このレポートは、かたつむりNo.275[2005(平成17)9.4(Sun.)]に掲載されました

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赤道の下より
  −マレーシアレポート No.11−
元7班 S.H.
 
 こんにちは。マレーシアのS.H.です。
 今回は日本でもニュースになった「ヘイズ」についてのレポートです。

 皆さんもニュース等でご覧になったと思いますが、 クアラルンプールは8月の9日位からどんよりと霧のような煙に包まれました。
 視界は50mあるかないか位まで悪くなり、車もゆっくり走るので渋滞がおきました。
 クアラルンプールの大気汚染指数は最大321まで上がり、人体への悪影響を及ぼすという300を超えて、 私も少しの間外に立っていただけで目も頭も痛くなってきて、息苦しく感じました。
 市内のほとんどの学校や工場は休校になり、「それでも続ける」と宣言した私の学校ではマスクが配られ、 テレビはヘイズについてひたすら繰り返す・・・文字通りの「非常事態」でした。


 原因はインドネシア・スマトラの森林火災で、それがマレーシアまで流れて来たのです。 衛星からの映像によれば、ホットスポット(火災発生地点)の数は542ヶ所もあったそうです。

しかしそんなヘイズも、 何があったのか13日土曜の朝には大分よくなり大気汚染指数は安全な100を下回りました。 そして何事も無かったかの様に回復しました。
数年前に起きたヘイズは一ヶ月程続いて死者も出たそうですが、 今回はそうはならなくて本当に良かったです。

それではこれでレポートを終わります。


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