ムシできない話し |
運営委員 道 上 定 |
6月4日はその語呂合わせで、@日本歯科医師会がムシの日=「虫歯予防デー」に、A日本昆虫クラブが「虫の日」に、
B福島県田村市の公社が「ムシの日」として日本ペストコントロール協会とはかってそれぞれが決めました。 ところで「虫」ってなに? 新明解国語辞典によれば、虫とは「湧くようにして生まれて来、地上をはい(飛び)回ったり、 池・川や海中・地中にすんでいたりする、小さい動物。」とあり、 つづけて「狭義では、秋に鳴く昆虫や人間生活に害を与える寄生虫・害虫などを指す。」と、説明しています。 なるほど「虫」偏のつく「虻」、「蝿」、「蚊」くらいは分かる。「蜂」、「蟻」、「蝉」それに「蛆」まではなんとか。 「蛙」、「蛇」、「蝮」はどうです?「蟹」って言われても・・・。「蛋」は鳥のたまご。「虹」になると、??。 なんでや? 「むし歯」をむかしは「う歯」と言っていました。齪歯です。正しくは「くし」ですが「うし」でまかり通っています。 もっとも今のお医者さんは虫歯とは言わずに「う蝕」と言ってるようです。 『虫歯予防デー』も『歯の衛生デー』が正しいようです。 虫が付くと印象がかゆくなるのですが、さて「虹」はどう説明できるのでしょうか。 ムシや小さな生き物をえさとしているのが鳥たちです。なかでもオオタカは食物連鎖の頂点に立つ猛禽類。 生態系がしっかりしていないと生きていけないのです。 そのオオタカが回復していると環境省では希少種の指定を解除の方向で検討しています。 いっぽうニワトリ、野鶏の先祖にあたる野生のウズラを希少鳥獣に指定することに決めました。 日本は人口減少で、飽食で食べ残しで、ちぐはぐなことばかり。世界規模では人口爆発で食糧危機が叫ばれています。 エネルギー効率からみて、えさ2キロでむし1キロ、えさ8キロで牛肉1キロ。4分の1ですむ。 そこで「昆虫食」を国連食糧農業機関が提唱しているのです。十分検討に値します。 |