赤道の下より −マレーシアレポート No.16− |
元7班 S.H. |
「レイク・ガーデン」とは、イギリス統治時代の1880年代に作られ、
約92ヘクタールの広さを誇る緑豊かな公園でクアラルンプールの観光名所となっています。 今回はその中の一角にある「バタフライ・パーク」に行ってきました。 「バタフライ・パーク」とは熱帯の植物が植えられたイギリス中庭風の場所に、 120種以上・約6000匹と言われる南国の蝶を網の張られた空間に放し飼いにしている場所です。 入り口には鎖でできたのれんがかけられており、蝶が逃げられないようになっていました。 中に入ったとたんに沢山の蝶と極彩色の南国の花々と熱気が(笑)私を出迎えてくれました。 中で出会えた蝶は、クロアゲハ、アオスジアゲハ、 キチョウなど見慣れたものから黄色い紋をしたクロアゲハや大きなマダラチョウ、 カバマダラの仲間や青いアゲハチョウ?のような変わったものも見られました。 その中でも一層目立って居たのがマレーシアの国蝶もある「ラジャブルック」、 日本名「アカエリトリバネアゲハチョウ」です。 この蝶は黒い羽に一文字の美しく輝く緑色の紋を持っており、 陽光の下で舞う姿には幻想的な美しさがあります。 大きな蝶なのでゆっくりと飛ぶのかなぁ・・・などと思っていましたが甘い甘い。 カメラを構える私の前をさっさかさと素早く通り過ぎて行ってしまいました・・・ (そのせいで、写真も小さくてピンボケです・・・すみません・・・) また、庭のあちこちに置かれていたのが花の台、蝶達のえさ台です。 この花(ハイビスカスまたは果物など)には1:9の割合の蜂蜜水がかけられていて、 蝶達は伸ばした口でその水滴を探り、吸っていました。 暫くして気が付いた事は、 日本に生息している白や黄色の小型の蝶よりも青色や黒の大型の蝶が多いことです。 これはマレーシアの熱帯のジャングルに適応していった姿なのでしょう。 私の住むクアラルンプール郊外では、緑はあるもののペストコントロールなどで害虫、 害獣などを駆除するので蝶は殆ど見られないので、今回、沢山の蝶が見られたのは新鮮でした。 それではこれでレポートを終わります。 |