このレポートは、かたつむりNo.266[2005(平成17)1.8(Sat.)]に掲載されました

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赤道の下より
  −マレーシアレポート No.3−
元7班 S.H.
 
明けましておめでとうございます。マレーシアのS.H.です。
確か一月の活動は星空観察だったと思うので、それにちなんで今回は星空の話題にしようと思います。

地球は地軸を中心に、西から東へ自転しています。 そのため、地軸の傾きによって太陽や星の動きが変わってきます。
例えば、赤道は地軸の傾き:緯度が0度のため、太陽や天体は地平線に垂直に昇り垂直に沈みます。
逆に極地の緯度90度の地域では、地平線と平行に沈まずに円運動をするように動きます。
私のいるマレーシアのクアラルンプールは緯度が5度なので、 太陽や天体は85度と垂直に近い角度で昇ってきます。 そのため、神奈川県では観察することの難しい星座をみることができます。

まず最初に南半球で最も有名な星座ともいえる「南十字星」です。
2つの1等星と2つの2等星と3等星が小さな十字の形で並んでいる全天88星座の中で最小の星座です。 冬のマレーシアでは深夜、南東に観察できます。
その右側にある二つの一等星が「ケンタウルス座」です。 ケンタウルスは、上半身が人間で下半身が馬の怪物の種族で、たびたび神話などに登場します。
ケンタウルスのアルファー星のすぐ下に3,4,5等星で形取られた細長い三角形が「コンパス座」で、 コンパス座とさそり座の間にあり、 2個の4等星とたくさんの5等星以下の星で形取られたものが「じょうぎ座」です。
みなみのうお座の1等星フオーマルハウトの上隣に並んでいる2等星が「つる座」で、 その2等星を先頭に4−5−4−3等星がほぼ1列に等間隔で並んでいる所がつるの首にあたります。 形は白鳥座に少しにています
エリダヌス座の1等星アケルナルの左隣にある2つの4等星と2つの等星が、 小さな菱形を形ずくっているのが「ほうおう座」です。

とまあ4つの代表的な星座を紹介しましたが・・・
じつは私、まだこのうちひとつも観察できていません。
今は雨季ということもあり、なかなか晴れてくれず、それにここは首都。 街灯の光で空がぼうっとオレンジ色になっちゃってます・・・。
雨季が終われば見えるように・・・なってほしいです。

ではこの辺でレポートを終わりたいとおもいます。
 
 
 
Hさんからの第3号でした。ただ、何かの手違いで第2号がまだ事務局に届いていません。
届き次第第2号も掲載しますのでもう少しお待ちください。

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