このレポートは、かたつむりNo.506[2022(令和4)02.20(Sun)]に掲載されました

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2022年こそは!!
運営委員・いそぎんちゃく 藤 本 俊 二
 
 2021年度の1月活動は2020年度に続き、新型コロナウイルスによって残念ながら中止となってしまいました。 悪天候の中止も含めて、この10年で活動日に星を見ることができたのは果たして何回でしょうか。
 活動日、当日、夕方に空を見てみましたが、私の家の周りは雲が出ていて、コロナに関係なく、中止になっていたのかなとも思ってしまいました。
 今年度の星の活動では、木星が見ごろを迎えていました。 木星をはじめ、M31(アンドロメダ銀河)、M45(プレアデス星団)など、冬に輝く星たちを見る計画で11月ころから準備を始めていただけに、残念な結果となりました。
 科学少年団には望遠鏡が充実しているので、来年度はぜひとも夏季活動と冬の活動でみんなと一緒に望遠鏡を使って星を眺めたいものですね!
そのためにも、今からみんなで、毎日、祈り続けていきましょう!
 話しが少し変わりますが、昨年の秋にカメラを新しくしました。 そのカメラで先日、オリオン座を撮影してみました。ただ、思うような写真がなかなか撮れず、難しいなとつくづく思いました。
 さて、2022年の天体ショーに目を向けてみると、一番大きな話題は何と言っても、11月8日の皆既月食ですね。
 この皆既月食は、皆既食の始まりが19時16分ころ、食の最大が19時59分ころ、そして、皆既食の終わりが20時42分ころと、およそ1時間26分も皆既食が続きます。 さらにこの皆既月食中に天王星食も起こります。もしかしたら、望遠鏡や双眼鏡でも見ることができるかもしれませんね。
 12月1日には、2020年10月以来、2年2カ月ぶりに火星が地球に最接近します。 火星は、約780日(約2年2カ月)ごと地球に接近しています。 火星が地球に最接近する位置や距離は毎回異なり、今回は約8145万キロメートルとあまり大きくは近づきませんが、マイナス2等まで明るくなる火星を楽しむことができます。
 また、2022年は下の表の時期に流星群も見ることができますので、こちらも、見ることができるように毎日、みんなで祈り続けましょう!
表.流星群の予定「天文手帳 2022(地人書館)」から引用。
名称 極大日 母天体 月齢 条件
しぶんぎ座流星群 1月3日〜4日 不明
4月こと座流星群 4月22日〜23日 サッチャー彗星 21 ×
みずがめ座流星群 5月5日〜6日 ハレー彗星
ペルセウス座流星群 8月12日〜13日 スイフト・タットル彗星 15 ×
10月りゅう座流星群 10月8日〜9日 ジャコビニ・ツィナー彗星 13 ×
オリオン座流星群 10月21日〜22日 ハレー彗星 26
しし座流星群 11月17日〜18日 テンペル・タットル彗星 23
ふたご座流星群 12月14日〜15日 小惑星パエトン 21




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