このレポートは、かたつむりNo.399[2014(平成26)06.08(Sun.)]に掲載されました

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雀が減り、蛤が増えたか
運営委員 道 上   定
 
 佐渡で放鳥されたトキ(朱鷺)が巣作りを終え、ヒナが育っているようです。放卵中を含め16組にもなるようです。 国でカを入れているだけに、まずは明るい兆しに見えてきます。やっと2桁にのっかったのですが、 おじいさん・おばあさんの若い時代には普通に見られた野鳥でしたから、えさがあり、天敵対策がしっかりしてくれば、 国民の合意はできているので増えるいっぽうでしょう、
 小笠原のアホウドリ移住作戦そしてトキの繁殖、などが目立っていますが、〔国鳥〕ではありません。〔国鳥〕はキジだけ。 けっこうどこにでもいるのですが、見たことない人が多いのでは?お金持ちはふところの中の財布の中の、1万円札に。 もっとも最近流通の偽造防止を施した万札ではなく10年まえは普通だった万札です。 私は、ニンジン畑の畝の間に見ることができます。藤沢では御所見・用田地域で出合います。
 どこにでもいてたまごもおいしく、きじ丼も力がついてうまい!それでいて〔国鳥〕なんですよ。
新ちゃん
新ちゃん。市立新林公園で3年前からお昼を一緒するすずめ
1947年3月22日指定されました。〔国鳥〕を食べる、なんてよその国ではあるのかな?
 ところでスズメがめっきり少なくなったと、思いませんか。まちなかであまり見かけません。 大庭遊水池や田圃では無双網を仕掛け、きんちゃく袋に放り込んでいるのを見ましたし、 新林小学校脇の桜の木は花の柄の部分をちぎり落とすのを見ておりますし、公園などではあいかわらずそれなりの数います。 いなかに住んでいたころは俺たちガキも多かったがスズメも多かったと、記憶しています。 高校卒業まで一緒だった友人が、北海道千歳市内で「やきとり屋」をやっています。 彼が言うには「よく聞く話し。でもいるよ。商売にも影響ないな」。
 言われてみれば「なんとなく」少なくなった気(!)がしてくるのです。 かと言って近くの公園など目立って少ないとも思えないし、ほんとうのところどうなのでしょうか。

 雀(すずめ) 海中に入って 蛤(はまぐり)となる〔醒睡笑〕 と言います。

 東京湾内の千葉市漁業関係者が「この3、4年はまぐりの量はたしかに増えています」とのこと。
 このGWで大潮のときがチャンス、潮干狩りに出かけて、雀が蛤になっているところを目撃しませんか。 うまくすれば半分すずめではんぶん蛤のものがとれるかも!


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