無題 | |
3班5年 T.K.母 | |
7月、近所の方から、お子さんとかいこ11匹を飼ってみませんか、と話がありました。 もともと息子がそんなに虫好きではなく、2年前にありの観察をしただけなので、せっかくのコロナステイホーム期間に観察してみよう、 そうしたらもう少し虫や自然が好きになってくれるかも、命のありがたさのようなものも学べるかも、と母は思い、頂いて、 親子で毎日近くの3本の桑の木へ、桑の葉をもらいにいく日々を送ることになりました。 案の定、お菓子のあき箱に入って、リビングのテーブルの上に置かれたかいこに、 最初はこどもたちは「ぎょえぇ!」「勘弁して〜」の反応でしたが、日を追うごとに見ることや世話することに慣れてきてくれました。 蚕たちは食欲旺盛。いつも「しょり、しょり」と葉を食べている音が微かに部屋に響き、ペットをお世話している感覚を覚えました。 問題はこの後です。1匹天に召され、8/16現在、2匹が8/13に繭になり、 残り8匹がまるまるとしたかいこのままです(成長の差はなんだろう)。 今後どうするか、息子と何度か相談し、「まずは新林公園の散歩道で桑の木を探して、全て繭になったら、 蛾になる前にそこへ置いてくる」程度の案しか、思いつかなかったです。 かいこをくださった近所の方からは、「そろそろかえしてね。自然にかえしても生きていけない子たちです。 繭はこどもの工作に使えるし、中身は佃煮にするから。 最初に繭になったタイミングから1週間以内に連絡ください」という連絡が先日ありました。 しかし、もらっておいて、果たして、それでいいのでしょうか。かと言って、新林公園に置いてくるのも少々後味が悪く。 また、蚕を専業で飼ってる方からするとありがたい「おかいこ様」という観点での呼び方もあると、知りました。 専業の方じゃなくても、かいこを含め家畜から命を頂いているという意味では、私たちみんな同じく、命を頂いています。 色々と考えている、途中です。息子は「自分はかいこじゃなくて良かった」くらいに最初は思っていたようです。 このかたつむりをご覧の頃には、どうなっているでしょうか・・・。
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