このレポートは、かたつむりNo.431[2016(平成28)09.11(Sun.)]に掲載されました

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この植物はいったいなんでしょう?
7班 7年 T.H.
 






 夏休み中、家族で栃木県那須町に旅行に行きました。
 旅行中那須ゴンドラに乗り標高1410mまで上がりました。
 地上の気温は29度あったのですが山頂駅では22度。 涼しくて地上では鳴きまくっているセミの声が全くせず、赤とんぼが大量に飛び回っていました。
 ブナ遊歩道を散策したところ変わった植物を見つけたので報告します。

 ネギ坊主のような丸い物体の大きさ半径2〜3センチくらい。松葉のように固いトゲトゲで、手で触ると針山のよう。 針の間には蜘蛛の巣のような白い糸状のものが絡まり埋まっていました。
 葉っぱはふきの葉のようでした。
 家に帰って植物図鑑を見てみたのですが何の植物かわかりませんでした。
 ついでに藤沢ではあまりみかけないアサギマダラが飛んでいたので写真を載せます。



(原稿に返事)7班 T.H.さんへ
運営委員 鈴木照治

このレポートは、かたつむりNo.432[2016(平成28)10.23(Sun.)]に掲載されました

 
 那須山の旅行で見た不思議な植物の写真を見てすぐ思い出したのはゴボウの花です。
 昔は、家の近くの畑にも、ゴボウが見られたのですが、近頃は見られません。 実物を見てないのですが、他に似た果実はありません。
 那須山にゴボウが生えているとは、とうてい信じられませんでしたので、図書館に行ってゴボウについて調べました。 すると、APS牧野図鑑では、ゴボウの原産地はヨーロッパ(冷温帯)で、食用にするのは日本だけ、 しかも一部雑草化していると記載されていました。
 那須山のような冷温帯(ブナ帯:標高600〜1200m)に生えることは、十分ありえます。 というわけで写真の植物は「ゴボウの果実」でした。



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