このレポートは、かたつむりNo.511[2022(令和4)06.12(Sun)]に掲載されました

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ドクダミの花
運営委員、いそぎんちゃく 藤本 俊二
 
 4月活動の「雑草を食べる会」でドクダミの匂いとてんぷらの味や食感はどうでしたか?忘れられない人も多いのではないでしょうか。
 さて、先日、私の職場で草取りをしていたら、ドクダミが花を咲かせていました。 これまで、ドクダミは食べることしか考えておらず、花をじっくり観たことがなかったと思い、写真に撮ってじっくり観察してみました。
 恥ずかしながら、植物の知識があまりない私は、これまで、白い部分が花であると思い込んでいました。 しかし、図鑑などでよく調べてみると、なんと、きれいな白い花のように見える部分は、実は花ではなくて、「総苞」であることが分かりました。 総苞は花弁のようなものです。総苞は4枚からなっていて、表面はつるつるした感触でした。 周りを見渡しても4枚のものが多かったのですが、時々、5枚のものもありました。
 さて、白い部分が花でないとすると、ドクダミの花は一体どこにあるのか気になり、もう一度調べてみると、 ドクダミの花は総苞の真ん中から細長く伸びている黄色の穂のようなものでした。花はおしべとめしべだけのシンプルな作りになっているそうです。 花の部分は長さ1.5〜2cm ほどで、ふさふさした感触でした。
 ドクダミの花は6月〜7月頃に咲きます。まだまだ、花を観ることができると思いますのでチャンスがあったら、ぜひ観てください!



参考資料:「散歩の草花図鑑」大和書房


ドクダミを見て、「食べる」事しか考えていなかっただなんて、・・・。う〜ん、少年団!
今、たくさん咲いていますね。皆さんもじっくり観察してください。 そして、まだ「におい」をかいだことがない人は是非かいでくださいね! M.



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