このレポートは、かたつむりNo.415[2015(平成21)7.5(Sun.)]に掲載されました

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ミニの稲を育てよう!(その2)
運営委員 小 野 哲 夫
 
 6月活動のとき「乙女稲」というミニの稲(イネ)を紹介しました。 そして、7月活動時に苗を団員全員に配ってあげる約束をしました。 マグカップなどの容器の準備はできましたか?
チャンと植え付けて、大事に育てましょう!
 植え付けと、育て方は次の通りです。

  1. 植え付け
  2.  乙女稲は水稲(すいとう)といって、本当は水田で育てます。 そこではイネは水浸しの状態ですから、植える容器は植木鉢のように底に穴が開いていては水が抜けてしまっていけません。 また、30cm程度にしか育ちませんのでインテリアとして室内に置くこともできることから、 花瓶とかマグカップなどが良く特にマグカップがおすすめです。
    マグカップに植え付けるには、右の図を見ながら次のようにやるとよいでしょう。
    1. 根が10 p程度伸びるので、土は12〜13p以上入れる。
    2. 苗の植え付けは、植えられているロックウールのまま根が土に隠れる程度に、なるべく浅く植える。
    3. 水は、土の表面から1 p以上の高さとなるように入れる。
      (最初は、土の中の空気が気泡となって出てくる)
    4. 置き場所は、日当たりのよい、風の当たらない窓辺などが良いでしょう。


  3. 育て方
  4. あまり難しく考えないで、先ずはチャレンジしましょう!注意することは、次の三つです。
    1. 水を切らさないようにする。
    2. 一緒に渡す肥料を、植え付け2〜3 週後にまく。
    3. イネの花が咲くころ(8 月末〜9 月初め)から、水を減らす。
      (土の表面が濡れている程度にする)


  5. 成長記録を付けよう
  6. 植え付けたイネを観察して、その成長を記録しましょう。
    たとえば、
    1. イネが成長して何センチになったか、その日にちと共に
    2. イネが分けつ(根本から新しい茎が出る)して、何本となったか
    3. イネの花の咲いた日にち
    4. お米ができた日にち、
    など

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