このレポートは、かたつむりNo.306[2007(平成19)11.11(Sun.)]に掲載されました

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おめでとう! 第38回藤沢市総合かがく展で優秀賞に輝きました

境川はどのようによごれていくのか
     〜境川上流探検2〜
1班1年 S.S.
 

・どうしてこのテーマにしたか
この研究は5年生の時に1度やったもので、そのとき僕は大和市の目黒付近まで行き、 川がきれいなのか汚いのかを目視で判断しました。 その時の印象は、境川はきれいな川だなと思いました。 僕がこの研究をもう一度やりたいと思った理由は、境川はきれいなのか汚いのか、 境川の源流はどういう風になっているのか、そして何より、境川はどのように汚れていくのかなと、 再度、川を見ていて思っていたからです。そしてそれを夏休みの課題にしました。

・仮説と調査のやり方
まず僕は仮説を立てました。 その仮説は、川は支流と合流していくについれ、汚くなっていくのではないかと考えました。 どのようにこの調査をしたかというと、採取した水をCODパックテストで検査し、 そこの水の汚れ具合を調べ、それを記録用紙に記入します。 さらに、その近くに川を汚くする要因が有るか無いかも記録します。 境川の源流から始めて下流まで、その作業を15か所の場所で行います。 支流との合流点では、合流前の本流、支流、合流後の本流の三か所で水を採取します。 こうしてその支流が合流して汚くなったのかどうかわかります。

・結果
1 源流の辺りでは、勿論水はきれいなのですが、上流のある地点から、一気に水質が悪くなっています。
2 合流点では水が汚くなる所もあるが、支流が合流することで水質が、よくなっている所もありました。
3 僕がきれいだと考えていた、下水処理場から排出されていた水は、最大でCOD濃度が17と良くない。
(魚が住めるのはだいたい0〜6くらい。鯉などは例外。柏尾川も同じくCOD濃度17と良くない)

・疑問に思った事と考えたこと
この結果には、僕も驚きました。(この時点で僕の仮説は早くも消えた事になる)
上流から順にグラフにして、いくつか疑問を出してみて、そのほかの調査もしてみました。 (下水道の普及区域の飼料を調べた)
特に
1 なぜ上流の途中から急に水が汚くなるのか
原因は、この付近には下水処理場が無く、 生活排水が川に流れ込んでいるのが原因らしいことがわかりました。
実際にそのような下水溝やゴミも見られました。
2 柏尾川がなぜ汚いのか
1つ目の結果とは全く逆で、柏尾川の水の半分近くが、 下水処理場の処理水だからと思われます。
3 感想
僕の考えとは、大きく違った答えになりましたが境川の事を深く知ることができてとてもよかったです。 下水処理場がとても重要なことはよくわかったけれど、 それでも処理しきれないほど人間は汚い水をたくさん出しているということがよくわかりました。 少しでも汚れた水を減らせるように工夫したいとおもいました。

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