このレポートは、かたつむりNo.462[2018(平成30)12.09(Sun.)]に掲載されました
(再掲載:かたつむりNo.422[2016(平成28)02.21(Sun.)])

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青くない 青い池?
9班8年 R.N.
 
 北海道美瑛町に「青い池」という近年有名になった観光名所があることをご存知でしょうか。 私は夏休みに旭山動物園に行った足で訪れました。 インターネットで事前に写真を見ていた私は、実物を見て青くない!と思ったのも束の間、 エメラルドグリーンに輝くその美しさに見入ってしまいました。絶対にお勧めのスポットです。
 「青い池」は元々は昭和63年に噴火した十勝岳の火山泥流災害を防止する為に、 美瑛川に作られた堰堤に自然が引き起こした奇跡が重なり誕生しました。
 白金温泉上流の十勝岳が源流になっていて、 山が吸い込んだ水分が時をかけて地下水となって崖の途中からアルミニウムがまざった状態で美瑛川に注ぎ込まれます。
 そこで硫黄沢川との合流時に目には見えないコロイド状の粒子が生まれ、太陽の力と光の散乱を補う硫黄や石灰成分などが、 川底の石や岩を白くして青く見えるそうです。
 5月中旬〜6月下旬が最も澄んだ美しい「青い池」を見ることができると言われています。 この短い期間以外は、雪どけ水や雨などによるアルミニウム物質を含まない水などが流れ込み、エメラルド色になるようです。
 私が見た池は時期が少しずれていたために「青く」なかったのだ、と分かりました。




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