小惑星探査機「はやぶさ」打ち上げ | ||
運営委員 山 本 明 利 | ||
今日(5月9日)13時25分、鹿児島県から打ち上げられた文部科学省宇宙科学研究所の
小惑星探査機MUSES−Cは打ち上げロケットが順調に飛行して無事に予定の軌道に乗り、
「はやぶさ」と命名されました。 「はやぶさ」は小惑星1998SF36をめざします。地球にかなり近い軌道を回っている、 大きさわずか500mの小さな惑星です。「はやぶさ」はこの小惑星すれすれまで近づいて、 表面の砂を持ち帰る予定で、ハレー彗星探査機「さきがけ」「すいせい」、 火星探査機「のぞみ」に次ぐわが国4機目の人工惑星になりました。 「はやぶさ」は4つの新技術を試す予定です。 (1)イオンエンジンを主な動力として飛ぶこと (2)画像から自分で判断して運動を制御しロボット探査を行う (3)小惑星からの初の標本採取 (4)惑星軌道から直接の標本カプセル回収
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