このレポートは、かたつむりNo.557[2025(令和7)10.13(Mon.)]に掲載されました
戻る
オオスズメバチ
団長 石 井 幹 夫
私が勤務している秋葉台中学校で、オオスズメバチの巨大な巣が発見されました。
見るからにスゴイ形をしています。ここからブンブンとオレンジ色の巨大なハチが飛び出していきます。
普段は「なんだ、ハチか」と言っている私も怖くなりすぐにその場を離れました。
巣が巨大すぎて簡単に駆除ができず、1ヶ月近くかかると言われています。
さて、オオスズメバチ、どんなハチなんでしょうか。以下ホンダキャンプからの抜粋です。
https://www.honda.co.jp/outdoor/knowledge/adventure/picture-book/oosuzumebachi/?msockid=3930fd7fafe66cdf3e5aedd8abe66e2c
見つかる場所は?
市街地よりも里山や山間部にいて、木の根元などの土中、樹洞などの閉鎖空間に巣を作ることが多い。成虫は樹液にもやってくる。
分布:北海道〜九州。
大きさ:女王バチが40〜50mm、働きバチが27〜38mm、オスバチが27〜40mm。
注意する時期
里山では夏から秋にかけて、スズメバチの被害が多発する。 特に秋口は大量のオスバチと新女王バチを養育しなければならない一方で、エサになる昆虫類が少なくなるため、攻撃性が非常に高い。
生活史
5月ごろ、土中や朽ち木の中で越冬を終えた女王バチが、単独で巣造りを始める。 まず小さな巣を造って卵を産み、約1ヵ月の間、女王バチ1匹で巣の拡張、エサ集め、育児をする。 そのうちに働きバチが成虫になり、女王バチは巣の中に留まって産卵と巣の中の社会的秩序を保つ仕事に専念する。 そして秋口になると新女王が出現する。旧女王バチは新女王バチが巣立つ前に死に、元の巣は解散する。
特徴
オオスズメバチは世界最大のスズメバチであり、毒の量も多いが、人にとって悪い面ばかりではない。 作物害虫を捕食する役割があるため、スズメバチを駆除した時に、生態系にどのような影響が出るか分からない。 スズメバチが人を刺すのは、あくまでも巣を守るためであり、むやみやたらに人を襲うわけではない。
オオスズメバチのターゲットになると、あごをカチカチ鳴らして威嚇してくるそうです。決して慌てず落ち着いて静かにその場を離れましょう。
戻る