なにをどう利用するのか |
運営委員 道 上 定 |
消防法の改正により一般家庭でも火災警報器を設置することになりました。寝室には必ず、その寝室が二階にあるときは廊下にも。
台所への設置は藤沢市の場合、「努力義務」となっています。期限は今年のこの5月31日まで!あわてて取り付けました。私の家では都合3カ所。
火災警報器は感知器が内蔵されていて、感知対象が熱と煙の2種類に分かれます。私のばあい3カ所とも「けむり感知式」の警報器です。 けむり感知器の仕組みは、@光を煙が遮ることによって感知するもの、A放射線が煙の粒子にあたり感知するものがあります。 すこし前まではムシが接近しても反応し、誤報続出でたいへんでした。Aにはアメリシウムと言う放射性物質を利用しています。 住宅用火災警報器では@の光電式のようです。 アメリシウムは放射線厚み計、蛍光エックス線源にも利用されています。 ラジウムについても目覚まし時計の夜光塗料の中に利用されていましたが、今は東京杉並区のN特殊化学が開発した放射線を含まないものが大部分です。 と、放射性物質には敏感になってしまいます。まあいいや、距離があるから、と・・気を落ち着かせるために伸ばした手の先は「足柄茶」! 原子力発電所がなければ電力が不足して、大停電に陥るのではないか、と心配されています。が、私は楽観主義者。「電力は余っていた」フシがあります。 東電も国も正しい情報を出してくだされば、ここを削って・こちらに足して、となるし、電気料金の割引制度など公開したり、もっとオープンにすれば、 太陽光、風力などとの比較も分かりやすくなります。この夏よほどの酷暑でなければ大丈夫、でしょう。 「東芝がスマートメーターのスイス企業を買収した」と、報道されました。 とうとうはじまったのです。スマートメータとは積算電力計に通信機能が付いたリモコンのようなもの。 電力の発電・送電・配電の分離を前提に考えられています。現在は発電から配電まで一体のものとして1つの企業が独占しているのです。 これでは競争が働かず消費者の要望に応えていない、としてこの原発事故から議論が表だってきたのです。 発送電の事業が分離になると、太陽光発電、風力発電など多様で、小形のものまで送電網へ繋げることが容易になるし、ニッチ産業も育つと経済界はみています。 そしてスマートタウンからスマートグリッドを目指しているようです。 とすれば、送配電を「合理的」にするために電気の使われ方まで確認しようとしますし、場合によっては家電製品の入り・切りまで指示するようになります。 と言うことは家庭内部の生活習慣まで把握できることになります。「だれが」「なにを」「利用」するのか?あなたはていねいに考えてほしいと、私は思います。 |