今年度から4年生の娘がお世話になっています。毎回、楽しく参加させていただいています。
「中央構造線・・、外帯、内帯・・?」夏季活動のテーマと行き先を聞き、
「まだまだ手の内にあると思っていた娘が私達の行ったことのない場所に行き、
教科書で見ただけの中央構造線なるものについて体験してくる」ことに驚きを感じました。
そこで、「私たちも中央構造線の大断層を見てみたい。氷河時代の名残を見てみたい」と、
9月のシルバーウィークに家族で山梨県北杜市、駒ヶ根市に行きました。
一日目は、糸魚川静岡構造線の断層地帯にある藪の湯温泉(北杜市武川村)に宿泊、
二日目は構造線の断層に沿って流れる石空川(いしうとろがわ)渓谷の精進ヶ滝遊歩道を歩きました。
遊歩道には「フォッサマグナ」「糸魚川静岡構造線」「石空大断層露頭」など、
夏季活動で見聞きしてきた内容の説明板が並んでおり、娘は説明板を前に一生懸命に説明してくれました。
その後、千畳敷カールにも挑戦。ロープウェイで簡単に行けると思い、お昼過ぎにバスセンターに到着。
ところが、「連休で大混雑しており、山頂まで6時間くらいかかる。」と言われ、計画の甘さに家族全員がっくりとうなだれました。
一泊で帰宅する予定でしたが、急遽、駒ヶ根で宿を探し、翌日、再挑戦することとなりました。
翌日は、早朝6時に宿を出て、バス、ロープウェイで千畳敷へ。麓はお天気でしたが、山頂は雨。
気温も7度、一面霧に覆われ、ほとんど何も見えないといった状況でした。
しかし、大きな岩に氷河時代の名残を感じ、霧が晴れた風景を想像し、またいつか来てみたいとの思いを強くしました。
千畳敷の後は、夏季活動で宿泊した「すずらん荘」、「光前寺」へ。
「ここのヒカリゴケがよく光る」などと娘に教えてもらいながら、ヒカリゴケを写真におさめました。
そして、美和湖で溝口露頭を見学、高遠を抜けて、帰路に着きました。
夏季活動のテーマで大いに盛り上がった私たち家族のシルバーウィーク。
私は、勉強としての理科はあまり得意ではありませんでしたが、空、お天気、星、草木、石、砂、土、料理・・・
身の回りのさまざまなものを科学的に説明したものが「理科」なんだなぁ・・、と改めて感じ、興味をもっている次第でございます。
今年の夏季活動のテーマが楽しみです。今年は下の娘も入団したいと申しておりますので、
さらに説明(解説?)に熱が入るものと期待しています。
運営委員の先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
(9班 M.H.の母)
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