このレポートは、かたつむりNo.326[2009(平成21)4.5(Sun.)]に掲載されました

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タデアイを育てて藍染めをしよう!
運営委員 小 野 哲 夫
 
藍染めの前掛け
■写真1 藍染めの前掛け
沖縄の紅型
■写真2 沖縄の紅型
双葉の出たところ
■写真3 双葉の出たところ
 平成21年度の活動では、秋に藍染めを行うことを計画しています。これに使う「藍(あい)」を団員自身で育てましょう。 このために、種を配ります。

 藍染めは古くから作業着や前掛けのような日用品(写真1)に使われていました。 しかし、化学染料インジゴが発明されると、そちらに取り代われましたが、最近では民芸品などとして人気があります。(写真2 沖縄の紅型)

 藍染めは、「タデアイ」という植物の葉を用いて行います。 本格的に行う(本物?)のは「タデアイ」の葉を発酵させた「すくも」から行いますが、「すくも」を作るのは大変なことです。 しかしながら、生の葉から直接染める「生葉染め」という方法があります。これは木綿を染めることができませんが、シルクを染めることできます。 これを9月に行います。
 また、「すくも」とせずに、化学薬品を使うことによって乾燥葉から木綿を染める方法もあります。これは10月活動で行います。
 この二つの実験を、団員自身が育てた「タデアイ」の葉で行うこととします。


<「タデアイ」の育て方>
花壇で育てる草花と、ほぼ同じです。
  • 場所・容器;地面かプランター
  • 準備;石灰や肥料をよく混ぜるよう耕す
  • 種まき;4月中にまく
  • 発芽;芽が出るのに2〜3週間かかる
       この間、スズメに注意!
          (写真3 双葉の芽が出たところ)
  • 間引き・定植;15〜20pになるまでに、4〜5本ひとまとめにして30〜50p間隔とする
  • 水管理;水を好むが、飢えた状態にすると根張りが良くなるので様子を見て水をやる
  • 消毒;アブラムシが着きやすいので、必要によって消毒する。追加の肥料は定植後に少しやると良い


―なお、順次「かたつむり」に説明を載せます―




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