「SSH」
いそぎんちゃくの先輩に高校生活を教えてもらおう! |
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いそぎんちゃく T.A. | |||||||||||||||||||||||||||||
第一回 エステル合成
1、【はじめに】
「エステル合成」とは一体何か。聞きなれない言葉だと思います。
さて、団員の皆さんは12月の活動で「においの科学」について学びましたね。
この時はすでに調合されている「におい」を使ったりして「どんなにおいがしたか」「人の鼻は何歳ごろが一番発達しているか」
「どれを混ぜたらいいにおいが出来るのか」など、挙げればきりが無いのでこの辺にしておきますが、色々学びましたね。
ですが、バリエーションが少なくてちょっと面白くなかったりしませんでしたか?
実は今回紹介する「エステル合成」と言うのは、
自分で好きなにおいを作り出すことができるのです。2、【実験に使う薬品・器具(大まかに)】
3、【操作・経過】
酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソアミルの合成
@ 乾いた試験管3本に1-プロパノール、1-ブタノール、イソアミルアルコールを2mlずつ入れる。 <においが混ざるため、一つずつ行うと良い> A 無水酢酸をそれぞれのアルコール(@)に2mlずつ加えて、よく振り混ぜる。 <試験管を細かく横に振る。決して試験管の口を指で押さえて激しく混ぜないこと> B さらに濃硫酸を0.5mlずつ加えて、約一分間よく振り混ぜる。 <零さないように。服とかに零すと穴開きます。一滴加えるごとに軽く試験管を振って中身を混ぜましょう。 三秒以上の間隔をあけて行うと良い。入れるペースが速いと沸騰して爆発します (現に誰かのが爆発しました)。試験管がとても熱くなるので液体の入っている部分には注意しましょう> C 約60℃の温水に浸して加熱する。 <ここで反応が進んでいきます。もうなにかにおいがするかもです> D それぞれの試験管に水を5ml加えて、においをかいでみる。 <水を加える前と後とを比べてみるのも良い。直接試験管の口に鼻を近づけないように(念のため)> 4、【結果】
(水を入れる前)酢酸プロピル:アンモニアのような臭いがした。しばらくすると酢のにおいに変わった。 酢酸ブチル:あまり臭いがしない。酢酸プロピルに比べて刺激が弱いのかもしれない。 酢酸イソアミル:バナナのようであった。 (水を入れた後) 酢酸プロピル:少し弱い刺激臭。辛うじて湿布かと思われる。 酢酸ブチル:判別不能。 酢酸イソアミル:バナナである。 5、【おわりに】
ボクの場合はこんな感じの結果になりましたが、これが果たして正しいのかは分かりません。
実験とは何度も繰り返して真相を探るのが常ですが、
皆が一回ずつ同じ実験をすればたくさんのデータが集まるのでより真実に近づけるのではないかなぁと考えてます。
だから誰かやってみた人、結果を教えてくださいな。最後にまあ参考までに、
インターネットで調べればまだまだいくらでも出てきます。 よくわからない単語はインターネットや辞書などで自分で調べてみてください。 原稿が長いものですから書ききれなくて。本当は写真を入れたかったのですが、写真を撮るのを忘れてました。ではまた。 |