このレポートは、かたつむりNo.515[2022(令和4)10.23(Sun)]に掲載されました

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「ふじがわ」?「ふじかわ」?
運営委員、いそぎんちゃく 藤本 俊二
 

国道1号線、富士川大橋から見た富士川と富士山
 夏季活動の3日目の午後、みんなで身延橋から富士川を見て、自然のスケールの大きさを感じ取りましたね。

 さて、「富士川」という名前には、2通りの呼び方があります。一つは「ふじがわ」です。これは、多くの人が呼んでいて馴染みがあるかもしれないですね。
 ところが、富士川を「ふじかわ」と呼ぶこともあります。

 富士川の近くにある東海道線の駅の名前は「ふじかわ」と呼びます。 また、静岡駅から、今回夏季活動で訪れた早川町の近くを通って、甲府まで走っているJRの特急電車も「ふじかわ」という名前です。
 夏季活動の帰りに東名高速道路で富士川を渡る時に英語の表記があり、こちらも“Fujikawa"と書かれていたのに気が付いた人もいるかもしれませんね。
 では、なぜ、“ふじがわ”ではなく、“ふじかわ”なのでしょうか。 一説によりますと、静岡県内に流れている川で川の名前が4文字で2文字目に濁点が入っている川の名前はすべて「〜かわ」と静岡県内では呼んでいます。
 静岡県内には全部で256の川あります。富士川と同じように4文字で二文字目に濁点が入っているのは他に安倍川、芝川があります。 安倍川は「あべかわ」、芝川は「しばかわ」と呼んでいます。
 また、国土交通省の一級河川を紹介する「日本の川」では「ふじかわ」とされています。 「ふじがわ」と「ふじかわ」、やはり、「ふじかわ」なのでしょうか〜。





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