このレポートは、かたつむりNo.502[2021(令和3)10.24(Sun.)]に掲載されました

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8月から10月にかけての気温の変化
団長 石 井 幹 夫
 
 9月活動で、身近な気象観察を行いました。いろいろ面白いデータがとれたみたいで良かったですね。
 さて、ここでは藤沢市にあるアメダス(辻堂海浜公園内にあります)の気温データを見てみたいと思います。 辻堂のアメダスは海岸線のすぐそばにありますので、気温は町中よりは低めに出ているはずです。 8月1日から10月19日までの最低気温と最高気温データを折れ線グラフにしてみました。



 皆さんはどんなことに気づきますか?
  1. 8月のお盆のころの気温が低くなっている。
  2. 8月末から9月初めにかけて気温が急に下がった。
  3. 9月は上旬よりも中旬の方が気温が高い。
  4. 10月に入っても暑い日が続いた。
  5. 8月中に猛暑日が1日、真夏日が20日、熱帯夜が17日、9月では真夏日が3日で熱帯夜はなし、 10月ではさすがに真夏日はありませんでしたが、30度近くまで気温が上がった日がありました。

10月17日 9:00
 やっぱりヘンテコな感じですね。秋になってもちっとも涼しくならない。もう勘弁してくださいっていう感じでした。そして10月にやっと入り気温が下がったら。 今度は寒い。弱い冬型の気圧配置になっていました。夏から秋を飛び越していきなり冬です。これから先が思いやられます。
 聞くところによると、今年の冬はラニーニャ現象が起こる可能性が高いそうです。 ラニーニャ現象が起こると冬の太平洋側は天気のいい日が多くなり寒くなる傾向が強いようです。本当にそうなるのかな? 意識していると何か新しい発見がありそうですね。



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