半熟の「鶏卵検定試験」AQ |
運営委員 道 上 定 |
卵の未来を、助けてください。(2013年6月3日・月曜日・朝日・経済面・全面広告) なに!ひよこがどうしたの? 鶏卵生産者がひよこの命乞いして、いったいどうしたの? 大きい活字のキャッチコピーです。行を改めて「卵が生食できる。実は世界でも珍しいことなのです。 これは日本の鶏卵生産者の品質管理が優れている証拠です。しかし、今「卵の生食に」危機がきています。 安全のためのコストが膨れ上がり、生産者の経営状況がとても悪化しているのです。」 卵の卸売り価格の、やや右肩下がりの折れ線グラフが横たわり、続けて「現在の卸売り価格は60年前より安く、 生産コストは高騰し、採算割れで生産者は廃業に追い込まれて』おり、「徹底した衛生管理を行ってい」るが、 経営環境は厳しく、維持」できません、と続きます。 この鶏卵生産者の団体には会員数は560人、加入羽数は1億800万羽が記録されております。 ほとんどが大規模経営。無窓鶏舎という名前の通りの、照明は14時間点灯・10時間(睡眠時間) 消灯を人工的にコントロールし、水・餌もオートコントロール。無窓だから空調・換気、室温も管理されています。 この鶏舎にインライン式GPセンターと言う洗卵・選別・包装(パック詰め) を行うラインを接続してベルトコンベアーで運ばれてきたたまごを店頭に並ぶ姿まで商品化します。 餌を積んだ車が入り、卵を積んだ車が出てくる、まさにレグホンによる「集約産業」です。 さて、『鶏卵検定試験』そのA問題です。
そろそろたまごの需要期にはいります。店頭価格はあまりあがりません。 「競争」のもたらす「恩恵」でしょうか、それとも・・・。 |