このレポートは、かたつむりNo.418[2015(平成27)10.25(Sun.)]に掲載されました

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新米団長の独り言7  スーパーカミオカンデ
団長 石 井 幹 夫
 
皆さんこんにちは、新米団長の石井です。いかがお過ごしですか?
 さて、このコーナーも7回目となりそろそろタネがつき始めてきました。 でも1回休むと絶対に復活できない自信があるので、今回もがんばります。

■大村北里大学特別栄誉教授

 ところで、この原稿を書き始めたときのタイトルは「ノーベル賞」でした。 今年の受賞者の発表が始まったばかりのときで、医学・生理学賞を受賞した大村先生の話題で持ちきりでした。 このときは大村先生の紹介とノーベル賞の解説でもしようかなと考えていました。

■梶田東京大学宇宙線研究所所長

 そして、その翌日、・・・。ノーベル物理学賞に梶田先生が。ふ〜ん、二人目か、日本も大したもんだ。 で、受賞理由は?ん、ニュートリノに質量がある。そうなんだ。 えっ、ちょっと待てよ、ニュートリノと言えば小柴先生だ。スーパーカミオカンデだ。

 今から10年前の2005年、科学少年団の夏季宿泊活動は岐阜県飛騨高山方面でした。 そしてそのときの目玉はなんと、スーパーカミオカンデの見学。 当時は小柴先生がノーベル物理学賞に輝いた(2002年)直後でもあり、みんなでわくわくしながら見学したことを覚えています。 今いそぎんちゃくで活躍しているYさんやM.F.君が小学5年の時でした。2人、覚えていますか?
 当時の団員(小学5年)の感想を紹介しましょう。

いよいよカミオカンデ

 バスの中でカミオカンデのビデオを見たときは、どんな所だろうといろいろ想像しました。 小型のバスに乗りかえて、バスにゆられトンネルの前にたどりつきました。 トンネルの前はすごく寒くて冬みたいでした。ヘルメットが配られ、トンネルの中を進みました。
 ぼくの想像では、道を下っていくと思ったのに、下らずに進みました。 後の説明で分かったのですが、カミオカンデの上に1000mもある山がたっていたのでおどろきました。
 いよいよカミオカンデに入ったらそこはドームのような所でした。 この下に光電子増倍管が1万2000個もあるので、すごくおどろきました。 あらゆるものを通り抜けることができるニュートリノがこのカミオカンデで観測できるというのが不思議でした。 でもぼくの下にすごいものがある、ということを実感してきました。
 カミオカンデの光電子増倍管の所は見えなかったけど、映像や模型で想像しておぎなえました。

また行きたくなってきました。


■スーパーカミオカンデの見学のようす(2005年8月)




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