このレポートは、かたつむりNo.343[2010(平成22)7.4]に掲載されました

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新林公園の野外観察
運営委員 鈴 木 照 治
 
ハナショウブ
■ハナショウブ
アジサイ
■アジサイ
ムクロジの花穂(つぼみ)
■ムクロジの花穂(つぼみ)
オカトラノオの花穂(つぼみ)
■オカトラノオの花穂(つぼみ)
 6月の活動は好天気に恵まれて始まりました。出された問題の中で、植物の名前を書き出して自分の名前をひろうというのは、かなり手間取る課題です。 私は前の日に下見をして、56種類ほど書き出し、五十音すべてそろうことを確認し、なんとかなると予想していました。 私の名前は、小池邸で見たスズラン、アオキ、ハナショウブ、アジサイで簡単に作れましたが、なかなか出来ない班員もいて、みんなで植物を探し回りました。 そのおかげで、ふだん見たいものだけ見て通り過ぎるところをていねいに観察することができました。 見た植物の名前を全部書き出したら、134種にもなったのには、私自身驚きました。(別表参照、この表は片瀬丘陵の植物目録になります)
 6月のかたつむりで問題にした巨大なマムシグサは見つからず、1mくらいのものしか見られませんでした。 ヤマツツジが見つからなかったのは残念でした。それでも、ヤマユリがたくさんつぼみをつけていて、赤い実をたくさんつけたオニシバリが何本もあり、 オカトラノオのつぼみをつけた群落も見つかって、片瀬丘陵の植生を充分味わうことができたと思います。 今後の課題として、ジャノヒゲ(藤沢中北部植生)とヒメヤブラン(鵠沼領域の植生)のどちらが見つかるかが知りたいところです。 私はギンランを葉だけで判断し、花を見てないので、100%の自信がありません。来年に課題が残ります。 ササバギンラン、クゲヌマラン、ハマカキランが見つかれば大発見になるのですが、どうでしょうか……。
マムシグサ(草丈1m) ■
■マムシグサ(草丈1m) ■
オニシバリの赤い実(辛い)
■オニシバリの赤い実(辛い)

新林公園植物一覧表
アキメヒシバ
アレチマツヨイグサ
アオキ(フイリアオキ)
アジサイ
アオギリ
アメリカセンダングサ
イロハモミジ
イノデ
イタチシダ
イヌビワ
イタドリ
イヌゴマ
インパティエンス
ウバメガシ
ウメ
ウラシマソウ
ウマノミツバ
ウバユリ
エゴノキ
エノキ
エゾミソハギ
エビネ
オカトラノオ
オギ
オニシバリ
オオバコ
オヒシバ
オオアレチノギク
オニドコロ
カツラ
カクレミノ
カラスザンショウ
カントウカンアオイ
カマツカ
カゼクサ
カラムシ
カジイチゴ
カキツバタ
ガクアジサイ
キャラ
キブシ(ナンバンキブシ)
キバナコスモス
キンラン
ギンラン
クマノミズキ
クワ(ヤマグワ)
クマガイソウ
クヌギ
クズ
ケヤキ
コムラサキシキブ
コブシ
コモチシダ
コナラ
コガマ
コスモス
ゴンズイサルトリイバラ
サワラ
シラカシ
シロダモ
シロツメクサ
シュウメイギク
シロヨメナ
シロバナヒガンバナ
シャガ
スズラン
セリ
ゼンマイ
タブノキ
タツナミソウ
タウコギ
ツワブキ
ツバキ(ヤブツバキ)
テイカカズラ
テンニンギク
トリカブト
ナルコユリ
ナツトウダイ
ニワトコ
ニワゼキショウ
ヌマスギ
ネズミモチ
ネムノキ
ノアザミ
ハナショウブ
ハゼノキ
ハギ(ヤマハギ)
ハエドクソウ
ハコネウツギ
ハンゲショウ
ハルジオン
ヒサカキ
ヒノキ
ヒマワリ
ヒメジョオン
ヒメムカシヨモギ
ヒガンバナ
ビワ
フジ
フタリシズカ
ブルーセージ
ヘビイチゴ
ホウチャクソウ
ホタルブクロ
ホルトノキ
ホラシノブ?
マキ(イヌマキ)
マムシグサ
マツブサ?
ミズキ
ミズヒキ
ミヤギノハギ
ムクゲ
ムクロジ
ムシトリナデシコ
ムラサキシキブ(オオムラサキシキブ)
メドハギ
メランポディウム
モチノキ
ヤマボウシ
ヤツデ
ヤブラン(フイリヤブラン)
ヤブニッケイ
ヤマユリ
ヤクシソウ
ヤブジラミ
ヤブミョウガ
ヤマノイモ
ユズリハ
ヨウシュヤマゴボウ
ヨモギ
リョウメンシダ
ワラビ
 (134種)

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