の「アルゲニブ」から「アルフェラッツ」に線をひきます。そのまま、その線をのばしていくと、
やや明るめの星にたどり着きます。この星の名前は「カフ」といいます。
この「カフ」からアルファベットの「W」字に線を結ぶと、「カシオペア座」の姿を見ることができます。
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Cうお座
「うお座」は明るい星がなく見つけるのが難しい星座です。この「うお座」を探すためには、秋の四辺形から探す方法が便利です。
「うお座」は二匹の魚がひもで結ばれている姿をしています。
「アルフェラッツ」と「アルゲニブ」を底辺にした二等辺三角形を作った頂点に「北の魚」を見つけることができます。
また、「アルゲニブ」」と「マルカブ」を底辺にした二等辺三角形の頂点に「西の魚」を見つけることができます。
「うお座」は姿を見ることよりもイメージしながら探す星座と言えそうです。
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Dくじら座
「アルフェラッツ」と「アルゲニブ」を結ぶ線をのばしていくと、やや明るめの星「デネブカイトス」を見つけることができます。
この星が「くじら座」のしっぽになります。
また、「マルカブ」と「アルゲニブ」を結ぶ線から曲線をひくと、変光星「ミラ」を見つけることができます。
「アルフェラッツ」と「アルゲニブ」を結んだ線をのばしていくと、「ミラ」の隣の星を見つけることができます。
これらの星をつなぎあわせると、「くじら座」の姿が見えてきます。
「くじら座」は現代のクジラとは違った姿をしているので、イメージしにくいですが、位置は簡単に見つけられる星座です。
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Eみずがめ座
「アルフェラッツ」と「マルカブ」を曲線につなぎます。
そして、そのままのばしていくと、みんなも飲んだことがある「三ツ矢サイダー」のマークに似た星の並びを見つけることができます。
これが、「みずがめ座」のさかずき(飲み物を入れた器)になります。
その下に1等星の「フォーマルハウト」があります。この「フォーマルハウト」は「みなみのうお座」と呼ばれる星座の口になります。
この「フォーマルハウト」に向かって曲線をかくと、さかずきから流れているお酒を魚がゴクゴクと飲んでいる姿が見られます。
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Fやぎ座
「みずがめ座」の三ツ矢サイダーのマークまで来た曲線をさらにのばしていくと、「やぎ座」のしっぽを見つけることができます。
ここから、やや明るめの星を逆三角形につないでいくと、「やぎ座」の姿を見ることができます。
この「やぎ座」は頭がヤギで、しっぽが魚というおもしろい形をしています。
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Gみなみのうお座
「みずがめ座」の所でもでてきた「みなみのうお座」。
この「みなみのうお座」の「フォーマルハウト」を探す方法は、「シェアト」と「マルカブ」を結ぶ線をのばしていくことでも見つけることができます。
そして、「フォーマルハウト」からタイ焼きのように線を結ぶと、その姿を見ることができます。
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