このレポートは、かたつむりNo.261[2004(平成16)9.12(Sun.)]に掲載されました

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マレーシアからこんにちは
AI (休団中) 母
 
 こんにちは。現在、マレーシア在住のため科学少年団を休団させていただいているAIの母です。 マレーシアも毎日暑いのですが、日本は大変な猛暑だそうで、まずは暑中お見舞い申し上げます。  来馬してもうすぐ3ヶ月、熱帯の暮らしにもやっと慣れてきました。 イスラム教国家ということで、一日5回、近くのモスクからコーランが聞こえてくるのですが、 その声にも違和感無く暮らせるようになってきました。 (コーランはモスクごとに毎回いろいろな方が生放送で唱えているそうです!)
 来馬したばかりの4月に、居住地区のプールサイドで、 息子が小学生の手のひらほどもありそうなおおきなカタツムリを発見しました。 「カタツムリは科学少年団のマークだから、今度捕まえて写真を撮って、 『コレがマレーシアのカタツムリです』と科学少年団に送ろう」とそのとき約束していました。 先日やっとタイミングよく捕まえることが出来ましたので、早速ご報告させていただきます。
 カタツムリの殻の長さは約5センチ、体全体では10センチ以上はあると思います。 殻の固さは、陶器のお茶碗のような感触で、結構な重さがあります。 その重さを支えるためか、粘液が日本にいるカタツムリよりねばねばしていて、 たわしを使って手を洗わないと取れないぐらいです。 タイルの塀にへばりついていたカタツムリを無理に引き離そうとすると 「キィヤァァ」とまるで叫び声のような音を立てました。 性格はかなり臆病なようで、いったん殻に入るとなかなか顔を出してくれません。 (この写真を撮るのにも1時間以上かかりました) 普段はプール脇のブーゲンビリアの植え込みのあたりに住んでいるようで、 スコールの後に姿を現すことが多いです。2匹3匹とまとまって見かけることも多く、その生態は今だなぞです。 以上巨大カタツムリの報告でした。
 他にも、夜明けとともに太陽が急角度で上っていくので、朝焼け夕焼けの時間がほとんど無いこと、 セミがいないこと、50センチはありそうなトカゲを時々見かけるなど、 科学少年団のお友達が面白がってくれそうな熱帯ならではの驚きがたくさんあります。 また、何か面白い発見がありましたら報告させてください。 それではまた。お体に気をつけてお元気で。 今年の夏の夏季活動は台風が来ませんように(台風の無い)遠くマレーシアからお祈りしています。 I(母)

このメールは7月10日にいただいたものです。今年の夏季活動はおかげさまで無事終了しました(事務局)

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