このレポートは、かたつむりNo.346[2010(平成22)10.24(Sun.)]に掲載されました

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家族で挑戦!磐梯山頂。
(3班 Mi.H.、6班 Yu.H.)母・Yk.H.
 
 夏季活動に参加したみんな!よくがんばりました。子供たちと一緒に登った先生方、本当にありがとうございました。 真夏の磐梯山登山は、本当に大変だったと思います。
 私たち家族は、9月18日〜2泊3日で磐梯山と会津に行ってきました。磐梯山に登ったのは、二日目の19日で朝から少し曇っていました。 気温は20度前後で涼しく、登山には丁度よい気候でした。私たちも夏季活動のときと同じ、八方台から登りました。お花畑まで約2時間。 途中かなりきついところもありましたが、木々の切れ間から桧原湖や五色沼が見えたときは、その美しさ感動しました。 桧原湖は、明治時代の磐梯山の爆発のときに、川がせき止められてできた湖です。湖の形も谷間の地形そのもので、 湖面に木々が突き出していたりして、丸い猪苗代湖とは全く違った印象です。 爆発で山が吹き飛んで、しかも、あんなに大きな湖ができてしまうのだから、本当に自然の力は凄いと感じました。 弘法清水までの道中、子供たちは夏季活動の楽しかった思い出を沢山話してくれました。お花畑は、雲の中でした。 どうやら、主人は子供のころからの「雨男」だそうで、昨年の千畳敷も霧と雨でしたので、その力強さに苦笑いたしました。
 弘法清水で少し休憩した後、1819mの磐梯山頂を目指しました。約40分位だったでしょうか、山頂に到着しました。 山頂は狭く、100人近い団員が一度に登るのは難しいと実感しました。山頂は相変わらず雲の中。 しかし、雲の切れ間から眼下に猪苗代湖と金色に輝く田んぼが広がっている景色が見えたときには、その雄大さに感動しました。 山頂は寒く、長袖にウインドブレーカーでも寒いくらいでした。20分くらい山頂にいましが、深い霧に覆われて爆裂火口を見ることはできませんでした。 下山。再びお花畑に着いたときには、なんと霧が晴れ、雄大な爆裂火口が目の前に広がっているではありませんか。 赤く大きな口をあけたような広大な火口原とその向こうに広がる桧原湖、五色沼を目に焼き付けました。山小屋でカップラーメンを食べ、下山しました。 子供たちは、私のリュックをかついでくれたり、手を貸してくれたり、その気遣いに感謝しながら必死で下りました。 途中で山小屋のご主人に追いつかれました。昨日から山小屋に一泊したそうで、3人交代で通っているそうです。 「さすが!」風のように私たちを抜かして行ってしまいました。
 その日は、東山温泉に宿泊。登山の疲れを癒しました。 翌日は、白虎隊と会津藩の歴史に触れ、幕藩体制の中で会津藩の果たした役割や藩政改革についても考えました。 最後は、野口英世記念館に立ち寄り、やけどした左手の手術によって医学の道を歩むことになった英世の意志の強さ、 地道な研究と偉大な功績に心を洗われて帰路に着きました。
 帰りは、東北道が渋滞しているようでしたので、常磐自動車道を通り、気がついたときには家の前でした。 思えば、日本には沢山の火山があります。火山は、地球の内側とつながっているような不思議な存在。身の回りの科学。奥深くて面白い。

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