このレポートは、かたつむりNo.305[2007(平成19)10.21(Sun.)]に掲載されました

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主婦は小さな科学者だ。 #1
運営委員 前 北 未 央
 
 このたび「かたつむり」を引き継いだ前北です。 あんな不良な団員が…たまさか運営委員になっていようとは唖然ボーゼン。 更には私は理系でもないから頭が痛い。 ましてや「かたつむり」を作ってるなんて!オーマイガー!
 しかしこれは紛れもなく事実であって、この半頁余ったスペースを埋める為に必死こいて夜なべに徹し、 苦渋たる原稿のネタを探している所であります。
 さて私はこの夏に晴れて結婚、晴れないけど永久に続く家事担当に参入しました。 そして日々非常に強く思うことがあります。「主婦ってすごい」のです。
新米主婦の知恵 その1
乳酸菌に「生きろ!」と呼びかける。
「ぬか」は乳酸菌を生き絶えさせない事が最も重大な難関である。 塩や唐辛子を足し、菌を励ます事が大事。
 「主婦の知恵」は洪水のごとく膨大な「情報収集」から始まります。 (朝のTV番組って凄いのね!) そして「ビックマウス(ブーム)」が生まれて「実験の繰り返し」を経て、 最後は「おばあちゃんの知恵」(ex.がばいばぁちゃん?)に帰依します。 それは「体験学習」とも「最も高尚な知識」とも言えます。まず、この事実を認めざるを得ません。 主婦は間違いなく身近な科学のエキスパートです。
「ぬか床」にスポンジ(ゲジゲジ部分をはがす)を入れると水分が絶妙に吸収されて重宝である。
 魚を解剖したり、野菜を発酵させたり、空前の重曹ブームで炭酸水素ナトリウムを買い集めたり…。 果てはごく自然に小麦粉のグルテンの含有量の差異を利用して薄力粉と強力粉だって使い分けています。 主婦は日々、最も自然に「科学実験」を考察して生活しているのではないでしょうか。

(掲載は半頁余った時だけね…)
つづく




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