このレポートは、かたつむりNo.432[2016(平成28)10.23(Sun.)]に掲載されました

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毒との遭遇
いそぎんちゃく M.K.
 
 夏季活動から帰ってきた3日後に家族と“群馬”に旅行?に行きました。行くときには私が車を転がしましたが、群馬は遠いですね。 圏央道が出来たおかげで4時間ぐらいすみましたが。
 群馬についたら、行く前から親が言っていた“谷川岳”に登りました。 運転していたので少しだけ仮眠を、と思いましたが車で寝るのは狭いので外で仮眠をとりました。 そんな時に役立つのが新聞紙!下にひいて、上から被せればあったかいんだから!
 話がズレました。題名で「毒との遭遇」と書きましたが、谷川岳で遭遇しました。

その毒がこの写真に!


 どこやねん!!
 と思われる方もいると思います
 よーく見ると…(真ん中らへん)




 こいつです。
 名前は「ヤマトリカブト」




 大きくなると大体150cmになる多年草で、夏から秋にかけて3cmぐらいの青い花をつけます。 こんなにキレイな花を持っていますが、猛毒を持っています。
 この植物、特に根っこの部分を食べると、めまい、嘔吐、腹痛、下痢、痙攣、体温低下、 呼吸麻痺などの体に悪いことがフルコースで襲ってきます。
 そんなに危ないのに食べる奴がいるのか?
 いるんです。しかし、故意にではなく間違って食べることが多いそうです。
 何と間違えるかというと、“ニリンソウ”とよばれる植物で同じような場所で、同じ葉の形をしている植物です。
 “ヤマトリカブト”と“ニリンソウ”の違いは根茎と花咲く季節とその色。

・ニリンソウは、根茎が横に這い、春先に白い花をつけます。
・ヤマトリカブトは、根茎が横に這わずに、秋(8月から10月)に紫の花をつけます。


 山では色々な植物がありますが、むやみやたらに知らない植物は食べないように!
 ドクダミは体に良いですよ。


 参考資料
  「新装版 野外毒本 被害実例から知る日本の危険生物」
  著:羽根田 治
  ISBN978-4-635-50035-7
  出版社 山と渓谷社

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