このレポートは、かたつむりNo.417[2015(平成21)9.13(Sun.)]に掲載されました

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もうすぐ、イネの花が咲きます
運営委員 小 野 哲 夫
 

9月8日の生育状態

イネについた害虫;イネツトムシ
7月に植えた稲は、市内の水田の稲より育ちが遅いですが、もうすぐ稲穂が出てイネの花が咲くでしょう。
市内の水田では5月の中ごろから6月の初めに田植えをしていますが、今回のミニ稲は7月初めに渡しているので、 1か月以上遅い田植えということになります。このため、多くの水田のイネの稲穂が黄色く色づき、 多くのお米がついているのに対して、これから稲穂が出て花が咲きお米ができることとなります。
それゆえ、前号の(その3)に示した8月25日写真のから成長して、この8日には右の写真のように大きくなりました。 茎は3cmから7cmにと伸び、その先には葉陰に稲穂がわずかに見えるようになりました。
写真のイネを育てると同時に、次の種もみを取るためのイネを別の容器で育てています。そちらの稲で大変なことが生じました。 イネに害虫がついたのです。青虫に似た虫で、写真に示すものでイネツトムシと言います。 イネの葉を丸めてその中に住み、葉を食い荒らします。大きくなると、2枚の葉を使って筒を作って葉をどんどん食べまくります。 食べられた葉は枯れてしまい、イネの成長が悪くなってお米もできなくなります。
このような害虫がいたら、退治しなければいけません。手で取ってください。 もし、手でつかむのが嫌でしたら、割りばしなどを使うとよいでしょう。
そして、稲穂が出て、イネの花の咲くのを待ちましょう!


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