若い人が、進路を選ぶ際に、数学が苦手だから文系へ、と、はやばや決めてしまうのは考えものだと思います。
企業は、数学に強い文系を求めている、ということは、かなり以前からいわれていますが、もう少し掘り下げて、将来、
文系の人に求められる能力を考えると、それは、理系希望の人に求められることとかなり共通することです。
コンピューターにできることをただコンピューターにやらせるだけの仕事なら、わざわざ大学まで行って学ぶ必要はなく、
中学を出てすぐ、それを専門に身につける高校に行ったほうがいい。
それなら得意な分野で将来にわたって役立つ仕事にいち早く就くことができる(大学卒の学歴など後からでも取れる)からです。
その時の報酬はそんなになくても、趣味と両立させて楽しい人生を送るには、そのほうがずっといい選択肢といえるでしょう。
大学へ行っても思うところに就職するのはきわめて困難な時代です。企業が、大学出に求めているのは、
コンピューターにできないことをコンピューターに頼らず実行できる能力で、単なる応用力以上の創造力です。
何がそうした卓越した能力なのか、どうしてそれを見つけ、磨きをかけることができるのか、これこそがこれからの教育の課題です。
テレビで深夜の経済番組を見ていると、日本のこれからの最大の課題について、コメンテーターの答えは、教育制度で、
記憶力偏重の教育を改革すること、情報収集、企画、社会性などの育成や、創造性、感性が重視されるとのことでした。
科学少年団の活動を通してこれらのことに気付くきっかけができればと思っています。
今年の桜、ソメイヨシノの開花は平年並みでしたが、早咲き系の桜は、品種や個体により、早い遅いがバラつきました。
3月26日に大和、泉の森に行って、まだ満開のカワヅザクラを観賞しました。
■コブシ
■ヒガンザクラ
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■カワヅザクラ
■シダレザクラ
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