このレポートは、かたつむりNo.413[2015(平成27)05.10(Sun.)]に掲載されました

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新米団長の独り言2
団長 石 井 幹 夫
 
 皆さん、こんにちは。新米団長の石井です。今回は団のシンボルマークである「かたつむり」についてです。 少年団では過去に二人の先輩の「かたつむり研究」がありますので、今回と次回の2回に分けて紹介します。
 今回はかたつむり300号記念号(2007年6月17日発行)に投稿してくれたT.M.君(当時中3)の研究成果です。
「かたつむり」、おめでとう300号!!…?シンボルマークの”かたつむり”?
7班3年 T.M.

■「ヒダリマキマイマイ」のカタツムリの絵

 次の活動のお知らせなどが載っている「かたつむり」。その「かたつむり」の右上に科学少年団のシンボルマークがしるされています。
 このシンボルマークの中に描かれている”かたつむり”が、いったい何の種類の”かたつむり”なのか疑問に思い、調べてみました。
 すると、右の絵の「ヒダリマキマイマイ」ではないかと、わかりました。 なぜかというと、シンボルマークに描かれている”かたつむり”の殻は、左巻きである!
 これに該当する”かたつむり”は、僕が探した中では、オナジマイマイ科の「ヒダリマキマイマイ」しか見つけることができなかったからです。 「ヒダリマキマイマイ」は、その名の通り殻の渦巻きが左巻きで、関東・中部地方に生息している”かたつむり”です。
 そのシンボルマークの「かたつむり」、おめでとう300号!!
 左にあるのが藤沢市科学少年団のロゴマークです。上のT.M.君の絵と比べて見てください。確かに左巻きですね。 この殻の巻き方に着目してかたつむりの種類を同定してくれたのは、T.M.君が初めてでした (この時すでに少年団が発足して24年もたっていましたが、ここまでは誰ひとりとしてやってくれませんでした。)。
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 このT.M.君の研究に刺激を受け、さらに研究を深めてくれたのが現いそぎんちゃくのK.T.君です。 次回はK.T.君の研究の成果を紹介しようと思います。意外な事実が判明します。お楽しみに!
 ところで、保護者の皆様はもうお気づきのことと思いますが、最近めっきりカタツムリの数が減ったように感じます。 自然がだんだん壊されているからでしょうか。
 藤沢で通常見られるカタツムリは「ミスジマイマイ」(右の画像:三鷹市のHPから)です。 雨上がりにどこかを這っていたら、捕まえてお子さんと一緒にじっくり観察してみたらいかがでしょうか。 自由研究にも使えるかも!もちろん「かたつむり」にも投稿してくださいね。


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