タデアイを育てて藍染めをしよう!6 | ||||||||||||
―いよいよ、藍染めを行います― | ||||||||||||
運営委員 小 野 哲 夫 | ||||||||||||
9月活動、10月活動と、いよいよ藍染めを行います。 9月は、シルクを生の葉によって染めます。(「生葉染め」と呼ばれています) 葉っぱをミキサーにかけて染める液(染液)を作って、シルクを入れて染めます。 でも、それだけでなく、葉っぱの形をそのまま染めることも行います。 これはシルクの上に葉っぱを置いて、木槌などで叩いて(たたいて)葉っぱの汁を生地に移すことから、叩き染めと言います。 葉っぱの汁は葉緑素(ようりょくそ)の緑色をしていますが、叩くことによってアイの青色に変えて、シルクを染めます。 写真1は、生葉染めしたシルクのハンカチです。上の部分に叩き染めを行い、下半分を染液で染めたものです。 10月は、干した葉っぱ(乾燥葉)によって木綿の化学染めを行います。 本格的な藍染めは、干した葉っぱを発酵(はっこう)させて「すくも」としたものによって行います。 発酵は微生物の力を借りるのですが、これを化学薬品の働きで行うのが化学染め(「化学建て」と呼ばれています)です。 活動では微生物の力や、化学薬品の働きを一緒に学びますが、藍染めではただ染めるだけでなく、絞り染めを予定しています。 写真2は、絞り染めしたガーゼのハンカチです。輪ゴムで絞ったところは染液が浸み込まないので、白い模様となって染まります。 9・10月活動のためのタデアイの用意について
1ページの9月の活動の「持ち物」に書かれているように、タデアイは生葉と乾燥したものの両方を持ってきてください。
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