このレポートは、かたつむりNo.270[2005(平成17)4.17(Sun.)]に掲載されました

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赤道の下より
  −マレーシアレポート No.5−
元7班 S.H.
 
 こんにちは。今回はやしの実(ココナッツ)についてレポートします。


やしの実(断面)  やしの実は外側の硬い皮、その中に繊維が詰まっていて、中に種になる部分があります。
 外皮の大きさは手に入らなかったので測れなかったのですが、種の部分は縦約15cm、 横約10cmで外の皮が訳5mm、内側の白い果肉が訳1cmで、中にやし水が入っています。 やし水は1カップと少しありました。
 市場やスーパーなどを回ってみると、色々な所にやしの実の商品が並んでいます。
どこの店にもあるのが「ココナッツジュース」。 ジュースといっても上の繊維部分を削って白い果肉部分を出したものをラップなどに包んで売ってあります。 柔らかい果肉部分にストローなどを差し込むとやし水があります。
やし水  やし水は透き通っていて甘くはなく、薄めの味で、少し青っぽいくせがあって・・・御免なさい。
私の文章力ではこれ以上表現できないので後は自分の舌で確かめてください。
 この間、母が市場で見つけたのが、このココナッツジュースにゼラチンを入れて固めたゼリー。 味はそのままでした。
 ところで、勘違いしている方も多いかもしれませんが、 このココナッツジュースはココナッツミルクとは全く違うものです。 ココナッツミルクは果肉(胚乳)を絞ったものです。
 果肉はこのココナッツミルクを採るために使う他、細かく削ってお菓子などに使ったり、 そのままお刺身として(観光地ではわさび醤油なんて話も!)食べたりもするようです。
ココナッツジュース  また、やしの実は、食用だけでなくいろいろな用途に使われます。
外側の硬い皮は、よくお土産屋さんなどで見かける装飾品などによく使われています。
 実の大部分を占める繊維は、タワシの材料やロープ、さらに水はけや通気性が良いので、 畳や座布団などの新素材としても注目されているようです。
 ココナッツミルクの取れる実からはヤシ油になり、マーガリンや石鹸にもなります。
 ちなみにマレーシアでは、街路樹のように当たり前にやしの木が道端に生えていたりします。

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