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運営委員 道 上 定 | |
新春の穏やかな一日をいただき、[鳶尾山山歩き]に出かけました。 恒例として三が日のうちに楽しんでいたのですが、今年はハナから節ブシの潤滑が悪く、やっと「松のうち」に一歩踏み出すことが出来ました。 もちろん順路としている「鳶尾」から「八菅」(神社)の完歩で、甘酒が目的ではないのですが、(神に誓ってほんとうか?…問いつめないで!) 無事歩ききった疲れと満足感で「今年も一年なんとかいけそうだ」と、楽観することにしました。
鳶尾山から八菅神社へぬける2時間前後の落ち葉の道は、都会のよごれを落とすにふさわしい散策の道です。 山々の麓にはそれぞれ中規模の団地が張り付いていて「裏山」に続く道ができており、連休には散歩に「山歩」を兼ね、 山頂までの往復を楽しんでいらしゃるグループが見受けられます。孫とあるいは親子で…。 できうればそれとなく手入れがしてあればそれでいいのですが、途中に小規模の「桜の名所」がでてきたり、 紅葉を見せたくて所々植え込んでいたりとか、どこか息切れ寸前の活動で終わっているようです。 ことしもどんぐり類は豊作だったようで窪地には沢山見ることができました。 八菅神社のオガタマノキもナギの樹も葉は青あおとしています。 ナギの実からは灯明用の油を絞り出して使っていたようですが、その双葉は光沢があってじつにすがすがしい。 いずれも神木として本殿脇に植え込んでいるようです。 野球好きの人は金属バットより木製バットがほしいでしょうが、オガタマノキはその材料になります。 ナギは「凪ぎ」に通じ、ソヨゴは一枝あたりの葉っぱの数が少なくそのぶん風通しがよくしかも硬くて、 葉っぱがこすれあうとサラサラと音を立て「そよぎ」を連想させます。 この1月に始まったNHK-TV連続ドラマ「真田丸」にはむぎわら帽子がでてくるか、 経木真田を作るハコヤナギ=ポプラは葉っぱの柄が長く、わずかな風でもピラピラ。風と光を拡散します。 お話が拡散して、せっかくのお休みが台無し。でもね、忙しすぎる日常がおかしいとは思いませんか?ケントウを祈ります。 |