タデアイを育てて藍染めをしよう!5 | |||||||||||||||||||||
− 大きく育ったタデアイは、刈り取って干しましょう − | |||||||||||||||||||||
運営委員 小 野 哲 夫 | |||||||||||||||||||||
タデアイは大きく育ちましたか? 3月の春分の日に蒔いた種は、写真1のように50pを超える大きさとなりました。 でも、5月活動の後に種を蒔いたものは、写真2のようにまだまだ小さいです。 皆さんのは、どのくらいに育ったでしょうか? 二つの中間20〜30pでしょうか。
50〜60cmと大きくなったものは、写真3にように根元から新しい芽が出ることから数多くの茎が立ち上がった株立ちとなっています。 これを抜かずに(この写真は、分かりやすい写真を撮るために抜いていますが・・・)、写真4のように根元から10pほどの所から刈り取ります。 すると、写真に見えるように、刈り残した根元から新しい芽が出てきて、また同じように大きく育ってきます。これも、また育てます。
刈り取ったタデアイは天日干しして、乾燥葉にします。乾燥葉は写真5のように、刈り取った生葉の緑色から、藍色に変わります。 ――そうです。この乾燥によって、タデアイが生み出した藍色のもととなる物質が、藍色の色素であるインジゴとなったのです。 この乾燥葉を使って10月活動で「化学染め」で木綿を染めます。 (一方、刈り残した根元から新しく出てくるものはそのまま育てて、9月活動生の「生葉染め」用の葉っぱとして使います。) 葉っぱを乾燥するとき、タデアイ特有の臭いが少々まわりに漂います。ですから、電子レンジでの乾燥はあまりお勧めできません。 梅雨明け後に刈り取って天日干しするのがベストと思います。
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