このレポートは、かたつむりNo.273[2005(平成17)7.3(Sun.)]に掲載されました

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赤道の下より
  −マレーシアレポート No.9−
元7班 S.H.
 
 こんにちは。日本も暑くなってきた様ですね。今回は都会の木についてです。

 マレーシアといえど、ここは首都 クアラ・ルンプール。 車がビュンビュン走り、道路はアスファルトで固められています。
 その道路の脇にはやはり街路樹です。でも街路樹といっても特に種類が決まっている様子もなく、 異常にどデカイ木が歩道を占領してたり、やしの木がボコボコ立ってたりします。
 ほかにもコンドミニアム(マンション)や大きな家、建物の敷地の中にも結構木はあります。


 木をよく観察してみると・・・ なんとほとんどの大きな木からは最低2種類以上の葉っぱが生えています! これは厳しい環境に対応するために進化した木・・・ではありません。 ヤドリギの様な寄生する植物がくっ付いているのです。 シダ類のようなものから、ソテツ(?)の様な大きなもの、 一般的なヤドリギといわれる絞め殺し型のものが我が物顔で木を占領しています。 もういっぱいくっ付きすぎて木肌が見えなくなってしまっているものさえあります。

全体像

 それではこれで今回のレポートを終わります。

色々生えてます

 また、マレーシアでは気候の変動が少ないので、木の年輪ができません。 その為木の強度がもろく、伸びすぎると重みに耐えられなくなってしまい、 ポッキリ折れてしまいます。折れると道路をふさいでしまうので、 伸びすぎた街路樹はわりとまめにおじさんたちが切っています。 それでも太陽の光をたくさん浴びた木は、割と直ぐに伸びてしまうようです。

年輪がありません

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